9月11日(金)

曇のち晴れ。
●昼過ぎ急に雨。5分ほどで止む。
●里の妹より葡萄が届く。シャインマスカットは今流行りだが、ずいぶん前から送ってくれている。ニューベリーAも入っていて、これは私にとって葡萄の元祖的存在。
●俳句の原稿締め切りが近いが、集中できてないような、疲れたような気分。気温が少し下がった夜中から朝方にかけて俳句が浮かぶことは浮かぶ。暑いのがいけない。
ものごとを為すには、「集中力」にかかっている。それは分かっているが、人間が違うんだろう、棋士の方なんか、1時間半とか考えて一手打つこともあるようだ。

9月9日(水)


晴れ。

●暦の字面でいえば、今日は重陽の節句。陰暦の9月9日は、新暦の10月25日。今日はまだ暑くて、とても菊の花を思い浮かべることはできないが、重陽と聞けば、秋だなあと。今夜は秋刀魚かなあ。

 ●冷凍のブルーベリーでジャムを作って一週間ほどに。小麦の味がいい食パンに塗って、カナッペのようにした。ジャムより食パンがおいしいじゃない。ここのところ、ジャムはずっと冷凍ベリーで手作り。ブルーベリーや木苺などのミックスベリージャムを友人に配ってみると、これが一番人気。高級ジャムには及ばないが、満足度は高い。

9月8日(火)


晴れ。

星一つ出ている空や鉦叩   正子
 ブルックナーのミサ曲
ミサ曲の続くかぎりの鉦叩   正子
秋暑しみぞれ氷のうれしきも  正子

●超大型台風10号去る。まだ被害の全容は分からないかもしれないが、思ったより亡くなった方が少なかったのはよかった。2人死亡、4人行方不明。

●台風が去って、風が窓から入るようになった。レース越しの朝の日が、秋らしい。ボーチュラカは、差し芽をしたのによく花がついている。日当たりのかも。ミニ薔薇は花をつけて、けなげに新芽を吹き出した。

●秋海棠の季節。伊予灘が見える高台のお寺の秋海棠が懐かしい。秋海棠を花屋で見つけて買いたい。

9月7日(月)


●曇り。時に大雨。

●台風10号は、北九州から釜山のほうへ行ったらしいが、離れていても時に本降りの雨。

●元のところへ宅急便を送る。とちの実を公園で拾ったので、それを殻が壊れないようにセロファンの袋に入れて詰めた。とちの花は見ていないが、咲いていたのだ。木の実が落ちていれば、拾いたくなる。どんぐりは、動物の餌なので拾わないでという公園もある。ほんとは拾ってはいけないのかもしれない。

9月6日(日)


曇り。気温、31度。蒸し暑い。

水栓の更地に突っ立ち月光に 正子
水栓を囲み虫鳴く大更地   正子

●台風10号がいよいよ接近。南大東島、沖縄、奄美大島は通過。五島列島へ向かう予想。
最大級の台風。瞬間風速70mとも。午後2時ごろから日照雨。雷。相模原は大雨。

●食欲減退。サザエさんの長谷川町子さんは、たぶん、胃が弱い方ではなかった思うが、桜新町の出前屋さんの話。うなぎの出前を週2回ぐらいしていたとのこと。昨日夕食のとき、信之先生が、最近よくうなぎをよく食べている気がするという。そうです。週2回ぐらい提供している。結局、食欲がないときは、うなぎが無難。無駄がない。

9月4日(金)


晴れ。焼けつくような残暑。

●この暑さは何?というほど暑い。かきごおり、抹茶と小豆を買い込む。

●角川11月号の俳句7句を作らなくては。プロ意識が薄弱なのだろう、原稿は何回か頼まれているが、頼まれるたび、どうすればいいんだろうと考えてしまう。

9月3日(木)


