曇り。
●本阿弥書店のアンソロジー「俳句の杜」に美知子だんが参加予定。2019年の見本を見た美知子さんから、序文がないと連絡あり。参加者は俳人協会の方が多く、五十音順の並びとのこと。装丁は、美知子さんの『島の春』にそっくりとのこと。
序文のことは、編集者に連絡を入れてみると話す。俳壇のアンソロジーは、2015年12月に「俳句の宙」として発刊。その後、年に2回「俳句の杜」(6月刊行)、「俳句の宙」(12月刊行)がある。
両方ともアンソロジーであるが、「杜」と「宙」ではどう違うのだろう。これも情報がない。序文がないのは、誌面構成としてどうなのか。ただの寄せ集めになりはしないか。
●起き抜けにベランダに出ると、昨日植えたルドベキアが元気で黄色い花に目が覚める。トレニアの紫と白いペンタスを寄せ植えた。あと、萱のようなものを植えたい。
昨日葉を切り込んでプランターに植えなおした金魚草は、よく水を吸って元気。脇芽が出て花をさかせるかどうかは、不明。
●ついに整体に通うことに。
晴れ。
梅雨晴れの朝のコーヒー香を高く 正子
ふうせんかずらの蔓が空気にまっすぐに 正子
白シャツの干されて風に音のあり 正子
白シャツを揺らしづめたり朝の風 正子
小雨。風が強い。台風のような雰囲気。
駅前の花屋に向日葵・黄花あり 正子
コロッケと向日葵と買い小市民 正子
●日吉駅前の花屋でルドベキアを一鉢買った。数日前見たときと違う種類みたいだったが、ポップで明るいので寄せ植えにしようと思う。ネットでルドベキアの寄せ植えを参考までに探した。縞萱のようなグラスを組み合わせていた。なるほど、なるほど。
ルドベキアはハンゴンソウの種類らしい。8月の終わりごろ尾瀬に行ったとき、片品村だったか、ハンゴンソウがたくさん咲いていた。季節のせいか、ちょっと寂しい印象だった。
●定額給付金が振り込まれていた。ほとんど忘れたころ。お金がないくせに、お金は要る人が使わなければいけないとつい思ってしまう。
曇りときどき雨。
●自由な投句箱6月23日~29日までの秀句を選び、コメントをつける。現代語の俳句を標榜しているが、投句には、古い平安時代の古典語を使っているのもあって、なかなかどうして。
●昨日俳壇の黒部さんから電話。アンソロジーの話。23日に返信したのを昨日確認されたとのこと。どこで滞っていたのだろう。知名度なしなので、見逃されたか、とひがむ。
●ポスト新型コロナで、花冠がこれまで細く長くやってきたことが、力を発揮してきているような兆候を感じる。新生活様式で花冠方式も捨てたものじゃないと。早く進み過ぎていたのかも。
●腰痛緩和をめざして、きき湯の入浴剤を入れて朝風呂。コルセットで筋肉を補助し、血行を良くすることが肝心なのだろう。徐々に楽になっているが、完全ではない。
雨、午後曇り。
●ここ数日腰痛で、気分悪く、ネットの仕事や家事はかどらず、本も読めず、なぜか疲労困憊という感じなのだ。特に右足があがらない。靴をはくときは、手て脚を持ち上げて靴を履く有様。歩くと足が緊張してしまう。かなりひどい。外科に行く前にできることをやろうと、入浴剤の「きき湯」を買って来て、以前腰をねんざしたとき整形外科で作ったコルセットを使ってみた。1日目に、ずっと楽になった。2日目、かなり楽になったので味をしめ、きき湯を入れて朝風呂。コルセットをほとんど一日つけている。しかし、まだまだ。3日目の今日、徐々に楽になっているが、歩くと右足がつっぱる。
●夕方、数か月ぶりで句美子が訪ねて来る。午後、腰痛を気にしながら、スコーンとジャムを作る。プレーンスコーンだが、サックサックにできた。出来上がりに清潔感があって、頬がうっすら日焼けしたように焼けた。5月23日の新聞の切り抜きレシピに頼ったのだ。ポイントは、薄力粉、強力粉を半々に混ぜることらしい。なおよかったのは、無塩のエシルバターがあったこと。サワークリームは前々から買っていて冷蔵庫にあったこと。BPは、200gの粉に大匙1で、多め。そして砂糖は粉砂糖。句美子は、なにもつけない方がおいしいといっていた。エシルバターのせいじゃないとも。たしかに、いままでで、一番おいしかった。
