10月28日(水)

曇。
●朝、ストーブをつけてネットの仕事。
●ベゴニア、薔薇などが鉢植えが元気いっぱい。
●火星が地球に近づいているらしく、毎夜、月と火星が一番目につく。NASAの火星の写真をダウンロードしているが、周辺の水色と中央部の赤みがかったベージュがはっきりしている。
●栄太郎さんへ
ありがとうございます。
◎角川「俳句11月号」(高橋正子7句より)
①廣田洋一さんのコメント
題名にされた、
★萩刈られ土に月光ひろびろと
がとても良いと思いました。萩が覆っていた地面が、萩が刈られたことにより、明るくなった情景が良く見えます。月光が広く照らすのを、土に焦点を当てたのが新しいと思いました。
②小口泰與さんのコメント
今日の先生の俳人作品七句はすべで感銘いたしました。特に印象深かった句は
「枯萩」の句と「萩刈られ」です。
③古田敬二さんのコメント
★栴檀の実の金色は城山に  正子
栴檀の実は20年前に松山へお邪魔した折に初めて知りました。懐かしく思い出しました。
④祝恵子さんのコメント
★萩刈られ土に月光ひろひろと
今まで萩で覆われていた場所にそれが刈られ、広くなった場所へ月の光が輝いて、明るい月と土の匂いもしてきます。
⑤高橋秀之さんのコメント
★白萩の黄葉してより清らかに
白萩も黄葉してくると、雰囲気が変わります。秋もいよいよ深まってきたという感じが伝わります。
★萩刈られ土に月光ひろびろと
萩を刈ってひろひろと見える地面の水たまりに月が映ってるのでしょうか。すっきりとした秋のひとこまです。
⑥川名ますみさんのコメント
御七句、心に沁み入りました。
〈特に好きな句〉
★枯れ萩の枝の弾みを括るなり
萩は、花が枯れると、来年の芽のために根元から刈り取ります。でも、その枝には勢いがあって、括るにも抵抗を感じます。萩の芯には確かな命があり、脈々と続いている。そう実感する「弾み」です。
★萩刈られ土に月光ひろびろと
萩の花が枯れ、刈られ、うすくかけた土が広がっています。さっぱりしたような、寂しいような景色ですが、月がさすと、さらに異なる眺めが。平らな土に月光が映えて、美しく広やかです。
 
⑦柳原美知子さんのコメント
どの句にも晩秋の光と深い静けさが感じられ、感銘をうけました。
特に好きな句
★萩刈られ土に月光ひろびろと  正子
 枯萩が刈られ、空地となった土に沁み入るような月光のさやけさに心打たれるとともに、今はなき萩の美しい姿が月光に浮かび あがるような気がします。
★鉦叩夫に聞こえず淋しがり  正子
共に虫の音を聞き、月を愛で、草花を愛で、お互いに慈しんでこられたご夫婦の愛と絆に感動いたします。今まで聞こえていたものが聞こえなくなるのは淋しいものですが、共感してくださる奥様がいるのは有難いですね。
★鶺鴒に水張るように潦  正子
「潦」の一語の力を感じます。水たまりからサーッと水が鶺鴒へと流れ出る様子を「水張るように」と詠まれたのが 硬質な羽と尾を持つ鶺鴒とよく合っていると思います。清冽な句で心惹かれます。
⑧桑本栄太郎さんのコメント
★白萩の黄葉してより清らかに
白萩はそれだけでも清らかな風情ながら、同じように小さな葉が黄葉となれば、殊更晩秋の風情が出ますね!!。
★萩刈られ土に月光ひろびろと
萩の花の終わりでしょうか?来年に為に刈り取られたその後は、地面が広くなり月光が豊かにが射しています。
★鉦叩夫に聞こえず淋しがり
信之先生は、少しお耳が遠くなられたのでしょうか?やはり秋ともなれば、虫の音が聞こえないと味気ないようです。
★この路地を河原と思い石叩き
白と黒のツートンカラーの石叩きです。この路地の舗道の上を河原と想っているのでしょう?尾羽をピコピコあげなが野、ツツツツツと早足に歩いています。
⑨吉田晃さんのコメント(はがき)
磨き出された七句を幾度も読み返しております。花冠投句以来一句でも多くと頭ををひねっております。出来たものはリアリティがなく、日常がなく、写生がなく、深さもないものばかりですが、少しでもそれに近づきたいと考えております。この本で勉強させていただきます。
皆さまからの貴重なご感想をいただきました。励みに精進したいと思います。
ありがとうございました。

10月27日(火)

