9月27日(火)

晴れ
黄揚羽の移り吸う蜜かなむぐら 正子
秋蝶の止まりて塀の上が澄み  正子
秋蝶の羽をふるわす風自在   正子
●夕方6時の歯医者の予約。帰りにスーパーに寄ると「つがる」で絞ったりんごジュース「旬つがる」が出ていた。毎年楽しみにしているりんごジュース。ことしは津軽地方大雨で林檎が被害を受けたので、ジュースができないのではと心配していたが、無事店頭にあるのをみて嬉しくなった。明日、元希に送れる。
●安倍元首相の国葬のテレビ中継。二つ疑問がある。喪主安倍昭恵となっていたので、これはどうなんだろう。テレビ局が参列した人にばかりインタビューして国葬について意見を聞いている。エモーショナルになっている人もいるが、心がこもっているとは思えない。賛成反対の分断のなかの国葬は、画面からもその雰囲気が感じられた。

9月26日(月)

晴れ
●ゆうじさんから電話。メールアドレスを報せる。
●民生委員の方が訪ねて来られた。緊急連絡先とか印刷したのもを渡して用事は5分もかからず終わった。「見守りはそのうちにお願いしますが、当分は結構です」とお断り。民生委員のかた、聞けばお年は72歳。ご苦労様です。

9月25日(日)

快晴
サティの曲の間に間に朝の虫の声 正子
●舞茸の炊き込みご飯を炊く。舞茸からもおいしい出汁がでている感じがする。
炊飯器が3合炊きなのに、うっかり3合目一杯炊いて、汁があふれてしまった。
出来上がりに特に問題なくおいしく炊けた。やっぱり、うかつだった。
●近所の民生委員の方が来られて、お宅は高齢老夫婦なので、見守り対象の家になっていますと言う話をされた。ケアプラザ、警察、町内会に情報を回しますとのこと。先日信之先生が帰れなくなったとき、警察におねがいしたら、貯金残高を警察に聞かれた。正直に言っていいものかどうかだが、つまり、金目当ての誘拐かどうかのチェック。中には見守りを拒否される人もいるとのこと。それもそうだわ。老人は大方の人がどこで死んでもいいと思ってるんじゃないのかな。明日いちにち時間がありますので、また話に来ますと言って帰られた。

9月24日(土)

雨のち曇り
●「オリーブ」No.8を水谷由美子さんより送っていただく。6月には箱根湯本に皆さんで吟行された様子。ちょうど紫陽花の時期。
作品「旧館ロビー」より
水谷由美子
紫蘇もみて不意に母の手思ひ出す
この池のどこから見るも蓮の花
大小の島影重ね広島忌
幼子の喧嘩のあとの氷水
走り書く一句紙片に秋初め
作品「遠花火」
木村晴美
きこきこと櫂こぐ音の夜釣かな
菖蒲湯や乳の匂ひの児を抱き
汗の児のまつ赤な頬と泥の足
海の日や夫の遺愛のダイバーウォッチ
一周忌修しカンナの緋色かな

9月23日(金)秋分の日

晴れ
まだ青いままの木の実の数多降る 正子
木の実降る小枝も黄葉も散り落ちて 正子
荒れ畑のほかへは行かず赤とんぼ 正子
●「自由な投句箱」昨日までの選とコメントを書き終え、一安心。今日は熱がでそうにない。
●ゆうじさんから十数年ぶりの電話。85歳で今回第三句集を出す用意をしているとのこと。第1句集『初商い』は水煙叢書にある。その後、信之先生の勧めで「万緑」に移り、「万緑」のあと今は「森の座」の同人とのこと。始めの手ほどきを信之先生にしてもらったので、第3句集を編む前に信之先生に見てもらいたいということだった。生涯で1000句残したいそうだ。芭蕉も約1000句残しているから、生涯で1000句は目安かもしれない。しかし、1000句、納得の句を残すのはかなり厳しい。ぜひ頑張ってくださいと返事。
●「竹蒸し栗羊羹」をおはぎの代わりに買う。竹皮に包んで蒸した栗羊羹で、那須名物らしいが、ほんの少し渋みを感じてつい食べてしまう蒸し羊羹。

