3月19日(土)

晴れ
●母校の福山市立千年中学校の閉校式、記念式典をMicrosoft Teamで見る。閉校式はシンプルなものだったが、終わりを見届けることも、意味もあるだろうと、ゲスト参加した。ゲスト参加者は16名ぐらいか。記念式典に校歌を刻んだ石碑が除幕された。閉校後なにを残したいかを考えると、校歌となったのだろう。校歌は、戦後まもなく、生徒と教職員が歌詞を作ったことで、全国でもめずらしいことだったらしい。歌うこともないだろうが、歌詞も曲も心にのこっている。
千年中学校校歌
   作詞 千年中学校
   作曲 高田信一
藤波の千年の里は
空澄みて雲もたたえん
自由の大気
仰ぎ伸びゆくわれらの集い
高らかに声あげて
いざやたたえん あゝわが千年
二 口なしの瀬戸に開きし燧灘
かすみ晴れゆく
平和の海面
睦みて学ぶわれらの集い
晴れやかに眉あげて
いざや漕ぎ出ん あゝわが千年
三 我が行く手波荒くとも
おそれなし海に進取と
土には汗の
心はげますわれらの集い
大らかに胸張りて
いざや進まん あゝわが千年

3月17日(木)

晴れ
●俳壇の黒部さんから秀之さんの句へのコメントと次のアンソロジー『俳句の杜2022』の参加者の招待(依頼)がある。
●「少年」3月号(通巻150号)が送られてくる。信之先生の「寒椿その一輪が吾を向く」を小野京子さんが「続・ 京子の愛唱100句「癒し」(四十二)」のエッセイに書いてくださった。
●末の妹が知らせてくれたので、母校の小学校の閉校式をMicrosoft Teamで見る。ゲストとして見ていたのは9名のみ。小学校のランチルームなどでグループで見ていたのかもしれない。閉校式のあとの記念式典で、3世代のスピーチがあって、祖母としてスピーチした方は能登原小学校に通い、先生として能登原小学校に9年務めた方だった。閉校式に相応しい、一番いいお話をされたのでは思う。
能登原小学校校歌
 上村貞章 作詞
 鈴木賢悟 作曲
1. 朝だ 光だ そよ風だ
   窓にゆれるよ 老松の
   ときわの緑 いや深く
   明るいまなびや かよう風
   平和と希望の かがやく朝だ
2. にじだ 白帆だ 旗雲だ
   波も静けき 口なしの
   瀬戸の潮路の いや遠く
   楽しいあこがれ あかね雲
   自由とほまれの はばたく海だ
3. 星だ 理想だ 月の輪だ
   光さやけき 阿伏兎山
   かざす行く手の いや高く
   雄々しいあけくれ あけの星
   世紀の使命の 花咲く丘だ

3月16日(水)

晴れ
●『俳句の宙2021』の「波」・「玉藻」同人のH氏の俳句100句。花冠との関係は俳歴に一字もないが、私が、ネット上の公開で目を通し添削した句がずらりと並んでいる。それを多くの会員が知って、対処すべきだと言われ、やっかいなことになっている。
●「萩刈られ土に月光ひろびろと 正子」を善光寺の展覧会に工芸品に書いて飾りたいと電話がある。断ったものの、中途半端な俳人の弱みを狙ってきた電話が不愉快で、狙われたことが情けない。
●ラジオの緊急放送で番組が中断。福島・宮城に地震があったというが、そのとき横浜は揺れがなかった。数分後横に揺れ始め、しばらく揺れたが、震度4ぐらいか、棚の薬の小瓶が落ちた。東日本大震災の余震とのこと。

3月15日(火)

晴れ
花びらのひとひら反るより辛夷咲く 正子
桜蕾のみどりに花の色が見ゆ    正子
春障子のような光を白カーテン   正子
●上着を着て外を歩けば暑いほど。桜の蕾が緑色にまるくなり、桜色をちらっと覗かせているのもある。   

3月14日(月)

