1月24日(金)


曇り。3月のような暖かさ。

雨あとの枯草赤み帯びいたり  正子
洗いても芹の根土の色であり  正子
野の川に少女遊びの芹を採り  正子
芹採りて束ねて父への土産なる 正子

●先日、紀伊国屋で二年生イソップ童話、二年生アンデルセン童話、二年生グリム童話(各偕成社刊)と『からすのがっこう』『空いろのたね』(光村書店刊)を買って来て袋のまま。昨夜、袋ごと寝床に運んでそれらを読んだ。こんな話があったかしらん、と思う話もある。

1月21日(火)


快晴

●「俳壇」2月号の俳壇賞選考経緯を読む。
応募30句そろえるためには、結局実力がいるようだ。粒がそろわない。無理な表現が出てくる。30句の内、4,5句がダメで実力が出ているようだ。

●自由な投句箱16日~20日の選とコメント。今日より、21日~31日になる。

●子規新報(第2巻76号2020年1月15日発行)が届く。酒井黙禅特集。松山のホトトギスの大御所で38歳で日赤の病院長をされたと学生時代に聞いたが、1948年に辞任されている。私は、それから17年ほどして、臥風先生の句会に出るようになったが、臥風先生は、石楠であったから、批判的な話が時々出た。

●子規新報の同号に、「佐多岬の石蕗の花」として、青木克人氏が、坪内稔典氏のふるさと家のことを書かれている。これを読むと、稔典さんは、自分の本心ではなく、ああいう句を作る必要があったからと作ったと思われた。その「必要」を私が感じたのは、私が田舎に育ったからわかることである。本心を隠すと人はやがて、自分でも本心がわからなくなる。

1月20日(月)


快晴
紅梅に青空いつもと思うなり    正子
灰ねずの辛夷花芽丘にあり     正子
やぶ椿折りたき枝の遠すぎる    正子
西空は明星光る寒の暮       正子
山寺の僧に教わる三十三才     正子
茎漬に飯の湯気さえ白かりき    正子
しゃりしゃりとみぞれ降る中街へ行く 正子
駅までの百歩みぞれに傘ひらく   正子
みぞれ降る音に芽吹きぬ活け柳   正子

●信之先生を連れ出し、鯛ケ崎から5丁目の丘を散策。1時間。森戸原第二公園で休憩。持参のコーヒーを飲む。私は、紙コップに入れたコーヒーを手からすべらし落としてしまった。わずかに残ったのを水筒から飲む。枯れ木に小鳥。目白ではないが、目白に似る。双眼鏡が欲しい。

●鷦鷯・三十三才(みそさざい)の声を初めて聞いたのは、愛媛県の出石寺。早春、ミツマタの花が咲く雲海の上の寺に着くや、杉の木のてっぺんで弾むように鳴く鳥。挨拶よりは先に、あの鳥は?と出迎えの若い僧に聞く。さらりと「みそさざい」といって寒そうな衣を翻し、すたすた玄関へと案内してくれた。この鳥の季語は冬。里に下りているのが冬のようだ。春は山にいる。みそさざいは山で出会いたい。その時の季語は春がいい。

●元希の誕生日プレゼントを何にするか。クリスマスは本人の好きな消防隊のレゴ。去年は地球儀にして、たぶんくるくる回るからか、大いに喜んだ様子。今年は、星座望遠鏡か、天体望遠鏡かと、ネットで探す。

1月16日(木)


晴れ。

●今日は、私の高血圧症について、ドクターからは、多分間違いなく原発性アルドステロン症と思うと言われていたが、スクリーニングでひっかって、精密検査結果では、普通の高血圧症ということになった。

●15日には、お年玉年賀はがきの当選番号があると思って調べたが、抽選は日曜日の19日だった。年賀状が片付かない。

●自由な投句箱の選とコメント、昨日までのが終わる。ネットは一度スムーズに動かなくなると、のちのち影響が出る。

1月10日(金)


晴れ。

珠のごとく晴れし青空寒紅梅     正子
やぶ椿畑を隔て木々隔て       正子
やぶ椿開ききらずにあまた咲き    正子
金の蕊をぴんと張りつめ寒椿     正子
寒中のしじまの一つ六畳間      正子
とっぷりと暮れてストーブの赤々燃え 正子
マウンドの丸みをあるく寒最中    正子
冬すみれ紫多く植えられし     正子

●書店のくじでバス旅行が当たる。南房総の濃溝の滝と浜焼き食べ放題。濃溝の滝はジブリみたいで幻想的で人気沸騰中とか。朝7時武蔵小杉出発、帰着午後7時とある。滝は魅力だけど、多分、行かない。7000円相当みたいだけど、図書券の方がよかったよ~。

●下田寿司からお誕生月サービスの案内。注文すれば、茶碗蒸しをサービスとのこと。

●ブレーカーを新しくしたばかりなのに、またダイニングルートの電気がつかない。1時間ばかりして自然に復旧。前と変わらす。原因不明。これで午前中は時間をつぶす。あきらめて信之先生を散歩に連れ出す。

●天気は上々。句会も近いし、久しぶりに信之先生を鯛ケ崎公園の丘へ。家を出るなり、どこか喫茶店はないかと。めったに歩かないので、わざと坂道を選ぶ。丘からは、みなとみらいのランドマークタワーが見える。道すがらのお屋敷に寒椿、また違うお屋敷の庭に紅梅。公園の上に藪椿。往復1時間程度。

●ちらし寿司を作る。句美子がふるさと納税でもらった杉のわっぱがあるのを思い出す。このわっぱ、秋には杉の匂いが強くて使えそうになかったが、匂いもかなり抜けて、これなら使えそう。用心のためにラップを敷いて寿司をいれる。

1月9日(木)


晴れ。

●アップルパイを焼く。黍砂糖で林檎を煮る。砂糖は目分量で入れたが、我ながら見事な甘み。パイ生地はコープのもの。職場の友人が訪ねてきたので出来立てを持って帰ってもらう。

●小1の孫の元希は、手紙が来るのを面白がって待っているらしいので、寒中見舞いの手紙を出す。
「寒中おみまいもうしあげます。北風がぴゅうぴゅうふくけど、元気ですごそうね。」と。漢字にはルビ。
ゆうびんごっこの遊び相手のようでもある。大人の方は、最近、寒中見舞いの葉書をだすことがなくなった。

1月8日(水)


雨、のち曇り。ときどき日差し。

●雨は雪になりそうだったが、昼から上がる。

●ダイニング経路のブレーカーを新しくする。去年の秋から数度、年末にも、この経路だけ、5時間から20分ぐらい、電気がつかなくなることがあった。一度電気屋さんが点検に来たが、なんでもないと言っていた。素人には、詳しいことは説明しない。しつこく聞くと、ブレーカーの感度が良すぎる、あるいは油煙で汚れている、あるいは古くなっている、のが原因らしい。

1月7日(火)


晴れ。寒中なのだが、少しあたたかい。日差しは春めく。

ふるさとの七草刻み七草粥  正子

●七草粥を炊く。妹がごぎょうの若葉を間違えたようだと、あとで、ごぎょうだけ郵便で送って来た。
●明日は息子の40歳の誕生日。誕生日カードでも送ろうかと。メッセージに、「食事はゆっくり、あくまでゆっくり。」とか。大学に入ってパクパクと食べる癖がついているようだ。