朝、雨。のち曇り。
●俳壇8月号、プレミアシートの原稿校正。訂正は無し。ファックス送信できないので、電話で校了を伝える。編集長、なんだか、素っ気ない返事。
朝大雨。夕方曇り。
●角川「俳句7月号」花冠の広告掲載誌が届く。
●日吉東急ビルのdocomoショップに寄って、解約書類をもらう。コロナでショップがしまっていたので、やっと店に行けた。
晴れ。
昨日は雨、今日は晴れて、信之先生の病院へ付き添い。「今日はどこが悪いのか」と。「特に悪くはないですが、薬がなくなったので。」診療所前のやまももの実が熟れてたくさん落ちていた。昔なら、子供は喜んで食べたのに。先週JAの直売所でやまももを1バック380円で売っていた。買おうかな、と思ったが、さくらんぼにした。ちょっと食べてみたい気がする。梅雨に濡れたやまもも。梅雨の山のしたたりなど思い出す。
曇り。
●6月月例ネット句会の終わりの挨拶を書く。
https://blog.goo.ne.jp/kakan02d/
●句美子がメールで、白金台の自然教育植物園にノカンゾウ、アサザ、クサフジ、イヌヌマトラノオが咲いていると知らせてきた。土曜に出かけたとのこと。この辺でもノカンゾウが咲いている。去年はアサザのある池でトンボが孵ったばかりのところを見た。翅を乾かしていた。
曇り。
夏至の朝光あまねく白みたり 正子
夏至はしずか父の日はまたしずか 正子
よく匂う青紫蘇握り飯に巻き 正子
コーヒーに暖を取るべく夏至の夜 正子
●今日は夏至。今朝の「音楽の泉」は、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲。バイオリンは、アンネ・ゾフィー・ムッター。その途中、横浜、神奈川に大雨注意報。穏やかな曇り空の朝に、信じられない予報。夜干したままの洗濯物を取り込む。
バイオリン協奏曲のあと、「真夏の夜の夢」。
シュークスピアの「真夏の夜の夢」を思い起こしたが、この「真夏」は、いつのことを指すか、私はいまだ頭が混乱している。真夏の夜は夏至の前日なのか、五月祭の前日なのか。「夏の夜の夢」と訳した作品もある。「真夏の夜の夢」と最初に訳したのは坪内逍遥。いま、この訳を擁護する人が出てきている。メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」を聞くと、夏の明るい白んだ空気感に包まれる。一番いい季節の明るさが想われて夏のヨーロッパに行きたくなる。
●ラジオ「朗読の時間」で『二十四の瞳』が放送されて、今日三十五回で終わり。ラジオをつけたとき放送されていれば聞く程度だったが、大石先生が戦後教師として復職したからの物語は、忘れてしまっていた。たぶん、復職してからは、大人の話。機微がよくわからなかったのだろうと。思えば、大いなる反戦物語である。戦後、夫に戦死され、青柿を食べた末の女の子も、母親も亡くし、復職して出会った小学一年生たちは、ちょうど私と同い年ではないかと思った。書かれていることは、リアル。私の村でもあった。戦後の庶民の悲劇や苦難が、友達や親や近所の人たちの様子がありありと思い出される。思い出して沈みこんでしまった。
物語は、復職した大石先生の歓迎会で、海の見える窓に寄りかかって荒城の月を歌う女子に、教師となった女子が背中にしがみついて泣くところで終わる。戦後7,8年経ったときのこと。アルマイトの百合の絵の弁当箱が印象に残るが、これは、私もあこがれた弁当箱。百合の絵の弁当箱は持つことはなかった。今わが家に四十になる息子が幼稚園のとき使ったアルミの弁当箱がある。プラスチックもあったのに、アルミのが少し高いが欲しくて買った。ドナルドダックの絵。まだ新しい感じもあって、使わないのに捨てがたいのは、二十四の瞳のせいかもしれない。