11月8日(日)

●11月月例ネット句会
14名投句。14名にほぼ固定。入賞発表は明日午前にする。
投句
銀杏黄葉子らきらきらと駆けまわる
献血車銀杏黄葉の降る下に
ななかまど夕陽まっかに差し来る
●アメリカの大統領選挙、ニュースで見るが選挙制度かいまいちよくわからないが、バイデンさんが当確。3日の投票からまだ開票が続いている。
●とら豆の新豆を買ったので煮る。とら豆は初めて煮たが、ほっくりとしておいしい。

11月7日(土)立冬

晴れ
●午後センター北へ行く。久しぶり。
JAで産直野菜とストックの花苗を買う。重くなり過ぎないよう、里芋、大根、蕪、きゅうり、とまと、甘ピーマン、富有柿。夕飯に里芋の味噌汁。たいへんおいしい。富有柿も完熟ながらしっかり固いので、美味。
無印良品でアロマオイルのハーブ一瓶、アカデミアで『100さいの森』(講談社)『動物会議』(岩波こどもの本)を買う。『100さいの森』は、明治神宮の森のこと。実際歩いて中を知っているので、2000とちょっと高いが迷わず買った。アカデミアは、くまざわ書店だった。初めて知った。児童書が結構いい。
都筑阪急のモザイクモール100円ショップで霧吹き2個、菜箸、お菓子の包装袋。アンデルセンで、さくらんぼのパン、りんごとチーズのパン、チーズと卵のパンを買う。霧吹きはやっと見つけた。無色透明と青い透明。クエン酸水と重曹水用。早速二つを作って入れた。
本日も予定通り帰宅。このごろ、いつも予定通りに帰れるのが、われながら不思議。
●明日の定例句会に備え、自由な投句箱の句の秀句とコメントに整理をつける。

11月6日(金)

●カズオ・イシグロのデビュー作、『遠い山なみの光』を読む。のちに『女たちの遠い夏』と改題。改題のほうが内容と直接結びついている。記憶と現実とが、交互に入り混じった構成は、『日の名残り』にもみられる。カズオ・イシグロの手法なのかどうかは分からないが、こういう構成に慣れた。
舞台は長崎とイギリス。

10月5日(木)

晴れ。
●4丁目の方が、花冠の広告を見て、家に訪ねて来られた。
花冠30周年記念号、No.364号、「俳句11月号」、水煙叢書の『香田』(井上治代著)『能笛』(黒谷光子著)『空の青』(戸原琴著)を差し上げる。

11月4日(水)

快晴
●古美術商の藤本洋子さんから八幡浜のじゃこ天などが届く。松山へ能とお茶の関係で出かけられたとのこと。道後の子規博にも立ち寄られ、そこに亜浪の展示もあったと電話で話された。
実は、じゃこ天だけが今朝届いて、お名前はどこかで見た感じだが、送り主の名前をすっかり忘れ、二人で不思議がった。電話番号と住所が書いてあるので、お電話し、記憶が蘇った。亜浪の掛け軸のことで、ご相談があった方。松山の情報をいろいろ教えてくださった。来年子規博ではなにか企画をしているらしい。お店は、本郷の菊坂のほうに移転されたとのこと。
●俳句の世界にもポストコロナ世代が来ているのか、この夏ごろから、私の周辺で俳句のことで動き出した感じがする。何事も、チャンスをいうものがあるが、チャンスには尻尾がないんだった。何がどう動くのか、面白そうだ。

11月3日(火)

晴れ
●『俳句の杜(2020)』(アンソロジー12名)(本阿弥書店刊)が届く。
柳原美知子さんの100句が掲載される。
●近所の方が、角川「俳句9月号」で花冠の広告を見て、住所が近いのでと、電話をくれた。花冠の30周年記念号を、No.364号と、「俳句11月号」を用意して、訪ねてこられるそうなので、渡すことに。

10月31日(土)

快晴。満月。ハロウィン。
ハロウィンの月の下なる交差点    正子
ハロウィンの月を横切るヘリコプター 正子
ハロウィンの月へ駅より人吐かれ   正子
●朝起きると、快晴。富士山が見れると思いつつも、午後になって5丁目の丘へ。富士山は、かすんで青いシルエットだけ。午前中に来るべきだった。
富士山はいつもあるが、見れるのは稀ということがわかった。
●夕方、信之先生が、和室に寝るのは、居心地が悪いので、もとに戻すと言い出し、またもてんやわんやで、元通りベッドに。死ぬとき云々の話は忘れている。最近はそういえば、「畳の上で死ぬ」と言わなくなったなあ。
●元希が運動会の写真と手紙をくれる。正月に会って以来なので、見違うほど背が伸びて、大人びている。正月には1年生だったけど、もう、2年生の2学期が終わろうとしている。おじいちゃんとおばあちゃんは、どんなに暮らしているのか教えてくれ、聞いてきている。

10月30日(金)

晴れ。
●今日一日、出たり入ったり、忙しかった。一日がすっ飛んだ感じ。
●明日ハロウィンなので、孫や子供たちにそれらしきものを送る。二番目の妹に、リンゴジュース。
●仕事から帰るや否や、夜9時半というのに、信之先生が、死ぬときの準備だと言って部屋を和室に変わると言い出し、ついに、決行して、てんやわんや。とりあえず。和室に寝れるようにした。頭に来る。

