11月16日(水)

晴れ
天狼の眼とも見え冬の星    正子
快晴の空を窓にし毛糸編む   正子
新米の旨さきわ立つ胡麻にぎり 正子
●このごろ子供を通園バスや自家用車に置き忘れて事故がおきたニュースが頻繁に報道される。「人を置き忘れる」、ましてや自分の子供を置き忘れるということは信じられない。人を「置き忘れる」も奇妙な言い方だし、子どもを守るとか、命を守るという次元ではないのではないかと思う。どんな頭になっているのだろうか。

11月15日(火)

小雨のち曇り
銀杏黄葉空高きより降る雨に  正子
拾い来し楓紅葉の錆び始む   正子
新しき畳の奥へ冬日差す    正子
●インフルエンザの予防注射を受ける。夜はなんとなく気だるく、早々に床に就く。このごろは寝床に入ってもっばらYou Tube でニュースやニュースの論評を聞いたり、音楽を聞いたりするようになった。テレビより面白いのは個性があり、本音も見えることかもしれない。

11月14日(月)

曇り。
●夕べの雨で、すっかり季節が変わって冬らしく寒々としているが、思ったほど寒くはない。
●今日夜半前、14日ぎりぎりのところで11月ネット句会の入賞発表を済ませた。昨日清記のアップロード場所を間違えてやり直したので、みなさんに迷惑をおかけしたが、それでも選が無事終わった。
●俳誌「オリーブ」の木村さん午後1時半ごろ来宅。ちょうど、11月ネット句会の入賞発表の原稿を書いていたので、特別に選をお願いすると快く引き受けてくださった。
それにご自分で炊いたお赤飯とご親戚からの宮島のもみじ饅頭をいただいた。

11月13日(日)

晴れ、夕方雨
立冬の空へ回れよ観覧車  正子
白山茶花の垣根長々寺隣り 正子
小春日の真昼蟾蜍鳴く声のして 正子
●11月月例ネット句会
●ネット句会に投句のため、信之先生を金蔵寺まで誘う。参道いっぱいに桜紅葉が散っている。信之先生は、俳句は家に帰って作ると言って、全然作らなかい。幸い桜紅葉の落葉を拾って帰っていたので、それで机上に広げて作ることになった。
●月例句会の清記をアップする場所を間違えて自由な投句箱にしてしまった。友宏さんの電話で、清記がアップされてないと知る。正しくアップしみんなに電話で選句を依頼する。今日は忙し過ぎたが、段取りが悪かった。気を付けなければ。
●敬二さんの奥さんから電話。1月号の投句の件。言語療法のリハビリで毎週1句以上作るのが宿題とのこと。1時間のリハビリで40分は俳句の話で、これが楽しいとのこと。そういうわけで俳句はたくさんあるそうだ。

11月12日(土)

晴れ
●晴れもきょうまでらしい。明日日曜から寒くなり、下り坂。
●野菜を買いにセンター北のJAへ。買いたいと思っている野菜があるわけではなく、その時、その時、野菜を見て買う。今日はキャベツが希望通り。ポンパドールでパンを買って、今日の買い物は済ませる。

11月11日(金)

晴れ
木の葉髪身に添うごとく衣に落ちて  正子
小春日の片隅小さく蟾蜍の声     正子
蟾蜍歩いて行ったか鳴く小春     正子
●髪を切りに。ネット予約をしたが、受付完了とか、予約確認とか、キャンセルするかとか、メールが4回。ちょっとうるさいけど、これくらしないとトラブルが起こるのだろう。
●「俳壇12月号」が届く。もう、12月号かと。
●「愛媛若葉」11月号いただく。鈴木貞雄氏の芭蕉は推敲を徹底してやったようなことを書いた文章があった。思い直して、これを肝に銘じようと思った。

11月10日(木)

晴れどきどき曇り
厨冷ゆ新蕎麦茹でる湯気満ちて 正子
竹春の青き竹幹粉を吹き    正子
老いはかく桜紅葉の赤光り   正子
●新蕎麦が生協から配達されたので、早速茹でた。台所は少し寒くて、ゆで汁を飲んだらほっこりとしてやわらかい味。新蕎麦は太めに切られた越前蕎麦。

