雨のち曇り。
●朝8時ごろ、キッチン、ダイニング、洋間の3部屋だけ電気が通じなくなる。ブレーカー落ちではない。原因は不明だが、9時50分ごろ、急に電気がついた。原因はなんだろう。電力業者がが調べに来るといったが、午後になっても何の連絡もない。もう、めんどうだから、来なくてもいいや、という気持ちに。
●友人がカニを暮れる。お歳暮?と冗談を言うと、いつもお世話になっているからと。うれしいけど、悪い気がする。お返しなんにしよう。
雨のち曇り。
●朝8時ごろ、キッチン、ダイニング、洋間の3部屋だけ電気が通じなくなる。ブレーカー落ちではない。原因は不明だが、9時50分ごろ、急に電気がついた。原因はなんだろう。電力業者がが調べに来るといったが、午後になっても何の連絡もない。もう、めんどうだから、来なくてもいいや、という気持ちに。
●友人がカニを暮れる。お歳暮?と冗談を言うと、いつもお世話になっているからと。うれしいけど、悪い気がする。お返しなんにしよう。
曇り、夜、雨。
大根を切れば大根水を噴く 正子
葱白菜触れあいきしきし鳴ることも 正子
湯船に湯をうっかり溢れさす小雪 正子
●石田依良の『十一月の蕾』のラジオ朗読を編み物をしながら聞いた。話の筋は三十代の子供のある花屋に努める美大出身の主婦の浮気に至らない浮気ごころの心の揺れの話だが、筋より面白いのは、作者の石田氏は、男性であるにも変わらず、花について、花の色彩、花の形、花束のリボンの色合いについて、詳しいし、表現が的を得ているのだ。小説を書くとき、男性作家が、女性を主人公にするには、こんなことも勉強するのかと思った。女性顔負けではないかと。
雨のち曇り。
二の酉の熊手の稲穂まだ匂い 正子
二の酉の熊手にありぬ小さき絵馬 正子
二の酉の熊手に稲穂ぐいと差し 正子
句美子が酉の市で熊手を買って来てくれた。二の酉で、目黒の大鳥神社に参ったとのこと。熊手には稲穂がさしてあるが、もひとつおまけに稲穂を差してもらっている。大きな熊手は、4,50万円もしているとのこと。大鳥神社は小さい神社で、赤ん坊や幼児などは、人につぶされそうだったという。縁起物を売る店や屋台は参道に並んで、境内は狭くて店が入れないそうだ。
句美子によると、私は祭り好きとのこと。婿さんは、そうは見えないがと言っているが。
私が祭り好きかどうかは疑問だが、祭りを見たり、屋台をぶらぶらして、アセチレンガスや裸電球の下の風船だの金魚だの、綿菓子や、アイスクリンなど見たり食べたりするのがすきなので、する側ではない。田舎では、祭りは東から順番にやってくる。親戚が違う村にあれば、そこへ出かけてまた祭り見物やごちそうになる。山車や神輿、神楽、神社のある場所もそれぞれで、面白いのだ。子供のころ、これと言って楽しいことが田舎になかったから祭りが面白かっただけのように思える。
雨。空は明るいが、雨が降る。
冬菊の灯れば黄菊多かりぬ 正子
無心にもならず毛糸編みいたり 正子
ベゴニアの花は真白に時雨けり 正子
時雨傘たためばピンク淡きかな 正子
時雨たり十二単衣の白衣 正子
クリスマスドーム
ゆすらねばドームの雪の静かなり 正子
揺すりてはクリスマスドームに雪降らす 正子
●赤レンガ倉庫で、昨日からドイツのクリスマスマーケットが始まる。センター北広場でも小さいけれど毎年クリスマスマーケットがある。ホットワインも飲ませてくれる。今年の夏、そごうでヨーロッパ陶器市で、クリスマスドームを買った。わが家はこれで十分な気もするが、なんとなく見にゆきたい。
●今日の朝日、岩波書店の今月の新刊の広告にに『世紀末ウィーン文化評論集(青583)が載っていた。発売より先に著者より進呈される。
雨。
ワイン買いに時雨に光る舗路を踏み 正子
ワインのラベル花が画かれて新酒なり 正子
時雨たり金魚草がまた咲きて 正子
●咲き終わった金魚草がしばらく間をおいてまた咲き始めた。
●ボージョレニューボー。スーパーの店員がワインの箱を壊していたので、全部売れたの?と聞くとそうだという。1日で170本くらいかな、との話。みんな祝ったんだ!
