昨日の厳しい寒さが緩み、快晴。
金蔵寺へ梅が開いているか出掛ける。本堂の前の小さい木が満開。寺の玄関前の大きい梅はまだ蕾。
梅蕾まったき空の青の中 正子
梅開く本尊の戸は閉まれども 正子
寒晴れの塵なき空のさびしさよ 正子
梅蕾病者の指に日に当たる 正子
梅の花木が小さくて古寺めける 正子
瀬戸内も雪降る朝か実南天 正子
昨日の厳しい寒さが緩み、快晴。
金蔵寺へ梅が開いているか出掛ける。本堂の前の小さい木が満開。寺の玄関前の大きい梅はまだ蕾。
梅蕾まったき空の青の中 正子
梅開く本尊の戸は閉まれども 正子
寒晴れの塵なき空のさびしさよ 正子
梅蕾病者の指に日に当たる 正子
梅の花木が小さくて古寺めける 正子
瀬戸内も雪降る朝か実南天 正子
晴れ。大寒だけあって、最高気温は10度にならない。8度。昨日は、風が強く冷たい日だった。
寒満月黒猫道に出てあるく 正子
黒猫の脚のしなやかに寒満月 正子
節分の面に柊・豆殻付けてあり 正子
大寒のあかるき窓辺机寄せ 正子
満月の夜に猫があるく。しかも黒猫。これを見つけた。黒猫たちの密会がはじまりそうだと思うと、愉快。
「自由な投句箱」は、会員の皆さんが毎日3句までなら、自由に投句できる。毎日投句される方が4名ほどおられる。これには驚嘆しているが、一句に丁寧に、緊張をもって向き合わなければ、全体として、花冠が妙な方向に行くので気を付けている。これはなかなか非常に厳しい。中には文芸も社会も一緒くたにする者がいて、名誉棄損だと500万円請求して来た。警察があきれるほど事件だった。
昨日、ラジオで作曲家の池辺晉一郎さんが、大学院生のころだったか、「一曲では、ひとつのことを言えばいいのだ。」と師より忠言があったという話をしていた。俳句も「一句では、一つのことを言えばいい。」のだ。これが難しい。よくよく、自分の言いたい一つは何かをよく突き詰めてからのことになる。
晴れ。大寒にしては暖かい。
子の家出て冬満月を仰ぐなり 正子
ホームより車内あかるき冬灯 正子
並走す夜の電車にみな着ぶくれ 正子
俳句添削教室へ悪質な書き込みはすでに処理したが、マスコミが俳句を触りすぎる影響なので全く嫌気がさす。俳句を出汁にして、江戸時代の興行俳句以下だ。
1月も20日になる。年を取ったし、絶対に好きなように暮らそう。「シックに暮らす」という言葉を最近どこかで見たが、そこまでいかないまでもそうできたらいい。
晴れ。寒さが緩む。
寒晴れに一鉢の花買い来たり 正子
寒晴れを歩きて関わる人もなし 正子
夕月へ冬鳥ゆるやかに飛べり 正子
綱島郵便局へ行く。秀之さん宛ての年賀はがきが、「宛先が不明」で戻ってきた。秀之さんからの年賀はがきをもって確認に出向いた。局員に確かめてもらうと、確かに宛先は間違っていない。大阪の郵便局に問い合わせるとのこと。年賀はがきぐらいと、おわびもないし、なんてことはない。字が読めないんだ。厚生省なんて、計算ができないし。
「俳句四季10月号」を送ったお礼状などが届く。
臼田亞浪先生のお孫さんご夫妻から、祖父も活躍を喜んでいるでしょうと。
京大の西村先生から、大変懐かしい写真だった、二人の俳句を味わっていると。
盛岡の光雅さんから、お祝いのメッセージと、本場の盛岡冷麺を。
愛大医学部の四宮先生からは、俳句の土壌と題した徳島大学医学部や阿波青畦のことなど。愛大医学部一期生の東京医科大学の吉田健一さんのことも書いてあった。青畦は法医学の教授だったことを初めて知った。
晴れ。
寒空の青さかがやき電話鳴る 正子
寒空や市原悦子の葬があり 正子
デイリー句会の選とコメントの最中、電話がしつこくなる。出て見れは、英語だ。いつもの通り、なんとなく、Hello! Yes,this is Nobuyuki Takahashi.と答えてはっと気づいた。私はNobuyukiではないし、信之先生に廻しても耳が遠いのでいい加減な話になっても困る。今私は、外国には注意し気を付けている。用事を聞かないで電話を切る。
なんとなく、軽い吐き気がするので、ビオフェルミンを飲む。予防注射をしているもののインフルエンザにかかりかけているのかも。
冬三日月金色鋭く空を切り 正子
桜餅寒中なれば白き色 正子
信之先生の恩師先生が昨年12月亡くなられたと奥様より喪中葉書が届いた。
信之先生の恩師となられるかたは、全員亡くなれたことになる。今度は自分の番かと。
ご霊前を送りに綱島郵便局まで歩く。帰り道、源の吉兆庵で和菓子を買う。
桜餅、蒸しきんつば、豆大福、栗饅頭。桜餅もきんつばも豆大福も塩がぴっと効いている。
小寒の窓辺の光そのしずけさ 正子
病いくつか持つしずけさよ寒の中 正子
芹摘みし子どものころの川の岸 正子
寒中の蜜柑となって甘さ増す 正子
流行り風邪光あかるくなって来て 正子
何もない冷蔵庫さっぱり寒の入り 正子
●ネット短信N0.359号発信。一月月例ネット句会の案内。
日常に戻る。黒豆と田作りを残して。正月のものが無くなる。冷蔵庫がさっぱり。
正月の食器・重箱などしまう。
正月料理の人気だった料理、材料の大体の必要量などを来年のためにメモ。煮しめはNHKの今日の料理を見て作ったが、いまいち。来年はやっぱり自分流でいこう。
第一人気は、加賀の笹の葉でくるんだ蟹や海老、穴子など載せた蒸し寿司。鯛と平目の刺身に伊豆の智久さんの山葵。酒蒸し海老。ローストビーフ。寒天。大根なます。土井勝先生のレシピの黒豆。来年は蟹を奮発しよう。
七草。
七草を炊くためガスの炎を青く 正子
粥まぜて七草青菜の香り立つ 正子
七草の朝日も風もあたたかし 正子
山茶花に七草の空あおあおと 正子
「俳句四季10月号」を年賀として13名に郵送。
ネット短信発信。1月月例句会の案内。
デイリー句会の★印とコメント、秀句の選。1日から今日まで6日分。皆さん熱心に投句されているので、今日を切にと頑張る。
昨年の「俳句四季10月号(花冠35周年特集)」を年賀状の返信に添えて送る。13人。信之先生の大学関係、親戚、それに旧花冠のメンバーの方たち。花冠を退会されても、ずっと賀状を送ってくださる。それに臼田亞浪先生のお孫さんご夫妻に。
明日は、ネット短信で1月ネット句会の案内をする。これが、今日できなかった。
買い物。
京都の焼き栗。大きな栗で、河津桜を見に行ったとき、露店で売っていた、あのくらい大きな栗。一袋買う。レンジで温めて食べる。
古賀屋のどら焼きを買う。餅の粉を皮に使っているので、皮が薄いのがいい。
天一書房で年賀用のシャチハタスタンプを買う。偶然見つけた。ところで、今年は年賀はがきをまだ出していないのだ。明日の日曜に年賀の返事を出す。