1月7日(木)七草

七草のセットに蕪の白さあり   正子
風の日の店に伊予柑売り始め   正子
金柑の大粒にして売られけり   正子
●月例句会の賞品にする俳句はがきに書く俳句、夕べようやく決着。
「寒紅梅あおあおと空みがかれし 正子」
この句捨てればいいのに、なぜかものにしようとして、ものにならず。正月からずっとすっきりしなかったが、これ以上どうにもならず、諦めと、決着と入り混じった気分で、前に進むことに。
英訳してみた。英語に訳してよくないのは、もとがよくない。まあ、まあかな。
Magenda plum blossoms,
the winter  sky is polished
blue and blue.
●今日は七草。いつも、七草というわけではなく、芹粥にするときが多い。今年は芹を買い損ねたので、言い訳がましく、七草粥は旧暦に回す。多分、2月20日になる。
●きのう、お寺に住むような気持ちで暮らす、と思ったが、すぐに、いいことあり。夜9時半ごろ友人がケーキの差し入れをもって、覗いてくれた。ジャスト、紅茶を淹れたところだったので、ラッキーというの、なんの。

1月6日(水)

曇り
●今朝3時に目覚め、バッハメドレーで6時まで、うつらうつら。寒中のバッハ。バッハを氷の中で聞いたらどうだろう。
●年賀状4枚届く。まだ、ちらほら賀状が届く。来年賀状を出すところ、遠慮するところをメモに残す。
●NHKの新型コロナ関係のデータをスマホで見ると、新型コロナにかからないようにするには、いつものコミュニティで、マスクをつける、手を洗う、日に当たるのが一番のようだ。明日、首都圏に緊急事態宣言が発令される。
●生協の配達。配達のお兄さん、近所のスーパーオーケーに品物がはほどんどないことを知っている。買い物は生協に任せてくださいよ、って。しばらくは、買い物をあまりせず、山に住むように、お寺に住むように暮らそう。お供え餅で霰をつくったり、でもこれはやるかどうかは?。
伊予の出石寺に家族で泊まった春浅い日を思い出す。雲海の上の杉の木のてっぺんでみそさざいが鳴いていた。三椏の花も咲いていた。こじんまりした畳の間に泊めてもらい、お膳で質素な食事をいただいた。お風呂は五右衛門風呂で湯加減を聞かれた。小学生の子供たちも神妙に正座をして食事。お寺には俳句合宿などでよく宿泊したし、小さいころからお寺の子供とだいたい友達だったし、すぐ隣がお寺。お寺の生活はほぼ想像できる。

1月5日(火)

曇り。
墨をするひとつの仕事寒の入  正子
櫟の葉枯れたるままに日を返す 正子
公団に道々の枯葉踏み訪ぬ   正子
●今年は、今日、5日が寒の入。節分は2月2日。今日は新年初のゴミ出し日。出し遅れないように思いつつ、寒いのでうとうと。眠ってはいけないと、スマホで音楽を聴く。
内田光子のモーツアルトのハ長調に行き当たる。ハ長調のかわいらしさは、聞いていて、これを下手に弾くとお稽古発表会になるのではと思った。やっぱりハ長調に芸術的な陰影をもたせるは難しいのだろうとも。ジメルマンが、ツィマーマンというのかな、ショパンコンクールで一位になったあと、モーツアルトのハ長調を弾いていたが、かわいく弾んでいてよかった。
朝吹英和さんの『光陰の矢』に
 瑠璃色はハ長調なり犬ふぐり 英和
の句がある。なにか、モーツアルトのハ長調を思い起こしたんだけれど、どの曲にそう思うのか、お尋ねしたい。

1月4日(月)

晴れ
●ネット短信No.369号を午後発信。新春月例句会の案内。
●午前、ハート内科の受診。薬を飲んだうえだが、「結構ですよ。」と言われる。昨日、おととい、脈がときどき速いので、不整脈が出ているのではと思うが。スマホをみると、歩数計に8200歩と出た。往復で、3,2km。片道、1,5キロほどと知る。歩くことより、病院に疲れた一日。

1月3日(日)