11月9日(水)

晴れ
きょうふいに桜紅葉の降り積もる  正子
桜紅葉積もれば赤き葉が光り    正子
秋の燈を小さくともし毛糸編む   正子
●ビオラ二株を根切虫に根を切られた。皆既月食の夜。
●昨日自由な投句箱の選をしていた思った。「インターネット俳句の難しさ」がある。IT機器の操作ではない。俳句は座をもって成立するが、その座の有り方が難しいということ。一つには、使う言葉が文化圏によって違っているということ。標準語で書かれている俳句だが、文化圏によって使う言葉が違ってくる。標準化、一般化された日本に見えるが、個々の人に当たれば、言葉も生活も大きな違いがある。それがインターネットを通せばやすやすと違う文化圏の言葉が、標準語の顔をして一つの画面に入り混じる。世代間で変化していく言葉もある。
きのう驚いたのは「冬入り」。初心者が使っているのだが、「立冬」とか、「冬に入る」として俳句では使われる季語の意味。私は「冬入り」を今のところ季語として認めないが、「冬入り」は、「梅雨入り」からの発想と思える。
「寒の入り」を「寒入り」とは言わない。ここを平気で乗り越えて来る。実際中国地方のお天気キャスターのブログに「冬入り」が使われている。「梅雨入り」ならぬ「冬入り」だという。ここに言葉としての違和感を感じないというのが現代なのかと。

11月8日(火)

晴れ
皆既食あやしく赤き月の面   正子
月食の欠けたる月や金澄めり  正子
皆既月食仰ぎ見るうち背が寒し 正子
●皆既月食。天皇食は442年振りだそうだ。午後6時過ぎから欠け始めた。欠け始めを信之先生と見てから部屋で用事をしているといつの間に8時過ぎ。すると元希から「皆既月食見たよ。」とメールが来た。信之先生を誘って外に出ると、赤い月。ちょうど、皆既食。こんなにきれいな月食を見たのははじめてかもしれない。皆既食が終わった月はなんだか、安堵したような輝きに思えた。元希が「41分ごろから天皇食が始まるよ」と再度メールで教えてくれた。「岐阜のおじいちゃんとおばあちゃんも見た。」とか言って来たり、元希が今夜の月食を仕切って、家族で盛り上がった。遅くなって、外は冷えるので、月食の終わりあたりは国立天文台のライブで見た。
●自由な投句箱の選とコメントを三日分溜めてしまった。「自由な」なので、毎日しなくてもよいが、溜まると大変なことになる。みなさん、いろんなところに出かけられ、また色んな本を読んでおられ、新しい言葉へ挑戦したり、あるいは正しいのか、間違っているのかかなり調べないとわからないものなど。
こちらの勉強不足、経験不足、知らなさすぎを痛感する。編み物などしてる暇などないとは思いつつ。
●今日は金蔵寺の山を越えて日吉駅まで歩いた。マツモトキヨシで沐浴剤のスキナベーブを買うため。久しぶり。山を越えて2丁目の住宅地から商店街へ行く道々、最高にいい季節だと思った。こんないい日はない。桜紅葉、白山茶花、舞い落ちる落葉、カラカラ走る落葉、銀杏黄葉、粉を吹いた竹の幹。鵯。黒い木の実、忘れそうなくらいたくさんの物を見た。

11月7日(月)立冬

晴れ
立冬の広場明るし地下鉄出で 正子
立冬や毛糸注文して楽し   正子
黄落期学生寮の窓光り    正子
●今日は立冬。冬支度をしなくてはとセンター北へ買い物。今日は、ベストを編む毛糸を買いにユザワヤへ。目当ての糸がなかったので、注文して取り寄せてもらうことにした。編み物素人なので、テキストと同じ糸でないと上手に編めない。ついでにひざ掛けを買った。
●信之先生がくしゃみをしきりにするので、暖房をいれた。昼間の気温が20度になるとうすら寒い。今年はインフルエンザとコロナと一緒に流行ると言われている。