8月3日(火)

★夏蒲団糊の匂いて身に添えり  正子

○今日の俳句
白粉の花を銜えて軽く吹き/平田弘
小さいが、ラッパ形をしている白粉花を銜えてみて、軽く息を通した。白粉花のいい香りが鼻先をくすぐり、花から小さな音さえ生れそうである。(高橋正子)

◇生活する花たち「ハイビスカス」(横浜日吉本町)

8月2日(月)

★這いはじめし子に展げ敷く花茣蓙  正子
赤ちゃんがはいはいを始めると、急に行動範囲が広くなり、目がはなせなくなります。赤ちゃん自身も動けることが楽しくてどんどんはっていきます。うれしそうな赤ちゃんの様子、それに振り回されながらも、またうれしそうな大人の様子が「展げ敷く花茣蓙」という言葉に集約されています。(多田有花)

○今日の俳句
頂の青筋揚羽雲に触れ/多田有花
山の頂には、こんなところまでよくも、というような蝶などを見かける。飛べば雲に触れそうな青筋揚羽もいて、驚き、また楽しい世界を作っている。(高橋正子)

◇生活する花たち「マリーゴールド」(横浜日吉本町)

8月1日(日)

★撒き水の虹を生みつつ樫ぬらす  正子
撒き水に陽があたって七色に耀く一瞬、傍に樫の木があるのでしょうか、葉っぱも濡れて光ります。近頃見られなくなった撒き水になつかしさ、涼しさを感じさせていただきました。(黒谷光子)

○今日の俳句
炎天に祭り用意の男たち/黒谷光子
炎天下、祭りの用意に余念のない男たち。汗をいとわず動く意気込みが、男らしさとなって、用意の段階から祭りを盛り上げている。(高橋正子)

炎天にゆったり揺れて蓮は実に
えのころに金の西日となりていし
水遣られもっともいきいき茄子の花
蓮の葉の傷みそめしは晩夏かな
尾瀬の地図辿りて冷房強くせり

○ブログ句会7月月間賞発表
藤田洋子さん、祝恵子さん。

○インターネット俳句コンテストの審査員諸先生に葉書。

○3時過ぎから、木綿のぶかぶかシャツを着て、日吉本町の花を探して歩く。この暑さに花もぐったり。百日紅、のうぜんかずら、蓮の実、日日草、えのころぐさなど。出かける前に「日吉本町の花」をネットで検索すると、正子の俳句日記が出てきた。これでは、自分で日吉本町の花を開拓するしかない。歩けばあるもの。

○下記を更新。
ネット短信No.73/2010年8月1日発信
http://blog.goo.ne.jp/suien54/
花冠10月号投句受付中!
http://www3.ezbbs.net/14/suien8/
原爆忌ネット句会/8月6日(金)開催!
http://blog.goo.ne.jp/kakan15/
新刊渋谷洋介句集『葉桜』
http://blog.goo.ne.jp/suien14/
第19回インターネット俳句コンテスト案内
http://internet-haiku.info/contest/
インターネット俳句センター
http://suien.ne.jp/haiku/

◇生活する花たち「木槿」(横浜日吉本町)

7月31日(土)

★冬瓜にさくっという音のみありぬ  正子
形といい、味といい、つかみどころのない冬瓜を「さくっという音のみありぬ」ときっぱりと詠んで、小気味良さを感じました。丸ごと1個いただくと困ります。困りますが、夏に何度かは食べたくなる不思議な味。冬瓜にはそこはかとない可笑しみもありますね。(後藤あゆみ)

○今日の俳句
水行を終えし僧侶の麻衣/後藤あゆみ
水垢離のあとの僧侶が、白であろうか、麻の衣をまとっている。ごわごわとした麻の衣が体に付かず離れずで、それも質素であって、目にもいかにも涼しそうである。心境が涼しい。(高橋正子)

○花冠9月号が印刷されて届く。月うちで届いたのは、水煙創刊以来。

◇生活する花たち「日日草」(横浜日吉本町)

子どもの俳句/10月号

子どもの俳句              高橋正子選評

大阪 小五 高橋成哉
★青い海明石海峡貨物船
青い海に大きな貨物船が浮かんでいるのは、いい景色だね。

★浜辺には青いパラソルきれいだな
浜辺に青いビーチパラソルがあって、涼しそうだね。
私も、きれいな海で泳ぎたくなりました。

愛知 小四 上島光太郎
★夜ご飯トウモロコシがおいしいな
トウモロコシは、おいしいね。きれいな黄色で、食べるとあまくて、わたしも大好きです。たのしい夕ご飯だね。

大阪 小三 高橋博己
★ビーチボール浮かんだり投げたり楽しいな
ビーチボールで遊ぶのはおもしろいね。

★海水浴小さい波がいっぱいだ
海水浴は、小さい波がいっぱいで、プールとはちがうよね。

大阪 幼年長 高橋周也
★かいすいよくうきわでぷかぷかたのしかったよ
うみはなみがあるから、うきわでういてると、たのしいよね。うきわがはずれそうにならなかったかな。

