2月28日(火)

晴れ。
●暖かい一日。これでもう春の陽気になるらしい。
●現代俳句協会の機関誌「現代俳句3月号」が届く。今月の読みどころは多摩美の名誉教授で詩人・小説家の平出隆氏の「蕪村を中心に」のテーマで第59回現代俳句全国記念大会記念講演の記録。「Air Languageの探求」を蕪村に限って考えてみたということ。Air Language は平出氏の造語とのこと。よくわからないが、重層的な雰囲気のことか。俳句と画が重なることによる意味とか、か。
蕪村の鷹の画をそごう美術館で見たことがあるが、いい。欲しいくらい。
●編み掛けのベストの肩と脇を閉じた。明日は仕上がりそう。始め模様編みで編んでいたが、すっきりしないので、ほどいてメリヤス編みの素編みにした。途中ながら試着してみたら、兼用で着れそう。

2月27日(月)

晴れ。
●天気がよいので鯛ヶ崎のほうへ信之先生を連れ出す。お屋敷のとなりに梅が満開で立ち寄る。目白が二羽。
●お彼岸用と父の命日用にお菓子や線香を送る。手作りのポーチ2個も入れる。ポーチは布違いで同じものを6個ぐらい作ったが、同じつもりで作ったが、大きさが少し違っている。あれば、便利に使える。

2月25日(土)

晴れのち曇り。
パンジーの花よく咲くと風ひかる 正子
分葱株しっかり太るプランター  正子
布を裁つ春ストーブを一つ点け 正子
●昼間晴れてあたたかそうで暖房は切っていたが、曇って来ると急に寒くなった。
●「自由な投句箱」の皆がすごく熱心。当初は俳句ができたときに自由に投句して、ごくごく気楽に楽しんでもらうつもりだった。しかし、こう熱心だとなにか方向を示すような役立つようなことを考えなくてはと思い始めた。俳句の向上のために何をしたらよいか、ということ。ひと月ごとにテーマを決めて、12か月でひととおり学べるもの。人のためよりも自分のためにしよう。いつまでたっても俳句を勉強した気がしない。

2月24日(金)

曇り、昼過ぎから雨。
春浅し鷹らしき鳥空に見て    正子
みそ汁に浮きあおあおと刻み韮   正子
たらの芽の天ぷらすでに馳走かな  正子
●朝起きたら、校正をすぐメールしようと思っていたが、なんとなく億劫になってもたもたしていたら、案の定、十時すぎ、為永さんから電話。校正をメールで送れよと。すぐに送る。
●午後雨が降り出すなか、センター北のユザワヤへ。小物を作る布地と縄編み用針を買いに。縄編み用針は無いと不便この上ないが、襟の目を立てるのにいままで無しで編んでいた。もう少しで出来るベストなのに、俳壇から原稿依頼があったので、原稿が仕上がるまで中断していた。編む決意はしている。
小切れは、春色の無地のキルティングと、北欧柄のコットンの裏地。それに玉つきファスナー二本。それに麻と綿の紺のギンガムチェック。編み物も、裁縫もコツがわからずやっているので、いつも出来はいまいち。しかし懲りずに。

2月23日(木)天皇誕生日

曇りのち晴れ
門前の柳青めりそが嬉し         正子
みそ汁の実に麩と韮と春寒し       正子
セロリ―の刻み葉を入れサンドウィッチ  正子
●「俳壇4月号」の依頼原稿の初校を済ませる。PDFの編集アプリをパソコンに入れていないので、訂正箇所を書き出してメールの予定。PDFの編集アプリはあれば便利だけれど、費用がかかるようなので考えるところ。
●藤田湘子著の『実作俳句入門』の掲載句一覧の俳句を読んでいて、誰がうまいのか気になった。なんとなくわかったが、もう一度そういう目で読んで見て結論を出すつもり。
●「角川俳句3月号」(花冠広告掲載号)が届く。いつも載っていた活躍俳人たちの名前がないことに気づく。?。なんとなく二番煎じの印象を受けた。?。

2月22日(水)

曇りのち晴れ
●「にっぽん俳句風土記」(161)の校正。写真を7枚も使ってくださって、喜んだが、写真を一目見れば正子撮影とすぐわかるような素人丸出しの写真。
こんな時は、もう少しいいカメラを持つべきだとか、カメラの勉強をもう少しした方がいいのではと思うが、喉元過ぎれば、である。
吟行案内に入れる俳句は、気軽に作ったのがいいと思えた。出来不出来もない。
2月4日に四季の森で作った句(7句)
翡翠の翔つ一瞬の春のいろ   正子
つぎつぎと水をくずして春の鴨 正子
積りたる落葉を開き節分草   正子
山々に滲みて光る春の水    正子
枯葦の茫漠と立ち春を待つ   正子
ごろごろと石の道来て紅万作  正子
桜桜古き甍とあい照りぬ    正子

2月21日(火)

晴れ。
●午前、午後と病院の梯子。午前、循環器、このときはあまり疲れた感じがしないので、午後整形外科に行った。待ち時間もなかったのに、夜は疲れてしまった。
●夜メールを開くと「にっぽん俳句風土記」(161)の初校が届いていた。
季語は旧漢字で書くようになっているのか、鴬が鶯、蛍が螢に直されていた。
桜と蝋梅は新字体のまま。これはどういう約束なのか、わからない。蝉は絶対、?になる。俳句出版界の名社長で俳人の林誠司さんに聞いてみようか。
●もうひとつの不思議。季語「名草の芽」。私が教わったのは、牡丹の芽、菖蒲の芽など、名の有る草の芽のこと全部をさすので、実際句作で使うときは牡丹の芽、菖蒲の芽などとして使うと。虚子は「名草の芽」を直接使っている。林誠司さんのブログ俳句オデッセイでもこれを取り扱っているが、私が教わったのは間違いなのか。たしかに「名草の芽」をそのまま使った俳句はたくさんある。
ただ、「名草の芽」で名句はあるか。私は、これからも名句は出ないような気がする。なぜなら、「名草の芽」と俳句の真髄とは相いれない気がするから。

2月19日(日)

曇り
咲き初めの白梅花の光りけり  正子
白梅の遠目に咲けり湧くごとく 正子
たらの芽の天ぷら一汁一菜に  正子
●「自由な投句箱」の溜まってしまったコメントを書く。コメントが溜まる理由に、ただ怠惰ということもあるが、気を引く句がないと、なんとなく先延ばしになっている。そして日が過ぎる。そんなこんなでも、確実に上達されている人を見ると、継続は力なりを実感。それにしても、自分の作句はおろそかに。反省はするものの、だ。
●句美子がトマト狩りに行ったのでと、トマトを持参。ミニトマトばかりだが、市販のよりはるかにおいしい。ぱくぱくと果物みたいに食べたいほど。
●JAの野菜直売所に行くつもりが、つもりで終わった。売ってるキャベツは見た目は美味しそうだけど、硬すぎる。産地のキャベツがなんでこんなに硬いのかしらないが。

2月18日(土)

曇りのり晴れ
寝(い)ねながら春の季語読む春あけぼの 正子
●元希の誕生日祝いのボールペンを買いに日吉東急へ。信之先生も一緒に行く。書いた線が消せるボールペンがあるというので、小学生にいいのではと、買った。元希はプレゼントに欲しいものがないのか、決まらないのか、もたついている。