快晴
●裏道はまだ雪が凍っている。スーパーへ買い物に行くとき、いつもと反対の、雪が解けた道を選んで歩いた。
●冷たくて家事をするのがおっくう。それで、医療費控除の申請ができるかどうか、去年の医療費を計算した。いずれ計算したものが送られて来るだろうが、あらかじめ知っておく。申請の必要がありそう。去年はまさかのことで、私がよく病院に通った。
快晴
妹、田畦の七草を送って来る
七草にふるさとの草混じりおり 正子
洗えども水に現れ七草のごみ 正子
しずる雪水となりては生々し 正子
家づとにひと箱あかき冬苺 正子
●きのう積もった雪は7センチほど。今朝は快晴で、道路はアイスバーン状態。滑らないよう気を付けて整形外科へ。雪のあとの快晴は、空気がぴんとはっている。薬を2か月分もらう。雪で滑って顔面をひどく打撲したのか、目の周りと額が紫になった老婦人が待合にいた。
●この冬になって初めて苺を買う。多分、クリスマス前よりおいしくなっている。
●西村先生より花冠1月号のお礼の葉書をいただく。366号の歳月を思っていただいたようだ。数字を打つときは、数字に弱いせいで、順番を間違えないように、試験にでも臨むかのように妙に緊張する。数字が示す順番とは言え、まちがいなく、歩んできた歳月。振り返れば、よくも続いたものだ。
お葉書を拝読して、「螺旋」がふっと思い浮かんだ。螺旋階段はゆるやかに、遠回りして、表になり、裏になり、昇ってゆく。引っ張れば、まっすぐになるが、それはいけない。伸びきり、まっすぐになって、いつも表になって緊張してはいけない。目立つ表、目立たない裏。表でも、裏でも、かまわない。どちらも面白くて、行く道を螺旋階段を上るように歩く。こういう形状が、継続に一番向いていると思える。ねじまき時計の螺旋。時はねじに巻かれ、螺旋になる。
雪
どの枝も同じ厚みの雪そろう 正子
七センチ積みたる雪の中に灯も 正子
積む雪を窓に見てより寝につきぬ 正子
雪の日の小豆炊く香のほのかにも 正子
すりおろす山葵さみどり雪の夕 正子
●きのうほどの冷たさではないが、朝10時すぎごろから粉雪。そのうち牡丹雪。めずらしい雪景色。あずきを炊く。
晴れ
●寒の入。玄関のドアを開けると、身を切る冷たさ。寒気団に覆われている。寒の入はいつも6日の感覚だが、今日が寒の入。
●俳壇年鑑2022年版の投句1句を選び、信之先生分と合わせて投函。句美子は、本人に書いて投函してもらう。有花さんからも投句についてメールで問い合わせ。他の年鑑と句が重複しないように連絡。
快晴
●朝湯。浮かべる花はないかと思うが有りそうもない。
●仕事始め。句美子たちは、テレワークにするらしい。元は今年は霞が関か、国会議事堂前までかは知らないが、毎日通勤とのこと。11月に役所に出向して以来、休みがとれないと言う。子ども達もそれなりの年となった。
●玄関の千両、実が2,3個落ちる。「千両を捨てないで」というYouTubeを見た。実を播いておくと生えるからとのこと。以前、庭に万両を植えていたが、零れた種の実生が塀沿いに増えていた。播いて見よう。
●牛肉を昨日使いきってしまおうと思ったが、ありすぎて残る。少ないように見える肉も広げれば結構な量。それで肉じゃがを炊く。賞味期限過ぎながら、鮮度が落ちてるというほどでなく十分。
晴れ
凍星の光りそろいし誕生日 正子
高齢になりしも正月誕生日 正子
凍てを来し子に食べさせる黄な粉餅 正子
●年賀状の返事を書く。修さんと智久さんに、花冠No.365,No.366と、俳壇9月号「結社の声」のコピーを送る。ほかに花冠を応援してくださる方にNo.366を送る。印刷が70冊では、少なすぎた。保管用を5冊をくずす。年賀用があることを忘れていた。
●朝湯。今日は誕生日。気づいているのは句美子だけ。
日吉東急に買い物に。葛湯、ヨックモックのお菓子、天一書房で『シャーロックホームズ』(GAKKEN3冊)。今年は冬休みが長いと言っていたので、お菓子と本を元希に午後4時の宅急便で送る。葛湯は句美子たちに。白い葛湯は売り切れで、あずき、抹茶、生姜を買う。
●夕方句美子が来て、お祝儀とケーキをくれる。
お節は、量を少なくしたが、ほぼ例年通り。お節は作らないでもいいと言った句美子だが、お節を見て「これが楽しみなのよね。」とか言って、いろいろタッパーに詰めて持って帰った。笹蒸し鮨の冷凍も、祝鯛の冷凍も要るのだとか。お節料理が楽しみと言う人は少ないらしいが、我が家の子供たちは、小さい子供の時からお節を楽しみにしている様子だ。
●夜8時半ごろ、秀之さんにアンソロジーの件で電話。原稿は出来上がり。今夜出版社に原稿を送るのだろうと思う。肩の荷が下り、安心して眠る。
晴れ
だれも来ぬ二日平和に過ぎ行けり 正子
二日の賀状ことに親しき人ばかり 正子
朝湯出て正月花を切り詰める 正子
●昨日の夜は冷え込んで、ずっと足先が冷えて、なかなか寝付けず。
●句美子たちが来る予定だったが、夜中体調が悪くなったらしい。年始はいいから、暖かくしてよく休むようにとメール。午後は元と元希とスカイプで話す。在宅勤務の会議用か、カメラなどもセットしている様子だった。元希は、初詣のおみくじで大吉が出て大喜びだった。わざわざ開いて見せてくれた。元希への年賀状に「いいことがありますように」と書きそえたが、あたったというか、ごきげん。かくして、年始にはだれも来なかった。
●年賀状、返事を書こうと思いながらも、眠くてしょうがなく、うたた寝。
晴れ
千両とチューリップと活けあかあかと 正子
正月の寅の土鈴のこけやすし 正子
輪飾りに寒波来たりて裏返る 正子
●朝起きるとすぐ、ブログのテンプレートを正月用に替える。年賀の挨拶は予約投稿。関西から雪の俳句。うっすらと積もっているが、ずいぶん寒いらしい。
●朝食の前に、日吉のクロネコヤマトへ行って、元宛に正月の冷凍食品を送った。帰ってから、信之先生を起こして、三肴と雑煮。食後は、花びら餅と抹茶。コーヒー。
●朝、9時半ごろには年賀状が届いていた。夕方の郵便で、伊豆の智久さんから山葵などが届いた。今どうされているのだろう。たまになにかのいきさつで、智久さんのブログに俳句があるのを見る。いいセンスなのにもったいないと思う。電話をしてみよう。
●年末は花冠の発送など多忙。年が明けて、午前中、料理をしながら、浴室、トイレ、キッチンとダイニング、玄関の掃除。トイレにはウッディな香りのアロマを置いた。微かに匂う。玄関に虎の土鈴と信之先生の扇子を飾って、ようやく正月の設えができた。年末に活けた葉牡丹とチューリップの茎が伸びたので、3センチほど切る。
●明日、句美子たちが年始にくるが、普通の料理でいいからということ。煮しめとなますを午後から作った。