米櫃に新米移す音弾み  正子
●角川11月号を昨日会員の皆さんに郵送したが、はやくも2人から返事をいただく。
●アマゾンに頼んでいた絵本2冊が届いた。『From Head to Toe』とばかり思って中をくっていて、びっくり。ドイツ語じゃん。表紙を改めてみると『Von Kopf bis Fuss』となっている。これはこれで面白い。誰にあげるわけでもないが。
『Today is Monday』は、楽譜付き。ペーパーバックだが、大きさも、字のフォントも十分。
●今日、リハビリ。リハビリの先生が、プレバトを見ていて俳句に興味があると言っておられた。謙遜して、「僕らの見ている俳句は川柳に近いんでしょうね」と。なんだかわからいが、つい「そうですよ。」と答えた。「俳壇8月号」の私の句の掲載号を差し上げた。

10月26日(月)

晴れ
無花果の輪切りとろんとゼリーの上   正子
夕初めて子に揚げている牡蠣フライ   正子
ぎんなんの落下しそうもなく枝に    正子
●いい天気なので、10時半ごろ信之先生を散歩に連れ出す。金蔵寺まで。境内にはだれもいない。帰り喫茶店に寄るつもりが、今日は休みだった。
●町内の郵便局で、角川俳句11月号を郵送。封筒は角川から送くられた開封専用のもので第三種と明記。ところが、郵便局の女性が付録の手帖があるから三種はダメとかいって、本局に電話。本局からは、大丈夫という電話をもらっていた。それでも不審がって、開封した穴から訝しげに覗くので一つ封筒を開けて中身を取り出して、納得。封筒はすこし破れた。セロテープで補修して、全部で15冊郵送。こういうのを不愉快というのでしょう。
●印刷機の紙送りの調子が悪くなり、給紙がうまくいかない。詰まった紙を出そうとするが、一度に10枚くらい吸い込んでいる。指で掴んでひぱってもどうにもならず、道具箱からペンチを持ってきて掴んで引っ張り出した。意外とすっと取れた。ペンチの力はすごい。印刷機を覗いてみると、うっすらほこりが溜まっている。古くなって、油切れで回転が悪くなったのかも。今日は一枚ずつ印刷。これから年賀状を印刷したりするのに、いざとなったとき、印刷ができなくなりそうな予感がする。新調すべきか。
●昨日夕方、句美子がおそうじロボットを持ってきてくれた。試しにダイニングを掃除。椅子の脚のあいだには入らない。下に置いてあるものを上にあげてからの話。赤外線のストッパーを使わないでドアを開けたままにすると、外へ出ていくから気を付けてということ。

10月25日(日)

晴れ
●今日からスマホを使うことになった。初期設定をして、最初にメールと電話を使う。句美子にメールしたが「入力途中の宛先があります」、となって送信できない。これはなに?自分宛は大丈夫。実家の妹からのメールは届いている。句美子からのメールも届き、返信もできた。句美子が具合を見てくれることになった。
●角川「俳句11月号」(正子7句掲載号)を注文していた20冊が届く。午後花冠会員宛郵送準備。俳句をつくらない知人には、句に送り仮名をつけた紙を挟んだ。
●ピーマンを丸ごとグリルで焼いて、鰹節と粉チーズ、醤油をかけて食べる料理があった。作ってみると、簡単で熱いところがおいしい。種も食べるようにあったが、さすが、種は残した。野菜のグリル焼きがいろいろある。そういえば、焼き茄子もグリル焼き。南瓜、いんげんなども指南があった。

10月24日(土)

晴れ。
鵯の鋭声頭上を過るとき      正子
日があたり風の芒のかるがると   正子       
赤とんぼ光にまみれ山の畑     正子     
●11時過ぎに5丁目の丘へ。今日は、オナガの姿はなかった。丘の頂上あたりのオナガのいた家のテレビのアンテナに一羽、明るい茶色で雀ほどの鳥。たぶんホオジロと思うが、帰ってネットの図鑑で調べたが、よくわからない。今日は星の手帖社の三浦折りの折り畳み『野鳥観察マップ』というのを持って行った。いないと思うべからずなり。
●帰り、ブックオフに寄る。『アリス』のオリジナル本を見つけた。本文は筆記体で書いてある。金の箱入り。

10月23日(金)