10月29日(水)

快晴
●十三夜。夕方月が昇るころは、晴れていたが、9時半ごろには雲に隠れてひかりだけ。10時半ごろベランダに出ると明るく光っている。買ったばかりのオペラグラス持ち出して見た。それでも、肉眼よりはよく見える。寒くてすぐ部屋に入る。
●原稿料で、記念にオペラグラスを買った。これで、小鳥も少しましに見えるだろう。そのうちいいのを。

10月28日(水)

曇。
●朝、ストーブをつけてネットの仕事。
●ベゴニア、薔薇などが鉢植えが元気いっぱい。
●火星が地球に近づいているらしく、毎夜、月と火星が一番目につく。NASAの火星の写真をダウンロードしているが、周辺の水色と中央部の赤みがかったベージュがはっきりしている。
●栄太郎さんへ
ありがとうございます。
◎角川「俳句11月号」(高橋正子7句より)
①廣田洋一さんのコメント
題名にされた、
★萩刈られ土に月光ひろびろと
がとても良いと思いました。萩が覆っていた地面が、萩が刈られたことにより、明るくなった情景が良く見えます。月光が広く照らすのを、土に焦点を当てたのが新しいと思いました。
②小口泰與さんのコメント
今日の先生の俳人作品七句はすべで感銘いたしました。特に印象深かった句は
「枯萩」の句と「萩刈られ」です。
③古田敬二さんのコメント
★栴檀の実の金色は城山に  正子
栴檀の実は20年前に松山へお邪魔した折に初めて知りました。懐かしく思い出しました。
④祝恵子さんのコメント
★萩刈られ土に月光ひろひろと
今まで萩で覆われていた場所にそれが刈られ、広くなった場所へ月の光が輝いて、明るい月と土の匂いもしてきます。
⑤高橋秀之さんのコメント
★白萩の黄葉してより清らかに
白萩も黄葉してくると、雰囲気が変わります。秋もいよいよ深まってきたという感じが伝わります。
★萩刈られ土に月光ひろびろと
萩を刈ってひろひろと見える地面の水たまりに月が映ってるのでしょうか。すっきりとした秋のひとこまです。
⑥川名ますみさんのコメント
御七句、心に沁み入りました。
〈特に好きな句〉
★枯れ萩の枝の弾みを括るなり
萩は、花が枯れると、来年の芽のために根元から刈り取ります。でも、その枝には勢いがあって、括るにも抵抗を感じます。萩の芯には確かな命があり、脈々と続いている。そう実感する「弾み」です。
★萩刈られ土に月光ひろびろと
萩の花が枯れ、刈られ、うすくかけた土が広がっています。さっぱりしたような、寂しいような景色ですが、月がさすと、さらに異なる眺めが。平らな土に月光が映えて、美しく広やかです。
 
⑦柳原美知子さんのコメント
どの句にも晩秋の光と深い静けさが感じられ、感銘をうけました。
特に好きな句
★萩刈られ土に月光ひろびろと  正子
 枯萩が刈られ、空地となった土に沁み入るような月光のさやけさに心打たれるとともに、今はなき萩の美しい姿が月光に浮かび あがるような気がします。
★鉦叩夫に聞こえず淋しがり  正子
共に虫の音を聞き、月を愛で、草花を愛で、お互いに慈しんでこられたご夫婦の愛と絆に感動いたします。今まで聞こえていたものが聞こえなくなるのは淋しいものですが、共感してくださる奥様がいるのは有難いですね。
★鶺鴒に水張るように潦  正子
「潦」の一語の力を感じます。水たまりからサーッと水が鶺鴒へと流れ出る様子を「水張るように」と詠まれたのが 硬質な羽と尾を持つ鶺鴒とよく合っていると思います。清冽な句で心惹かれます。
⑧桑本栄太郎さんのコメント
★白萩の黄葉してより清らかに
白萩はそれだけでも清らかな風情ながら、同じように小さな葉が黄葉となれば、殊更晩秋の風情が出ますね!!。
★萩刈られ土に月光ひろびろと
萩の花の終わりでしょうか?来年に為に刈り取られたその後は、地面が広くなり月光が豊かにが射しています。
★鉦叩夫に聞こえず淋しがり
信之先生は、少しお耳が遠くなられたのでしょうか?やはり秋ともなれば、虫の音が聞こえないと味気ないようです。
★この路地を河原と思い石叩き
白と黒のツートンカラーの石叩きです。この路地の舗道の上を河原と想っているのでしょう?尾羽をピコピコあげなが野、ツツツツツと早足に歩いています。
⑨吉田晃さんのコメント(はがき)
磨き出された七句を幾度も読み返しております。花冠投句以来一句でも多くと頭ををひねっております。出来たものはリアリティがなく、日常がなく、写生がなく、深さもないものばかりですが、少しでもそれに近づきたいと考えております。この本で勉強させていただきます。
皆さまからの貴重なご感想をいただきました。励みに精進したいと思います。
ありがとうございました。