●まだ11月なのだが、年末の気分。おせち料理も考えなくては。今年は、一つ一つ個包装になったレトルトのおせちがコープでも売り出された。田づくり、数の子、黒豆、えびと煮しめは手作りしようと思うが、あとは、どうしよう。
ぽっと匂う栓を抜くときボジョレニューボー 正子
ボジョレ―ヌーボーラベルに花の絵が散らばり 正子
ボージョレの解禁日。
ボージョレ・ヌーボーは、我が家に関係ないと思っていたが、テレビでボージョレの解禁日をしったか、信之先生、突如、飲みたいものがあると言い出す。当ててみろと。当たらなかったが、ボージョレの新酒を買った。オーケーで買うか、東急で迷ったが、近くのオーケーで。ビレッジの名がついているので、いいだろうと。750ml、799円。ちょうど今夜はポトフなので、ちょうどいいや、という感じ。ポトフのソーセージはレモンパセリ。肉は生姜焼き用があるので、出汁に。ワインは赤なのだが、冷やしてとラベルにある。ちょっと冷やす。ちょうどいい具合に冷えた新酒、ポトフにぴったりでした。
晴れ、ときどき曇り。
●今日は冷え込んでいる。
俳句四季と俳壇の12月号が届いている。
京大の西村先生から出版のたびに著書を信之先生と私宛に贈呈いただいていているが、学者の文学研究の内容と、俳句についての文章の内容にあまりに違いすぎるので、俳句は、もう少しどうにかならないものかと思う。せっかく良い形式をもっているのに、ジャーナリズムに小突きまわされしすぎていないかと。賞の選者だって、ただの俳句のうまい主婦やおじさんではないかと思うこともある。
晴れ。時々曇り。
●岩波書店から贈呈本が信之先生と私宛に届く。どなたからかと。表紙はクリムトの「裸の真実」の画。
京大の西村雅樹先生編訳の『世紀末ウイーン文化評論集』(ヘルマン・バール著)。岩波文庫として出版されたのは驚いた。ヘルマン・バールは、19世紀末の同時代の人。「日本展」の章を読みかけたが、同時代の内側からの評論は面白い。ジャポニスムの受け入れ方、ウィーンの文学者や美術家や音楽家たちに、よい意味で切り傷を付けていった様子が、面白い。蕪村の逸話など、どこで、どうなったんだろうと思うほど。蕪村が寝ていて、どうも外は月が明るいらしいと気づき、月を見てみたいものと思う。そこで、蝋燭に火をつけ、天井や屋根を焼いて、その穴から月を見ようとした。そのせいで、辺りは大火になったと。この逸話が、日本展の展覧会のカタログ説明にあったとのこと。本質的な話は、そんなことではないが、こんなことも差し挟まれて、難解なようで、面白いところもある。
謝辞に宇和川雄氏という名前があったが、愛媛大学の宇和川さんのご子息かも。
●バナナが二本食べないまま。その一本で、バナナスコーンを作る。意外とうまくできて美味しい。砂糖は、黍砂糖を使ったのが良かったのかも。プレーン生地にシナモン少々とバナナを加える。砂糖は、黍砂糖。これがバナナに合うみたい。半分は職場にもって行く。
●昨日、インフルの予防注射を打ったが、腕が腫れている。
晴れ。
冬満月目を刺す光放ちけり 正子
冬満月雲遠ざけて輝けり 正子
月差しぬ大嘗祭の空の上 正子
大嘗祭火影天皇現しむ 正子
●きのう午後6時半から行われた大嘗祭は、今日未明3時ごろに終了したとのこと。大嘗祭に首相はじめ知事など、神事を行わない人たちが700人近く出席し神事を見守っていたとのこと。
●ついに風邪をひく。
●小葱だけのおこのみやきを作る。油を多めにしいて、小さめに焼く。結構いける。
晴れ。
べったらづけ提げて電車に市帰り 正子
べったらづけ電車に匂うままなりぬ 正子
風邪をひきそうな感じがする。
●季語「浅漬け」は、「べったらづけ」を差すが、二つの違う用法を見つける。作者の誤用かどうか調べているが、難しいところだ。この句以外は、状況からみてべったらづけとして使われている。
現在浅漬けはどの家庭でも年中作られる。そのときどきの野菜によって季節が決まると言える。
浅漬けや糠手にはさむ額髪 村上鬼城
男手の浅漬の菜の大盛りに 高橋悦男