6月28日(月)

晴れ
●午前、花冠365号を会員に送る。午後、国会図書館、新聞社、俳句総合雑誌、それに会員以外の花冠にゆかりのある人たちに贈る。39通。ゆうメールより、定形外郵便のほうが安い。一通140円。ゆうメールなら180円。

6月27日(日)

曇り
●花冠365号にミスが二か所見つかる。訂正の紙を印刷して貼る。合同句集を出したときの書籍用紙の残りがあったので、それに印刷。貼ったところがそれほど目立たない。
●句美子に雑誌はどう?と聞くと、これでいいという。「年寄りのお母さんがワードで作ったのだから、上等だと思わない?」というと、「本当はびっくりした」、と言う。「そうでしょう」、と言っておいた。「本づくりのソフトがあるんじゃない?」と聞くから、「あると思うけど、高いかもしれない」と言っておいた。「次の号からは編集長お願いしますよ」と頼んでおいた。次は来年1月10日発行の予定。
●俳句にかかきりで、掃除と洗濯、台所の片づけをせねば、どうにもならなくなっている。全速力で自分の部屋を残して家じゅうの掃除、洗濯2回。冷蔵庫の整理。資源ごみの整理。2時半ごろにはなんとか、片付いた。それからまた、花冠の発送準備と、句美子が来るので、おかずをいくつか作る。

6月26日(土)

朝顔の未明の空とおなじ白      正子
梅洗う梅ひとつぶずつに銀の水    正子
梅雨夕餉小さき皿の菜(さい)並べ  正子
●夕刻、ゆうパックで花冠365号、100冊届いた。入稿したのが6月21日、雑誌となって届いたのが今日6月26日夕刻。異例の速さ。郵便さんの姿を見たとき、早々とお中元かと思ったくらい。
製本も印刷もきれい。雑誌としては、基本の体裁なので、費用の問題もあるが、工夫の余地はたくさんある。けど、欲は出すまい。よそと比べまい。まずは、形となってよかった。信之先生にあまり相談せずに進めたので、あっという間にできて信じられない様子。
●朝顔が咲く。一昨日の夕方買って来た苗が白い花をつけた。どこに植えるか決めかねているというのに。「あさがお」が咲いたというと、信之先生も見に来た。
●昨夜『The Invisible Man』の3回目を読みながら、ドイツの「クラッシク・アインス」と言うインターネットラジオを聞いていた。リムスキー・コルサコフの「Die Sage von der Unsichtbaren Stadt Kitesch..」と読める曲がかかっていた。これは歌劇らしいが、結構いい曲。そして今朝の朝日の投書欄「目に見えないものを大切に」の記事。やたら、「目に見えない」が目に飛び込んでくる。
●花冠では、ネットで匿名、俳号を使わないようにしてもらっている。「存在のリアリティ」と「安全」が損なわれるから。匿名も、ある意味匿名をいう洋服を来た「目に見えない人」(透明人間)の感覚を帯びている。
信之先生が他の俳句結社に先駆けて「インターネット俳句センター」を1996年に立ち上げたとき、ネット上の匿名について議論した。さらに、どんな文で書くかということも議論した。匿名は使わない。俳号も使わない。ネットの向こうに実在することを確認したい。実名を使うことでこれまで、事件、事故が起きたことはない。むしろ、安全が保障されやすい傾向にある。
文(体)は、年齢層も広く、職業や経歴もさまざまな人たち、つまり、広く言えば全世界のいろんな人たちに向けての言葉。これをどんな日本語にするかは、試行錯誤。「ネット上では、文は短く、言葉は平易で丁寧に。良い点を強調し、欠点は強く言わない。」が以後のスタンスになった。ほぼこの状態が1996年の立ち上げから続いている。これは、ネットで俳句のコメントをするときの大前提。「欠点を強く言わない」は、批評の欠如にもなる。ここが悩ましいところ。明日は台風5号が小笠原諸島に近づく。

6月24日(木)

曇り
●「オリーブvol.3」を頂く。編集は木村晴美さん。印刷所は、KK三共美術印刷。
晴美さんの「薔薇の香水」18句から好きな句。
  伊根湾の船蔵に灯や春のく
  放水のダムがうがうと夏始
  ひとり旅の小さきホテル髪洗ふ
伊根湾は天橋立から近いところで、独特の漁港の風景で知られているとのこと。ネットで見ると、家と家の間か海が見える。家の一階は、船のガレージ。海側から見ると、海へ向けて口が開いて船が出入りできるようになっている。二階は仕事をするための住まいで、本宅は海筋の反対側にあるらしい。
主宰の水谷由美子さんの句
「山羊の乳」18句から好きな句
踝を五月の波に濡らしたる
露涼し朝餉の前の山羊の乳
奥の間の鞄の上の夏帽子

6月23日(水)

くもり
●昨日過ぎ、井口文華堂へ花冠発送用の封筒を買いに行くが、クラフト封筒は置いてなかった。これまで100枚入りの角6号を買っていたが、店が移転してから事務用品といわれる品物がない。高級文具と外国たばこなどしか置いていない。目についた鳩居堂のシルクスクリーンのはがき5枚入り4種類を買う。文具店でいろんな和紙や文具を見て楽しんでいたが、そんな楽しみがなくなりつつある。紙の文化が失われつつあるのではという気がする。
●文華堂を出て、東急内の文具店に行くと角6は10枚308円と高い。ダイソーで角5号を見つけたので、ゆとりがありすぎるが買う。100円で11枚。
●午後発送用の封筒を印刷。宛名ラベルも作る。

6月22日(火)