快晴
正月の日がしずかなり誕生日     正子
北窓にありてかがやく冬すみれ    正子
コーヒー豆挽いて芳し三が日     正子
●朝スマホの電源を入れると、「誕生日おめでとうございます。今日が特別な楽しい日でありますように」と、メッセージが出る。句美子が8日に届くようにバラをおくってくれている。新年は花は送れないらしい。
●夕方、自分用ケーキを買いに出たついでに、駒林神社に一人で初詣。お札を頂き、おみくじを引く。おみくじは小吉。まず、これまで大吉がでたことはほどんどない。人出は、人数は多くないが、途切れなくお詣りがある。コロナで分散初詣。
●ネットの仕事と、俳句はがきを書く。
●栄太郎さんから電話。パソコンが不調で、投句できないので、悪しからずということ。
●職場の友人が暮れに、ムーミンのミーの柄のステンレス水筒と、アーマッドのイングリッシュブレックファーストティーをくれた。大変うれしかった。私がどこかで、ミーが好きで、アーマッドの赤い蓋缶の紅茶がほしいと言っていたようだ。この友人の前で、うっかり、あれが好き、これがほしいとは言えない。覚えていてすぐプレゼントしてくれる。人前で、これが好き、あれが欲しいなんて言うものではないと、年頭に思った。今年はこれを心しよう。

1月2日(土)

快晴
●午後、句美子、友宏さん年賀に来る。日吉駅から歩いて途中、金蔵寺に寄り、初詣を済ませたとのこと。人出はそれほどでもなかったらしい。四人で正月。
お節は例年同様だが、ことしは栗きんとんを手作り。里芋がよくないので、八頭を炊く。句美子がやつがしらの美味しさにびっくり。黒豆、田作り、数の子、栗きんとん、紅白なます、たたきごぼう、煮しめ、ローストビーフ、海老の酒焼は作った。慈姑は、スマホのレシピでつくったが、自己流の方がおいしいと思う。
●スカイプをスマホに入れようと思っていた矢先、句美子たちが来たので、句美子が登録してくれる。元に連絡すると、通じて、ビデオとチャット。元と元希の顔が映って話をする。信之先生も、句美子も、友宏さんも、新年の挨拶を交わす。一昨年の秋に来た仔犬を初めて披露してくれた。

1月1日(金)(2021年)

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
多くの皆様から高橋正子の俳句日記をお読みいただいて、感謝でございます。
今年も、俳句のことで日々思うことなど、書き留めていきたいと思います。引き続き、お読みいただけますことを願っております。
皆様にとって、幸せな年になりますようお祈りいたします。
  2021年元旦  
           花冠  高橋正子
快晴
●年賀状が10時ごろ届く。こちらからも、年賀状を出した方ばかり。
●妹から出雲の彩雲堂の和菓子届いているので、お抹茶と。今年は丑年。牛をイメージした紅白の綱を掛けた黒い練りきりが、見かけによらず、おいしい。
●信之先生、はじめて栗きんとんがおいしいという。

12月31日(木)

快晴のち晴れ。
●氷が張る。思ったほど寒くなく、快晴の天気となって、気持ちよく大晦日が過ごせる。
●金蔵寺に幸先詣りに行く予定だったが、いろいろあって、明日、普通に初詣に行くことに。駒林神社は石段が急だし、古い石段なので、信之先生には危ないので、こちらは私だけがあとでゆくことにした。

12月30日(水)

雨のちくもり
●朝起きると、雨。予報通り。
●2020年月例ネット句会金賞作品第1席を発表する。
ちょっとショパンコンクールみたいじゃない?金賞の中から、さらに第1席を選ぶんだから。
●黒豆を炊く。田作り、栗きんとん、紅白なますを作る。
●元から電話で正月の荷物が届いたと。喜んでいる様子。
●今年のベートーベンイヤーも終わる。第9を歌えなかったと失望する人もいるが、第9はみんなが好きで、歌いたいというからかもしれないが、ちょっと煙たい。夏ごろ思いついたから、思ったほどベートーベンを聞けなかったが、今年は「田園」を聞いて終わりにする。

12月29日(火)

曇。
●いよいよ年末。明日からは寒波襲来らしい。寝具のカバーの洗濯。今日中に乾くかどうか。
●生協の正月用品の配達。受け取って真っ青。正月用に頼んだ、それも、息子家族に送って上がるからと言った笹鮨や海老、刺身など頼んだはずのものが届いていない。落ち着いて、お届け品のリスト表を見ると、ちゃんとある。配達のお兄さんのトラックへ全速力で行くと、一つ荷物を降ろし忘れてましたとのこと。普段と違うんだからと思いつつ、胸をなでおろす。
午後、荷造りをして日吉のクロネコ営業所から冷凍食品で送る。そこでおもしろいことを聞いた。持ち込んだ箱に穴を開けて冷気を吹き込むがいいかと。
●年内に俳句はがきの賞品の書こうとしていたが、あきらめた。年明けに送ることにした。慌てて書くこともないじゃない。俳句はダメだ、ダメだとおもっていたが、ましなのもあるじゃないと思い返す。全日本のフィギュアスケートの中継を見ていて思うことがあった。