★あめやんでせみがいっぱいないてたね
せみは、あめがやむと、げんきよくなきだすね。あっちでも、こっちでもなきだしてるね。

愛知 幼年中 上島千晴
★よるのみちおつきさまがいいね 
よるのおさんぽかな。おつきさまがきれいでうれしいね。

7月30日(金)

★熟れきってまるきトマトの冷やされし  正子

○今日の俳句
湖へ虎杖の花咲きいそぎ/小口泰與
湖のほとりに虎杖の花が咲き急いでいる。夏が短い北国を思わせる。虎杖の花は小さく白い。散れば葉に埃がかかるように散る。夏の短さも、花のもろさも、みな移ろいやすさでえある。(高橋正子)

◇生活する花たち「白粉花」(横浜日吉本町)

7月29日(木)

★わが視線揚羽の青に流さるる  正子
強い夏陽の中を漂う揚羽蝶の帯模様。しかしそれが思いがけない速さで木や花のあいだを飛び翔ることがあります。そんなとき揚羽の青は網膜に一閃を残し、青を追う視線は宙を流されることになります。夏の日の輝きと揚羽蝶の流れる色彩を頂戴いたしました。 (小西 宏)

○今日の俳句
大きく晴れし南の空や凌霄花/小西 宏
南の空が広く眺め渡されて、その中にオレンジ色の凌霄花が咲き盛り、絵画的印象の強い句となっている。(高橋正子)

○猛暑続きでしたが、今日は雨。気温も下がり、暑さが一段落。

○花冠10月号の編集。巻頭抄、選後に、正子の俳句日記、正子俳句鑑賞、子ども俳句。午後3時半ごろまで掛かる。

○洋介さんの句集『葉桜』をクロネコ便で洋介さんあて贈った。明日午前中到着予定。
同人贈呈用の慣例で寄贈いただく。

○花冠9月号の発送用封筒の準備。洋介さんの句集は申込者に9月号の同封する。

7月28日のアクセス数
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◇生活する花たち「朝顔」(横浜日吉本町)

7月28日(水)

 ドイツの旅平成2年夏
★ラインのぼる巨船の人の裸かな  正子
夏のライン河を大きな船がのぼっていく動きがおおらかです。日光と風にさらされた裸は、ゲルマンの男でしょうか。船上の開放感は格別なことでしょう。夏のドイツの旅の気持ちよさが、この一句にありのままに投影されていると思います。 (池田加代子)

○今日の俳句
まっくろな錨巻き上げ夏港/池田加代子
夏の港は、独特な雰囲気があって、開放的で、いきいきとした動きが感じられる。海から巻き上げられる鉄の錨はまっくろで、潮を滴らせ、その色さえ、夏の色であることの驚きがある。(高橋正子)

◇生活する花たち「ハイビスカス」(横浜日吉本町)

7月27日(火)

 富士登山7合目辺り
★稜線の夏空切るを見つつ登る  正子
「稜線の夏空切る」で、夏空にくっきりと聳える富士の偉容が読むものに迫ってくる。「見つつ登る」とあって、頂上を間近にした登山者の、気持ちの高ぶりが感じられる。登山の経験のない者にまで、夏の富士に登ってゆくような気持ちにさせてくれる。(山中啓輔)

○今日の俳句
一色の青田の色となりにけり/山中啓輔
今、青田は「一色」である。「一色」の青さには、疵も不揃いもなく、すくすくと育つ青田が表現されている。「一色の青田」は、よい観察であり、またよい発見である。(高橋正子)

◇生活する花たち「睡蓮」(横浜市都筑区山田富士公園)

7月26日(月)

 横浜
★女学院の丘の緑の梅雨明ける  正子

○今日の俳句
大小の波を重ねて子等泳ぐ/上島祥子 
「大小の波を重ねて」は納得する描写である。大きい子も小さい子も入り混じって泳ぎ興じるときの大波小波。きらきらとした夏の日差しまで思う。(高橋正子)

◇生活する花たち「昼顔」(横浜日吉本町)