9月10日(金)

晴れ
●今日の晴れ具合に、弁慶草が咲いていたずっと昔の昭和30年代のことを思い出した。こんな日に弁慶草が咲いていた。たしかに晴れていて、そんなに暑くはないが、斜めに差す日差しに夏の疲れと秋への期待が入り混じっているような気分があった日のことを。
●十三湖のしじみ伝説をテレビのコマーシャルで知った。じじみが肝臓にいいのは聞いて知っているが、蜆の貝殻のカルサイトに効き目があるとのこと。飲めばすぐ効くようなコマーシャルだが、ネットで口コミをみると、まだ効き目はわからないというのが大半。長期継続での効果をあたかもすぐ効くかのようにおもってしまう宣伝。サプリは薬ではないので、こういうもんだろうと、改めて思った。

9月9日(木)

小雨
●きのう結社誌の「麻」8月号が柳原美知子さん宛てに発行所に届く。昨秋の「俳句の杜2020」の掲載句から数句コメントを付けて載せられている。美知子さん宛を間違って信之先生が開封してしまった。私もちょっと見せていただいたら、「写生もテクニックもしっかりしたオーソドックスな俳句の見本のような俳句」と評されていた。私から見れば、それに加えて、詩的抒情があるよさは、単にオーソドックスだけではない。
●歯医者の予約を入れる。行きつけの歯科が閉院したので困っていた。検診なので、いつ行くかを決めるのに決心がつかない。自分なりのルールを思いついた。「一週間後」の予約を入れる。これは案外気分が楽。眼科もこの調子で予約を入れた。

9月8日(水)

曇。
草の実に雀らたのしげに群るる   正子
病棟の空に秋雲いろいろと     正子
まとめ売るししとう・蓮根・枝豆と 正子
●リハビリに公団の草地を通って。こおろぎ、鉦叩、ギスが鳴いている。家の近くでは青松虫の声が大きくて、こおろぎの声が聞けない。こおろぎはどこに居るのかと思っていたら、草原で鳴いていた。

9月7日(火)

晴れ
●信之先生の付き添いで井田病院へ。病院へいつ行くかはの決断がつきにくい。今日は晴れの予報なので、今日に決めたが、今日で正解。あまり混んでいなくて昼過ぎには帰宅できた。しかし病院は疲れる。薬は家の近くのクリエイト薬局で

9月6日(月)

夜々鳴ける青松虫に慣れてきぬ   正子
曇たる夜もりんりんと青松虫    正子
見送れる子が振り返る虫の夜    正子
●樹の上で鳴くこおろぎの謎が解けた。横浜に越して来て、夜、道を歩くと蟋蟀が、木の枝で鳴いているように聞こえる。まさかと疑っていたが、横浜に住む知人に聞くとそうだという。外来種の蟋蟀で青松虫と呼ばれるらしい。私が知っている普通の蟋蟀ではなく、別の昆虫。姿を見ていないが、声はかなり大きく蟋蟀のように鳴く。普通の蟋蟀はどこにいる?

9月5日(日)

●9月月例ネット句会の案内を用意し、自由な投句箱にも貼りつける。
●朝、雨があがる。涼しさが続く。朝食のコーンスープを熱くして。暑い間ほどんど飲まなかったインスタントスープの賞味期限が近くなってる。昨日キウイを一袋買ってきた。今朝は食べれそうなので全部スライスして、砂糖とラム酒をかけて冷やした。ニュージ―ランドは今冬かと思いつつ。
●洗濯・簡単掃除・食器洗いをして時計を見ると11時50分。午前中がつぶれたと思っていると、ふぃっと、女王様の部屋の画や調度に、おつきの人が毛バタキをかけている記憶の映像が浮かんだ。

9月4日(土)

●9月が4日になったとは、信じがたい。また、山口や広島に大雨で避難の指示が出たようだ。妹たちにメール。
●菅内閣が退陣することになった。首相は総裁選に出馬しない。コロナ対策に専念するためが理由。じゃ、いままでは、コロナ対策に専念しなかったのかといいたい。何があっても説明を拒むのは、田舎政治の典型と思える。アフガニスタンからの撤退もよくわからないが、とろい感じ。危機管理というのは、先を読むのと対処のスピードだと思うけど。

9月3日(金)

  句美子の誕生日。
目覚めるや秋冷まとう誕生日 正子
鶏頭も朝顔も子の誕生日   正子
朝顔のひと色咲きて誕生日  正子
●冷涼。信之先生、今朝は早起き。朝は、熱い緑茶がおいしくなった。朝食はパンではなく、若布に茗荷をいれた味噌汁とご飯。大根おろしが一番おいしい。
●角川年鑑2022年の結社動向の原稿をメール。会員の句を選ぶのに時間がかかる。これで年鑑原稿は終了。
会員作品9句
夏つばめ飛翔の影を落とさずに  髙橋正子
桜咲く中へ噴水あがりけり    多田有花
間引き菜の緑いろいろ今朝の皿 柳原美知子
さらさらと音させ春の種を蒔く  古田敬二
春浅し海を渡りて荷が届く    祝 恵子
大阪の港を跨いで春の虹     髙橋秀之
新駅の高架工事や稲の花    桑本栄太郎
晴れた日の階段あがれば桜咲く 髙橋句美子           
靴ひもを緩めて食らうかき氷   西村友宏

9月2日(木)

●一日小雨。秋雨前線によるらしい。前線より北は、冷涼。南は残暑。
●「浜なし」を初めて食べた。果汁がいっぱい。食感はきめがやや粗くて味の底に長十郎に似た感じがある。改良されたのだろうが、表面がざらっとして、もともとの味が想像できそう。
地元のものにして値がいい。知人が浜なしを自慢するので、直販で半額ぐらいで買って来てもらった。果汁たっぷりなのが、一番の魅力。薬膳では、秋に食べる白い食べ物は冬の咳を出にくくするらしい。せっせと食べよう、梨、蓮根、大根。