曇。

●台風9号が去って、台風10号が近づいている。台風圏の半分が九州を通過するらしい。伊勢湾台風より大きいと言われている。気が付けば、蝉の声が聞こえなくなっている。

●句美子の誕生日。うすいピンクのミニ胡蝶蘭を成田花園から送ってもらった。喜んで、2回メールが来た。句美子の年は、花冠の年数と同じ。世間では、9月3日はドラえもんの誕生日ということで、愉快な日。

●夜更け、今日中に済ませたくて、角川年鑑の自選5句を投函。ひととおり、去年9月から、今年8がつまでの句を拾い上げた。ブログに書き流してしまっている。拾い残す句がない、と思いつつも。ままよ、とまとめて提出。これからは、心して作ろう。締め切りに合わせ短歌や俳句を作るのは、プロなんだそうだ。

●8月4日からアマゾンと楽天からのメールが毎日2通ぐらい来ているが、ネットで内容を検索して迷惑メールと確認。警察に連絡するつもりだったが、削除。

9月1日(火)


曇り。
涼しい風が吹くが、蒸し暑い。
●ハート内科へ。問題なし。
●薬局で滅菌ガーゼを買う。ガーゼがやっと手に入るようになった。かすり傷がなかなかなおらない。アスピリンを飲んでると傷が治りにくいと薬剤師さんがいう。

8月31日(月)


曇り。

朝顔を挿してより水きらきらす     正子
いちじくの輪切りとろんと飾られて   正子
ふうせん蔓枯れ色少し見えはじむ    正子

●夕べNHK[の古典芸能鑑賞で「翁」「那須与一語」「無布施経」を見た。久しぶりに面白かった。「翁」の千蔵は、野村真之介。少年らしさがよかった。「那須与一語」は、野村拳太郎の披き。熱演だった。「無布施経」の御坊は、野村萬、施主は野村万之丞。萬のお坊さんは、おかしみとかなしみがあって、本当によかった。施主を呼びだすのに、「万之丞殿」と、役者名で呼んだあり、お経が、はじめは朗々と「南無妙法蓮華経」であるが、あとはお経をそれらしく「にょろにょろ?」といった感じの略で、一人笑った。万之丞は、野村三兄弟の長兄らしい。野村萬三代のファンになった。

能や狂言は、劇中に没頭して見るようなことはなく、時間の流れにそいつつ我を返りつつ見ている気がした。

●昨日夕方句美子が林フルーツのケーキを土産に持ってきてくれる。いちじくがちょうどいい感じに熟れて季節だなあと思って食べた。

●秋刀魚、初物は一匹1000円の祝儀値。初物は大切に扱われるので、少し高くても買うとよいことらしい。秋の声を聞けば、すぐにでも秋刀魚を食べたい。コープに秋刀魚の焼いた冷凍があったので買い置いた。便利だからと句美子に持たせた。焼き魚の冷凍は、焼き具合がよくて忙しいときは、かなり便利。

8月30日(日)


晴れ。

●今朝悪い夢を見た。高校のようだが、学校の授業でひとりずつシャンソンを歌うことになった。みんな次々歌って、私の番に。何故か順番で「枯葉」を歌うめぐり合わせ。歌うときになって、譜面台の楽譜がめくれない。そのうち、イントロが始まったが、それでも枯葉のところがでてこない。楽譜を手にもって、さも落ち着いているように、次々進む音楽を聞いているだけ。ついに終わった。審査の先生が数人おられるが、うつむき加減にくすくす笑っている。友達はあきれて軽蔑の眼。吐き気がするほど緊張して、このことを忘れてはならないと言い聞かせているところで、目が覚めた。実際目が覚めると、吐き気がする。胃が痛む。ラジオを点けっぱなしていたので、「さくらんぼの実るころ」が聞こえた。夢うつつのとき、ラジオでシャンソンを歌っていたのだ。それにしても、この倦怠感、むなしさ。残暑の疲れかも。早く涼しくなれ。