8月31日(木)

晴れ
●午前中クーラーなしで過ごす。
●角川年鑑2024年版の結社動向、自選5句(信之、正子)の原稿を書き終える。
●現代俳句9月号が届く。またしても気になる「俳句と哲学」のテーマのエッセイ。依頼原稿とのことだが、なぜ、今「俳句と哲学」が問題なのか。読むひまがないので、後でじっくり読ませてもらう。

8月30日(水)

晴れ
秋茄子小さきものの色深く 正子
秋茄子へたより染まる茄子の紺 正子
●昼間の残暑は厳しいが2,3日前から、朝夕は涼しさを感じるようになった。
●「ネット短信No.369 合同句集について」を発信。
●東急新横浜線が春に開通してまだ乗っていない。日吉から新横浜まで6分。日吉から2駅。すぐなのに、行かない理由はない。今日行く理由もないが、出かけた。新横浜には何度も来ているが、降りる場所が違うと、初めてのところへ放り出された感じだった。いったん駅の外に出て入り直し、位置感覚をとりもどした。
8階の三省堂、9階のレストラン街、10回のホテルとレストラン街を見て回った。水煙の会でよく使ったレストランが、違う店になっているように思えた。
10階のアマルフィというレストランのパンフをもらって帰った。イタリアのアマルフィ海岸からとった名前らしい。湘南でとれた魚や野菜で作るイタリアンのレストランで七里ガ浜に本店。七里ガ浜には、180度見渡せるテラス席ばかりの店もある。少し暑さが落ち着いたら、ここに行こうと思いついた。房総、三浦半島、富士山、大島が見えるという。ついでに長谷寺、高徳院、鎌倉文学館。甘縄神社。

8月29日(火)

晴れ
新涼のつかの間の気を仏間にも 正子
新涼の飯つややかに炊き上がる 正子
新涼の味噌汁の香もひとりかな 正子
●井口文華堂へ鳩居堂の葉書を買いに行く。帰り丸善の文具コーナーに寄る。パイロットの筆跡鑑定があったので、試してみるが、ネットがつながらなくて、あきらめた。帰宅して「パイロット筆跡鑑定」と検索しAIに鑑定してもらうと、自分の認識をはっきりさせてくれた感じがした。感受性、忍耐力、判断力など。

8月28日(月)

曇り
吾亦紅みどりの茎が生きている   正子
吾亦紅夫に供えて日々愛す     正子
吾亦紅ぽんと伸びたる花が灯に   正子
●西村先生からお悔みの手紙をいたただいたので、仏前に供える。五十年前のことが目に浮かぶ。
●モーツアルトのディベルティメント全集をネットで見たが、変ロ短調なんてない。ディベルティメントの性格からして、短調はないだろう、と気づく。
サイトウ記念オーケストラのヨーロッパ公演、小澤征爾でディベルティメントK136番に感銘。1987年9月11日ベルリンフィルハーモニーホールでの演奏。

8月27日(日)

曇り
能 頼政
能笛の音(ね)をひくままに夜の秋  正子
●台風10号が近づく。今朝は嘘でなく涼しい。この涼しさに、夜は芋炊きをして、句美子に持たせた。里芋、ごぼう、人参、こんにゃく、椎茸、揚げ、鶏もも肉。出し汁は少し甘め。みりん、醤油、砂糖。おいしくできた。出来立てを信之先生に供えた。句美子が帰り際、「涼しくなってるから。」とわざわざ教えてれた。
●慶應高校が甲子園で優勝した号外をもらっていたので、友宏さんがよろこぶだろうと、句美子に渡した。号外が手に入らなくて残念がっていたとのこと。
●モーツアルトの40分ほどのディベルティメント変ロ短調を探したが、ネット上に見つからず。もしかして、変ロ長調だったかと。それを探していて、スカラ座の「フィガロの結婚」が見つかった。スカラ座、すごい!