晴れ。
●ウクライナとロシアの戦争が2月25日から続く。こういうとき、世界で広く話される英語で俳句を書くことも必要かと思う。
day and night
broadcasting the war
blooming mimosas
                                      by takahasi masako
(戦争の報道昼夜咲くミモザ 正子)
以前、爆撃を受けた戦場から、インターネットで俳句を送って来た女性がいた。現状を訴えるもの。
●3月月例ネット句会入賞発表
3月になって、1人を除いて、全員の投句。暖かくなったこと、新年度がはじまることなど、気持ちが明るく活動的になっている。
●俳句添削教室を活発にしようと有料掲示板書き換えていたら、サーバーへのアクセスが禁止になった。料金は払っているし、書き込みも禁止していないし、禁止は初めてのことで、さっぱり、わけがわからない。serverの管理者にメールを送った。

3月12日(土)

晴れ
●暖かい。午前中に18℃。信之先生を散歩に誘う。5丁目から2丁目を回って帰るコース。坂道もあるのだが、0.5キロほど歩いた。なずな、さんしゅ、土佐水木、梅をよく見かけた。鳴く鳥は四十雀。
●俳壇4月号の掲載句のコピーを花冠会員に郵送準備。
●芸術選奨、例年3月に発表されるとのこと。私にはまったく縁がないことなので、気に留めてなかったが、国家の出すこの賞がいかにも国家権威の賞の振りをして、個人が出す賞に近いらしいので、この賞を出す選考委員のことが問題になっているということを知った。芸術選奨の選考委員を続ければ、文化功労章、文化勲章へと繋がるらしい。賞の授与について、選考委員や推薦文を同時に発表すべき。こっそりしてるなんても知らなかった。国家とは何ぞや。
信之先生は、国家褒章を打診されたとき、辞退したが惜しいことをしたと言う人がかなりいた。それでよかったと私は思っている。周りにも褒章を受けた方が数名おられて、お祝いに行って賞のもろもろを見せていただいたが、保管も大変そう。

3月11日(金)

晴れ
竹林に乾きし音を春の鳩     正子
竹林のみどりに染まず落椿    正子
平らかに椿の花の空を受け    正子
●日吉駅まで歩く。山道の端から普通部のグランドに出て、2丁目の初めての道を通ると慶大の西キャンパスに出た。西キャンパスを此処と知る。珍しい花を売る花屋に立ち止まり、多分東へ直進。駅前の中央通りに出た。なるほど。
●俳壇4月号が届く。「お題は春の四字熟語」で、20の結社の競詠作品が掲載。花冠の5名も参加。数ある結社の中からの20結社。花冠の歴史が尊重されたかもしれない。
お題「落花流水」
ぼんぼりの連なる川へ桜散る 髙橋句美子
花筏日差しを載せて浮かびおり 多田有花
峡を行くバスの車窓に花吹雪く 柳原美知子
山桜ダム湖を満たしゆくい水に 吉田 晃
桜ちる夕日に影となりながら  髙橋正子
●歯の悪い人が林檎をどうしたら美味しく食べれるか、試行錯誤している。いろいろ試すが、生のりんごの美味しさにはかなわない。生で食べるにはその切り方しかない。今日、決定打が出た。四つ割りにしたものを8等分に切ると、シャキシャキ噛めて、十分ジューシー。32等分に切ることを初めて思いついた。

3月10日(木)

晴れ
晴れ
空に散る桜蕾のはや眩し     正子
白もくれん濁れる空もやや白し  正子
遅れ来て土筆を摘めば胞子飛ぶ  正子
●白モクレンが開き始める。土筆をひと握り摘んできた。杉菜も数本。
●お昼を終えてすぐ、センター北の書店、アカデミアへ行った。本屋で2時間過ごすつもりで出かけた。学習まんがの本を頼まれていたのでそれを見つけるのが第一。「日本の歴史」の本が7社ぐらいから出版されている。集英社、小学館、角川、成美堂、世界文化社、講談社、学研。置いてある子ども用の椅子を拝借して、しばらく読む。手にもって馴染む、子供が好きそうな漫画の絵、絵や文がすっきりしている。結局、感覚で選ぶことになった。角川を選んだ。科学まんがは、朝日出版の「ジャングルのサバイバルシリーズ」。夕方お菓子や果物とゆうパックで送る。