曇のち雨
霧深し鳥声聞かむとしておれば    正子
霧湧きてみなとみらいも塔もなし   正子
雑木紅葉オナガの羽の水色に     正子
●角川俳句11月号(10月25日発売。)が届く。著者分と広告掲載誌として2冊。
P156「今日の俳人」に7句掲載される。
「萩刈られ」高橋正子
白萩の黄葉してより清らかに
枯れ萩の枝の弾みを括るなり
萩刈られ土に月光ひろびろと
鉦叩夫に聞こえず淋しがり
鶺鴒に水張るように潦
この路地を河原と思い石叩
栴檀の実の金色は城山に
●朝8時半ごろ5丁目の丘へ出かける。出かけるときは曇り空。途中雨が降り出した。公園のベンチに子供の洋服が畳んで雨にぬれかけていた。子供が忘れたのを誰かが畳んだのだろう。金木犀の葉陰の木の又の目立ちやすいところに、濡れないように置き換えた。見つけてくれるといいけど。
●丘の頂上で屋敷林と鯛ケ崎公園の茂みを行き来する鳥を見た。逆光で尾が長いがシルエットだけで、色がわからない。しばらく様子を見ていると、姿を見せてくれた。ブルーグレイの羽。なんときれいな。頭が黒い。オナガだ。12,3羽いた。帰ってネットで野鳥を検索して確かめた。地鳴きの声も録音で聞けた。中部地方より北にいる鳥とのこと。今日初めて、よくよく見た。体長37cmとあるが、離れてみているせいか、そんなに大きく見えない。こんなとき、いつも双眼鏡が欲しいと思うが、普段は忘れていて、買うことにならない。

10月22日(木)

曇り
ななかまど真っ赤に葉より浮きたちて  正子
茶の花に襖ぴったり閉めてあり    正子
枯れ色の中を黄蝶の上り下り     正子
●鯛ヶ崎の登り口に茶の花が咲く。茶の花は冬の季語となっているが、ずいぶん咲いている。マンションの植え込みのななかまどが、真っ赤に熟れて、ばら科の花の実らしく愛らしい。
●白いベゴニアの花。昨日直径3cmだったのが、今朝6・5cmになる。誉めたので応えて、なんと、すなおな花。
●Red Fox社をさがしていて、YouTubeの「Sera Sensei」を見つけた。絵本の案内と読み聞かせ、発音練習が日本人向けに提供されている。『From Head to Toe』(Eric Carle)、『Today is Monday』(Eric Carle)など。絵がきれいなのと、文章のリズムが自然でいい。

10月21日(水)

晴れ。
●公団の銀杏並木の実が熟れ始めた。
●頼んでいたチューリップとカサブランカの球根が届く。カサブランカは2個のはずが3個。クロッカスとフリージャの球根をあらたに頼む。
●プランターに残っていたのだろう、多分、球根ベゴニアなのだろうが、真っ白い3センチぐらいの花が咲く。誉めてもほめ過ぎることがない清楚な花。これを鉢に移すか、悩みどころ。
●ここ数日朝夕冷え込む。昨夜は電気毛布を出した。まだ10月なのに、秋を楽しまないうちに冬になりそう。Go-Toキャンペーンは、耳で聞くだけ。

10月19日(月)

あかあかと林檎の灯るうれしさよ   正子
林檎選るさすが老いたる手をのばし  正子
朝顔の紅ぞ小さし寒さ来ぬ      正子
●今使っているガラケーの電波が22年3月1日で停止になるからとショップから電話。捨てれば、時間がもどらないデータがあるので、もう少し、もう少しと買い替えをのばして来たが、ついに買い替えの時期に。データをパソコンに送った。スマホを検討。SIMカードというのがなんなのか、調べるところから。
●昨日夜8時ごろ、電車から降りると携帯に友人から電話。急に何事かと思って聞くと、駅のアナウンスでよく聞こえないが、「パイナップルと、サンフジ早生が今日だけ安いから買うように」という内容みたい。ご親切様。せっかくなので、駅を出てスーパーに直行。大きなリンゴ1個100円を5個買う。

10月18日(日)

晴れ
●飯田龍太生誕100年。主な15句。「俳壇11月号より」
(大正9年7月10日~平成19年2月25日 86歳死去)
どの子にも涼しく風の吹く日かな
一月の川一月の谷の中
白梅のあと紅梅の深空あり
大寒の一戸もかくれなき故郷
晩年の父母あかつきの山ざくら
露の土噴んで脚透くおもひあり
  十月二十七日母死去
生前も死後もつめたき箒の柄
またもとのおのれにもどり夕焼中
春暁の竹筒ある筆二本
山住みの奢りのひとつ朧夜は
春すでに高嶺未婚のつばくらめ
抱く吾子も梅雨の重みといふべしや
手が見えて父が落葉の山歩く
わが息のわが身に通ひ渡り鳥
露草も露のちからの花ひらく
「好尚に思いを定めて、好きな季語で満足する作品をつくる、これも俳句上達の一つの手立て」(飯田龍太)
龍太の好きな季語は、朧(夜)、燕、雪、(故郷、父母)のようだ。清楚な美というのだろうか。
●「ひじきとおからの料理ベース」は、レシピどおりではなく自分好みに味をアレンジ。しらすを加えて温かいごはんと混ぜて食べる。食べ応えあり、半膳でも食べ過ぎ感。禅寺でいただくごとし。
♪ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第10番 ト長調 Op.14-2 仲道郁代 2003
♪ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 Op.79「かっこう」仲道郁代 2004
♪ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」第3楽章 仲道郁代 2006