8月26日(土)

曇りのち晴れ
吾亦紅水をつめたくして挿しぬ  正子
吾亦紅まるまるまると花が咲き  正子
供花きょうは菊に竜胆吾亦紅   正子
●角川年鑑2024年版の結社動向を書く。9名の句を掲載できる。その9名を選ぶため月例ネット句会の金銀銅賞の句を検討。
●夕方、信之先生のジャケットなどクリーニングができたので取りに行く。クリーニングを持ち帰ってから、歩いて赤門坂を上り丸善へ。美術書のところを見る。『青』の本があって、人はなぜ青が好きかをテーマに、「青」を集めた小さい写真集になっている。花の色から、建築、焼き物、海や山など多数の青。なかに、デフォルト焼と砥部焼の青があった。砥部焼も認知されているのに、ちょっと驚き。
●台風10号が近づく。

8月25日(金)

晴れ
●かなり前からなのだが、「俳句哲学」という言葉を聞くようになった。最近はよく聞く。俳句と哲学は本質的に相いれないものと思っているが、その指摘が俳壇からあがらないのも不思議だ。ここに来て、「俳句哲学」に胸騒ぎがするし、考えれば片頭痛がする。
「人生哲学」、「野球哲学」と同じように言っているのかもしれない。不教養のせいではないだろうけど。
●午前。眼科検診。視力、白内障、緑内障、視野、眼底の検査。眼底検査のあと、すぐ帰宅したが、サングラス、日傘も役にたたず、道路がプラチナのように光って白い。早く家に入りたくてたまらなかった。次の検査は3か月後。
●俳句9月号が届く。花冠の広告あり。9月号に7月号の合評。すると、8月号は10月に合評が載る。8月号の正子の句が無視されても評をいただいても、面白いところ。

8月24日(木)

曇りのち晴れ
●信之先生の月命日。今日の命日香は桔梗。花を新しくして、吾亦紅、ぽんぽん菊、りんどう。きゅり巻きを作って、生協で届いた箱根饅頭のお供。初盆にこられた住職によると仏様は甘いものが好きで、初盆のお経は、供えたものが甘くなるお経だとか。
●角川年鑑用の俳人名簿の返信。自選5句と、結社動向が残る。
●3時ごろ日吉東急に出かけたら、駅広場に人だかり。慶應の優勝チームが帰ってくるのを出迎えるためらしい。結局、選手たちは新横浜からそれぞれ家路についたとのことで、慶應の関係者が「選手たちは来ません、解散ください。」と大声で知らせる場面があった。優勝パレードは高野連が自粛するよう言っているらしい。店は一部申し訳程度に2割引きセールをしていた。
慶應の優勝への世の中の反応、微妙な社会心理があると感じられた。克苦勉励。丸刈りで男子歯を見せるな、ということらしい。

8月23日(水)

くもり
●朝、4時半ごろ目覚める。外にでると虫がよく鳴いて、すっかり秋になった。仏壇に灯りを付け、花の水を替え、線香をあげる。ご飯は炊きあがってから。四国の出石寺に家族で泊まったことがあったが、お勤めは早い。早暁のお勤めは、世間が動き始める前で、その静寂とほの暗さに仏の世界があるというのだろう。
●北海道で36度の猛暑。東北も37度でフェーン現象。今日は2時から仙台育英と慶應の決勝戦。テレビをつけると丸田くんがホームランを打ったところだった。初回からホームランは大会初ということだった。中継を合同句集の選をしながら見る。8対2で慶應が勝つ。夕方丸善へ出かけたが、日吉駅は号外が配ら人があふれている。一万枚配るという声が聞こえた。朝日は早々に配り終え、15分ほどあと、毎日が配っていたので、記念にと思って毎日の方をもらった。

8月22日(火)

曇り 夜雨
●花冠9月号がほぼみんなに届く。
●歯科検診。今日、一回で済んだ。幸い。
●「俳壇9月号」の「俳句、短歌、そして世界へ」の歌人の川野里子氏と広く詩人の堀田季可氏の対談、面白く読んでいた。言葉は賢い・・、最後あたりで、人の名前が挙がったとき、その範囲の話だったか。とたん、つまらなくなる。