晴れのち曇り
手を伸ばすその先にあり藪椿 正子
藪椿赤き花のほつほつと 正子
竹林の端に一樹の藪椿 正子
●2月月例ネット句会の入賞句全部にコメントを書き、終わりの挨拶を書き、2月の月例句会を終わる。
●自由な投句箱、星印は付けているが、秀句とそのコメント4日分ができていなし。一念発起、きのうまでの分を書く。
●日吉商店街の銀行と郵便局に歩いて行く。帰りは、赤門坂のところを西に入ると井上正夫の碑がある丘の2丁目の道を通る。水木や芒があった土地という土地ではないような場所に、新築の家が建ち、外国人らしい表札がかかっていた。すぐ傍は竹林。竹林の端に藪椿。花の赤が濃い。ちょっと風流な住人にも思える。そこから金蔵寺の裏山の横を通る階段をぬけて帰る。
晴れ
●コロナワクチン3回目の接種券が午前中に信之先生に届く。明日はクリニックが休みなので電話をかけ、接種できるか訪ねると、来院して予約を取ってくださいとのこと。午後から出かけ、予約する。クリニックは人があふれる程大勢で、ほとんどの人がワクチンの予約だった。みんな思うところは同じ。28日午後の予約が取れた。
●確定申告の用紙が届く。締め切りが4月15日なっている。
●生協の配達。お八つに、山口の本わらび粉の外郎。ヒロタの定番シュークリーム。プレゼント用のモロゾフのマドレーヌ・クッキーセット。
晴れ
●句美子が家事が楽になるようにプレゼントしてくれたヘルシオ。茹で卵や茹で菜は便利でよく使う。料理には、使ってはみるが、肉じゃがとか作ってみるが、自分でしたほうが加減がいい。句美子が贈って無駄だったかと気にしていたので、今日はホワイトソースと林檎のコンポートを作る。ホワイトソースは簡単(小麦粉15g、牛乳200cc、塩、コショウ)。コンポート(林檎2個)は柔らかいが、これ以上固くても、の感じ。残りの白ワインを使ったが問題なく。
早速、ポテトグラタンを夕食に作る。玉葱小半個、じゃが芋小2個、海老(ベーコンか鶏がいいと思うが)。塩少々、粉チーズ30g、バターは皿に塗るだけ。あつあつが食べ応えある。トマトサラダとたたき胡瓜で、口を冷やしながら食べる。
晴れ
烏鳴く芽木の梢につつまれて 正子
耕の今日はここまで穴掘りて 正子
パンジーの中に入り込み雀たち 正子
●朝は冷え込むが、日がのぼると少し暖かくなった。
●「落花流水」のテーマの5句、原稿締め切り。迷いに迷う。
雨
●2月月例ネット句会。
投句
青空に枝きらきらと雪のあと
天ぷらの音立てて揚がる春立つ日
空を指す幾千の枝芽吹かんと
●こんなに寒い日にコーヒー豆を切らした。インスタントコーヒーで済ませている。インスタントコーヒーをお湯で溶いて、それを火にかけて沸騰しないようにしてあたためると美味しくなる。澱が残るのでドリップ用の濾紙で濾してみたがたいしてかわらない。溶いて火(レンジでもいいが)にかけるだけでいい。
美味しいコーヒーがあった。銀杏が染まるころだった。戸塚から藤沢まで東海道を信之先生と歩いた。遊行寺の坂を下りて、一遍上人のお寺の裏手の墓地から境内へ下りた。それから藤沢駅へ向かいいよいよ帰るときになって、藤沢駅から湘南台行きの電車を待った。そのとき、食事をしようと思った店が休みで近くの喫茶店に入った。ウィンナーコーヒーで風邪を収めたことがあるので、メニューのアイリッシュコーヒーを頼んだ。一杯目、こんなにおいしいコーヒーは初めて。感激してお変わりを注文した。このとき、店の主人が「女の方ですので、ウィスキーは4割にしました。」とカップを持ってきてくれた。「ウィスキー?」と思ったが、気にもせず美味しく飲んだ。そのとき、アイリッシュコーヒーはアイリッシュウィスキーとコーヒーが半々の飲み物と知った。以来アイリッシュウィスキーを探すが出会わない。マスターどこで手に入れたんだろう。
晴れ
春寒の畳の部屋に薔薇微香 正子
土に近く土に添うごと菫咲く 正子
月無きと思うておれば春の月 正子
●明日は月例ネット句会。準備はいつもどおりに進む。
●小学生の孫が4日にオミクロン株に感染。昨日連絡したときは、母親も感染し、熱が出たが回復したとのこと。なにかしら食べ物などを送る。息子は大丈夫かと聞くが、返信無し。孫は塾に通い始めて、出鼻から通えないので、問題を郵送してもらっているとのこと。伝染病の分類で、オミクロン株を第5類のインフルエンザ並みにする話が言われ始めている。
快晴
青空に枝きらきらと雪のあと 正子
青空のまんなか突いて辛夷の芽 正子
なにもない畑の片隅春の雪 正子
●何日かぶりに丘へゆく。信之先生には買い物にかかる時間を倍に申告して出かけた。四十雀が一羽、それらしくツピーツツピーと鳴いている。遠くの笹のなかで、ほんとうに笹鳴き。昨日の雪が畑の隅に残って、雪が降ったことを証明している。丘のはしまで行く。富士山は雲に覆われ見えない。街の方には下りないよう道を選んで、スーパーで買い物をして帰る。
●俳壇から依頼の「落花流水」の句、5句を読み応えあるように構成しようと思うが、集中力に欠けて、やる気なし。
雨のち雪
●大雪の予報が出て、用心していたものの、雨が昼前から牡丹雪に変わった。積むほどではない感じだった。
●テレビの「なんでも鑑定団」を見ていて、小糸源太郎の絵が鑑定にだされた。曽祖父の肖像画だといって800万円の値が付いた。顔はルノアール的。背景の家々の屋根は、セザンヌ風。この値の真価は別にして、印象派的な小糸源太郎の作品は俳句的だとも説明された。「鳥ぐもり」「山粧ふ」などは、題名そのものが、季語。「鳥ぐもり」は、桃の枝がまっすぐ伸びて、鳥ぐもりの灰色の空に、桃の花のくれないが可愛らしい。土の部分の黄色もいい。この画欲しいな、と思うくらいだ。
日本人は印象派が好きだと、海外の人も認めているらしい。モネの始まる印象派、特に後期印象派の画は私も好きだ。印象派の影響を受けた日本人の画家の手元に置きたい画はたくさんある。
印象派をウィキペディアで調べると、日本人が印象派を好む理由に納得できる。戸外での制作、空間と時間の(光の質の)変化の正確な描写。描く対象の日常性、人間の知覚や体験(に欠かせない動きの包摂)。斬新な描写アングル。
戸外制作は吟行、空間と時間の変化は季節の移ろい、日常を詠む、人間の知覚や体験は五感の重視、斬新さは清鮮さに置き換えることができる。印象派の意味は何かといわれると、なんだろう?
印象派の特徴 出典:印象派 Wikipedia
「印象派の絵画の特徴としては、小さく薄い場合であっても目に見える筆のストローク、戸外制作、空間と時間による光りの質の変化の正確な描写、描く対象の日常性、人間の知覚や体験に欠かせない要素としての動きの包摂、斬新な描画アングル、などがあげられる」