晴れ
しろがねの朝の雲へと立葵  正子
老鶯を切っ先に止め避雷針  正子
若竹のほどけし緑朝日受け  正子
●花冠365号を校了。
●早朝、5丁目の丘へ。鴬が二羽いるらしい。今朝は、蓄電池装置の避雷針に止まって鳴いていた。この前は、枯れた立ち竹のてっぺんに。てっぺんが好きな鴬らしい。もう一羽は、500mくらい離れた谷間の木の茂りに。鴬の谷渡りの声を聞いたが、谷を渡ることもなく、止まったまま鳴いている。「谷渡りの声」を聞くと、谷を渡っている姿を想像できる。そういう風に思い込んでいた。
蓄電池装置の裾に桑の実によく似た赤い実がなっていた。そのなかに小鳥がいるようだったが姿が見えないので何の鳥かわからない。

6月21日(月)夏至

晴れ
夏至の日や海風吹かばと思いけり  正子
夏至の午後はやばや酢飯作り置く  正子
西瓜切れば三角形の立ち並ぶ    正子
●印刷所からの連絡で、365号の原稿の余白は、大丈夫だということ。今朝、印刷を発注した。ページ組の確認があって、問題なければ印刷に入るとのこと。(夕べ寝ながら読んでいて、原稿に1か所誤字を見つけた。一か所でもファイルは書き換え。)
●365号の体裁は、A5、表紙は上質紙、本文は書籍紙、表紙の色は浅黄。無せん・右綴じ。表紙の裏にも印刷するので、表紙の色が制約される。浅黄は地味かも。やってみなければわからない。
●スピード冊子印刷から16時過ぎ、校正用電子ブックが届く。イメージ通り、きれいにできている。訂正箇所がないので今日、校了してよいが、念のため明日もう一度チェックして、校了のメールを送ることにする。
「スピード冊子印刷」の名前のとおり、仕事が速い。
●千日紅のかわいい色のを探していて、今日やっと近所の花屋で見つける。色違いを2株買う。息抜きに出かけたい気分。

6月20日(日)

晴れのちくもり
●朝から、編集。編集の休憩に食事の支度、洗濯。なぜか忙しい時に掃除をしたくなり、拭き掃除もする。今夜には印刷所にメールで原稿を送信して、余白が大丈夫か確かめてもらう。22日までに入稿すれば、希望した日に間に合うとのこと。
●夕方句美子が来たので、花冠365号をみてもらう。ページの入れ方、枠の作り方、Zip、Adobeのことを聞く。ほぼ分かっていたが、もっとサクサクできる方法を教えてもらう。1時間ばかりかかって、原稿の誤字、脱字、ずれなど校正をした。これでいよいよ原稿がととのったので、夜中、印刷所に原稿をメールで送った。思いついてちょうど1か月。4,5回は割り付けを変更し、原稿を取り換えた。が、やっとこぎつけた。われながら、ご苦労さんです。
●明日からは、「俳壇」の原稿にかからなくては。期限は7月8日。あと18日。4ページの原稿。「花冠ほぼ40周年史」なので誰かに頼めないし。頑張りましょう。
●『薫陶』へのお礼の手紙に、陶句郎さんから信之先生と私宛返信。書面の芸術的なインクの色、書体、工房らしい名前シール。楽しく拝読した。それに、私が好きな句たくさんを選んだので感激したと。15句でしたが。今回は自選句と重なる句が多かった。
●カモミールに蕾が付いた。苗を植えたのが3月7日。待ちに待った蕾。金魚草が急に良く咲く。父の日どころではない、一日。

6月19日(土)

●マイナンバーカードができたので取りに来るようにはがきが来る。通知書持参のこととある。通知書ってなんだろう。本状ではない。じゃ、ないと思う。これじゃ、マイナンバーカードはもらえません。またも、ほっておくか。身分を証明するもの2点。健康保険証、運転経歴証でいいかな。ふつうの老人が身分を証明するものをいくつも持っているとは思えない。
●昨日アルバイトの情報系の学生にwordの図形ことを聞く。彼は今大学2年生だが、パソコンは中学と高校で習って、高校のときは、かなり詳しく習ってそれが今役立っているとのこと。そして言う。おばあちゃんは、スマホもできなくて、ガラケーだけですよと。おばあちゃんというのは、多分私と変わらない年齢。
私はといえば、50歳近くになって、Windows95ができたのだから、サクサクいかない。行き当たっては本やネットで調べて次に進む。そして忘れてまた調べて進む。キーボードは、1人練習したから、そんなに困らないが。たしかに情報弱者。今や情報を得るのは人としての権利だとか。そういう割にはスマホの料金が高すぎではないか。
●花冠の7月発行予定の原稿を今日と明日で仕上げる。印刷と製本だけを頼む。誤字、脱字、余白、ピッチ、文字のポイント、線描きなど、自分でするしかない。出版事情もずいぶん変わった。自分でやれば本が出版できる。

6月18日(金)

晴れ
●「スピード冊子印刷.com」に会員登録をし、電話で気になるところを聞いた。
問題は、原稿の余白の問題。一度メールで送って確認してもらうことになった。21日月曜日、なるべく早い時間に送る。
●夜中、電燈のリモコンが見えなくなり、探す。なくなったのは、これで2つ目。見つからず寝そびれて朝四時半ごろに。小鳥が鳴き始めた。この時間一番小鳥がよく鳴く。散歩に出かけたい気持ち半分、面倒な気持ち半分。出かけなかった。
●コープに頼んでいた新生姜が届いたので、甘酢漬けを作る。高知の生姜で、250gながら、捨てるところもなく、たくさんできた。