11月9日(木)

曇り、のち晴れ。
二窓のガラス拭き終え冬はじめ   正子
ぶらんこがまっすぐ垂れて石蕗の花 正子
小綬鶏の鳴く深秋の屋敷林     正子
●愛媛大学校友会から信之先生宛て、交友会報や例年の子規の俳句を書いたデスクカレンダーが送られてくる。愛媛大学への死亡連絡は、元がしてくれたが、細かいところはわからないので、連絡が来てからその都度知らせている。校友会にはがきで連絡。2週間前は、大洲高校の同窓会へ連絡。愛媛日独協会には夏に連絡。愛媛日独協会は、銀天街の忽那医院の先生と自分で立ち上げたと言っていた。創立当時、忽那医院の先生にご挨拶に行ったことを思い出した。いろいろある。
●家じゅうのカーテンが洗い終わった。窓を掃除。年末は少し楽になるかも。

11月8日(水)立冬

晴れ
黒コート黒縁眼鏡で立冬を  正子
秋朝日竹幹どれも真っすぐに 正子
蔦紅葉葛も紅葉に垂れ吹かる  正子
●立冬というのに、動けば半袖でちょうどいい。暖かいうちカーテンを洗うことにした。きのう、今日で二窓分。窓掃除も。
●合同句集の訂正のある人、5名。訂正原稿をワードで送る。

11月7日(火)

雨のち曇り、強風
刈りこまれ茶垣にのぞく小さき白 正子
秋の暮大風竹を打ち鳴らす    正子
嵐吹き欅紅葉の散り急ぐ     正子
●合同句集の俳句部分の校正をみんなに送った返事が返ってくる。残り、3名。
●夕べは8時前就寝。途中で起きて編集の仕事をするつもりで、目覚めたのが今朝2時前。テレビをつけると「トラムの旅」でウィーンの街が映されているのを途中から見る。要所要所の建物などを見せてくれる。
<Zeit,Kunst,Kunst,Freiheit>の文字が読める建物があって、Kunstのuがvのように書かれている。どこかで見た感じがする。セセッション館(分離派会館)の入口上部の"DER ZEIT IHRE KUNST,DER KUNST IHRE FREIHEIT"(時代には芸術を、芸術には自由を)だった。この書き方は、あとで調べるとして、クリムトが書いたのかも。
●これを見ていて、芸術や文化を育てるには、いい批評家がいる。いい批評家がいなければ、芸術家は育たないとはっきり思った。
今、俳句に関しては、批評家と言える人がいるのか。メディアが、芸術ではなく、商売のために価値判断をしているくらいか。総合俳誌では、編集長が女性から男性へと代わったところがある四分の二ぐらいあって、新しい動きをなんとなくだが、感じる。機械になりやすい女性から、意思を貫きたい男性へ、と言うことかもしれない。

11月6日(月)

雨のち曇り
帰り花色濃き花は雨のあと 正子
水栓の真ん中に立ち小さき花野 正子
荒畑のここより霧の立ち上る  正子
●夜明け、雨が降ったらしい。高田公園まで歩く。熱いコーヒーを水筒に入れて持って公園で飲む。霧が出ている。
●合同句集、「花冠創刊四十周年に寄せて」の原稿を並べ直す。五十音に並べていたが、それでは考えがなさすぎる。

11月5日(日)

曇り、ときどき晴れ
茶の花の白ふっくらと咲き初めぬ 正子
石蕗の花蕾をしっかり掲げたり  正子
芒の穂紅刷き風をばらしけり   正子
●合同句集の後ろへつける花冠叢書シリーズの原稿を作る。花冠同人で花冠から句集を出している人は、思いつくところ4名だが、この人達の句集は除外。整理してみるとなかなか壮観。
●友宏さんに俳壇から新作6句の原稿依頼があったそうだ。来年2月号に掲載予定とのこと。俳壇12月号のますみさんのが楽しみ。

11月4日(土)

晴れ
空駈けてインコ翼に秋の日を   正子
校庭周囲ネット高々秋高し    正子
今日も晴れ団栗二つに割れるまで 正子
●合同句集「花冠創刊四十周年に寄せて」を編集。ほぼ収まる。
花冠叢書、愛媛の俳句シリーズ、信之先生の俳句関係の本を整理。創刊号から主な記事の表題を抜き書き。貴重な記事が一目でわかるようにしようと思ってやり始めた。今日は20巻まで。
●瀬戸内寂聴さんが亡くなってから何年か経つ。日大の林真理子理事長の対応の件、黒田杏子さんの名誉棄損の事件は無関係なようで、そうではなさそう。
ミス・マープルならどう解く?
●府中の妹が世羅郡の新米、東丸の「龍野の刻」のしぼりたて醤油などを送ってくれた。

11月3日(金)

晴れ
蔦紅葉からむ檜の大幹に    正子
山茶花の散るとき雪の白さにて 正子
段ボール資源となって文化の日 正子
●合同句集の抜き刷りを13名に送る。祝日なので、綱島郵便局から送る。送ったあと、読み返してみると、四季の春夏秋冬を入れた方が、はるかに読みやすいと気づく。下に入れようとすると、難しい。試行錯誤の結果、12ポイントのゴシックで、アンダーラインを付けて入れる案を思いついた。アンダーラインは縦書きにすると、右横に入る。意外といい。

11月2日(木)

晴れ
あたたかき十一月の月ほのか 正子
十一月夜明けの鳥の烏のみ  正子
●髪のカットに日吉アベニューに。今日も暖かい日だった。クリスマスのお菓子が並び始めた。日本ではシュトーレンと言われているクリスマスのケーキ、聞いた時にどうもゲシュトーレン(gestolen=盗まれた)のように聞こえるので、シュトレンと言うのがよいと、ドイツにいる日本人の声楽家が言っていた。ケーキのほうはStollen。lが一個有る無しの違い。伸ばすか、伸ばさないか。外国語に馴染んだ人はともかく、日本人には、シュトレンは言いにくのではないか、とも。
●合同句集、俳句部分著者校正に出す準備。13名。明日郵送。
句歴については、ほどんどこちらで調べて書き込む。これに時間がかかる。
水煙、花冠叢書の確認もまた、手間取る。

11月1日(水)

朝曇りのち晴れ。
●今日から11月。昼間の気温が25,6度になる。湿気が少ないので、からりとして心地よいが、異例の高い気温。
●朝7時過ぎ高田第5公園まで歩く。5丁目の丘の鯛ヶ崎公園の横を抜け、道なりに上る。公園からは霧の向こうに冠雪の富士山の頂上が薄く透けて見える。ブランコにのる。一段下の公園で音がする。老人が3人、朝のミーティングらしい。もし、これが人でなく、狸とか、狐とかだったら、面白い。実際、きれいな芒もあるし、欅には四十雀と鵯。空には白い十八日、だかの月。公園の近所は、崩落危険区域。つまり、崖っぷちの公園。お山なのだ。
●公園の帰り、鵯だと思っていた鳥が、飛び立った。翼が空に透けている。翼を広げ、鵯にあるまじき飛び方。高い木に止まったので、見ると、黄緑色の羽で、くちばしが紅色のインコに似た鳥。10羽ぐらいの群れでいる。あとから次々飛んできた。また飛んで、日吉台西中学校のグランドのネットに向こうの方と、こちらの方に分かれて止まった。飛ぶと朝日に羽が虹色のように光る。翡翠に負けていない。今日は、四十雀、鵯、目白、鵙、烏、そしてインコ似の鳥。