9月22日(木)

晴れ
咲き残る葛のひと花芳しき    正子
鉦叩野道歩めば乱れ打つ     正子
もろもろの穂草の色よ畑荒れて  正子
熱が下がったと思って、パンを買いに出かけたついでに久しぶりに丘に上った。鯛が崎公園の階段を抜けて丘へ出たが、階段の途中でつらくなった。ひどく体力が落ちている。丘には赤蜻蛉が飛んで、朝顔が咲き残って、葛の花がまだ一つだけ咲いて、芒も穂が開いたばかりで、鉦叩が乱れ打ちをしている。ほんの2、30メートルの丘の道が一番秋らしい。芒と犬蓼、白みずひき、葛の花を摘んで帰った。帰ったときには、犬蓼と水引は萎れてしまった。家の千日紅と芒を活けた。葛は活けようとしたとき散ってしまった。
●夕飯はちょっと頑張って支度。鮭の柚子粕漬けを焼いて蜆汁とあと一菜とお漬物。海苔とか、佃煮とか出して。
●夕飯後また熱が38℃に。ロキソニンを飲み下がり、気になっていた「自由な投句箱」の作業を出来るところまでする。

9月20日(火)

晴れ
●内科へ定期通院。4回目のコロナワクチンを打ってもらう。今回はなにごともないこと期を待したが、今までで一番ひどい副反応が出た。注射を打ったところがひどく腫れ、夜中に38℃を越える熱が出た。ロキソニンを飲み、一応落ち着く。倦怠感がひどい。

9月19日(月)

曇り、ときどき雨。
 エリザベス女王国葬
ウィンザーへ葬列揺れつつ秋晴を  正子
葬列のひずめの音に秋晴るる    正子
 埋葬
秋薔薇を載せし棺の沈みゆき    正子
●台風14号は関東圏へは近寄らず少しずれていった。最近風が強いので、傘の骨と傘の布を縫い付けてある糸が続けて2回切れた。ボタン付け糸で修理するが、手元があやふやで、勘に頼って縫い付ける。
●エリザベス女王の国葬の様子が中継される。見入ってしまった。「見入った」と言うのが、本当のところ。イギリス文化の奥深さを感じさせられた。アン王女は女性として初めて軍服を着て葬列に加わったそうだ。王女は女王の死後にもずっと付添われたり、ずいぶんお役を果たされているように見受けた。
アン王女は王室で第一の人気者とのこと。イギリス旅行のおり、チェスターの市役所前に偶然にもアン王女が登場されて、観光そっちのけで王女の写真を撮った思い出がある。今回女王の国葬でいろんな王族の動画がアップされいるので見た。
アン王女の再婚のときの挙式の映像。教会の中の挙式の様子は写されていないが、スコットランドの小さな教会での挙式が素敵だった。白い普通の洋服の王女が小さい白い花束を手にもっていた。女王もその母も、他の人たちも教会近くの木立の中に車をめいめいさっと乗り入れ止めた。車から降りた女王の嬉しそうな微笑みに母親の喜びが感じられ、家庭的な暖かい結婚式に見えた。女王は家庭を大切にされたのだろうと思えた。

9月18日(日)

●敬老の日のお祝いのお茶を町内会からいただく。二人分。私は今年からいただく。早速封を切ると、テトラパックのお茶。手間がかからないように配慮。
●自分の顔を鏡で見るのは極力避けたい。決して見られた顔ではない。誉められた顔でもない。気が付くたびに老人らしくなっている。それはいいとしてもだが、顔に塗るクリームが切れてしまった。切らしたのはまずかった。値段との相談で、100gのにするか、50gのにするか迷っているうちに切れてしまった。