4月20日(金)

★学び舎にチャイムの鳴りてチューリップ  正子
校舎より授業終わりのチャイムが鳴り、そろそろ子供たちが出てくるころだ、校庭には子供たちが手入れをし、咲かせたチューリップが並んでいる。(祝恵子)

○今日の俳句
影の来て蝶の来ていることを知る/祝恵子
蝶は、やわらかに、気配もなく飛んで来る。ふと見やるところに蝶の影があり、蝶のいることに気づかされる。物があって、影が生まれるのだが、その逆のような世界の不思議。(高橋正子)

○横浜郊外
昨日の午後、信之先生と2人で吟行兼写真撮影。横浜緑区北八朔町の果樹園の梨の花を目的とした。自宅がある港北区から都筑区川和町までを地下鉄に乗った。電車を降りたときは、田園のいい香りがした。菜の花の匂いに、なにか花の匂いが混じっている。歩くところ、歩くところ、花が噴きだしたように一斉に咲いているためであろう。

川和町を鶴見川に沿って東側の土手を川上に向かって歩いた。鶴見川の土手は、すぎな、いたどりが群生し、菜の花が方々に咲いている。すいばは、穂を伸ばしかけ、桜は葉桜となりながらもまだ花が咲いている。豌豆の花、蚕豆の花、苺の花、ほうれん草の花、葱坊主、桃の花、林檎の花、木蓮、いちはつ、山吹、石楠花、シャクヤクの花蕾、土手の斜面にはすかんぽやいたどり等も。
のどかな田園地帯で、八十を越えたかのような老人が農作業にいそしんでいた。

1時間半ばかり歩いたところの天神橋は、都筑区川和町と横浜緑区北八朔町と青葉区下谷本町との3町の境となる。天神橋を通って鶴見川の西側へ渡る。そこが緑区北八朔町の梨の果樹園で花盛りであった。梨は、初秋には「はまなし」として売られる。梨の花は、白い。採果しやすいように枝は横に這うように伸ばせた樹形となっているが、枝には意外にも大きな花がびっしりとついている。随分摘果しなければならないだろうと思った。

梨の花を撮り、天神橋を渡って都筑区川和町へ戻る。少し歩くと青葉区市ヶ尾町になる。市ヶ尾駅からあざみ野駅までを田園都市線で、そこから横浜市営地下鉄に乗り、日吉本町駅で下車、帰宅は、午後3時過ぎ。帰るや川土手で取ってきたいたどり二本を水道水で洗って、藻塩をつけて少々食べる。ぽきっと折れて瑞々しかったが、残念ながら、二本とも埃臭い味。山の沢などのいたどりは、こんな味ではない。鑑賞用にコップに挿した。

○梨の花
★両岸の梨花にラインの渡し船/高濱虚子
★能登けふは海の濁りの梨の花/細見綾子
★梨棚の白とも言えぬ花咲けり/高橋正子

梨の花弁は通常白色、5枚の離弁が基本であるが、色や花弁数には変異がある。また、おしべは約20本、花柱は5本である。梨は本来虫媒花であるが、自家不和合性(同じ品種間では結実しない性質)が強く、栽培される場合には経済的な理由から他品種の花粉によって人工受粉が行われる。めしべの柱頭に付着した花粉は発芽し、花粉管を伸長して胚珠に到達、重複受精を行う。果実の育成は植物ホルモンの影響を受ける為、人工的にこれを添加する事も行われる。また、結実数が多すぎる(着果過多)場合には、商品となる果実の大きさを維持する為に摘果が行われる。

◇生活する花たち「豌豆の花・蚕豆の花・梨の花」(横浜市緑区北八朔)

4月19日(木)

★濃きお茶に春の灯しを入れて飲む  正子
春の灯の明るさを感じながらお茶をいただく、しっとりと柔らかな夜のひとときです。濃きお茶なればこそ、より艶やかな春の灯の美しさを感じさせてくれます。(藤田洋子)

○今日の俳句
春光につつまれし身のときめきよ/藤田洋子
この句を読むと、もの静かで明るい若い母親の姿が浮かぶ。うす紫の丸いヨークのセーターが、春光の中で、肩までの黒髪に映えていた。(高橋正子)

○花蘇芳(はなすおう)
★街中の水に空ある花すおう/和知喜八
★花すおういつも縁側より見えて/高橋正子

中国原産で、野生のものは、落葉小喬木だが、栽培種は灌木状をなしている。葉は丸形で基脚は心臓形。先端がやや尖って光沢がある。四月中旬葉に先立ち枝上の諸所に、五弁花、紅紫色の小蝶形花がびっしり咲く。和名紫荊はその花の紅紫色が、あたかもスオウ染め汁の色に似ているからである。
花蘇芳の紅紫色は古典的。よい色である。ハート型の葉も魅力。空の青色に似合う。生家には土塀のそばに一本の蘇芳が咲いた。
子どもの目にはその花は少し暗く思えたが、つやつやとした絹地のように映った。

◇生活する花たち「八重山吹・石楠花・梨の花」(横浜市緑区北八朔)

4月18日(水)

★春ほのぼの棚にあげたる書の紙も  正子
春の日はゆったりとしてのびやかで、その静かに落ち着いた中、書を書く和紙も心あたたまる景ですね。(小口泰與)

○今日の俳句
さえずりや忽と眼間昼の火事/小口泰與
テーマは「さえずり」。気持ちよくさえずりを聞いていると、忽然と火事が見えた。現実であるが、さえずりの中にあってまぼろしのような火事である。(高橋正子)

○げんげ

[げんげ/横浜日吉本町]

★風に揺るゝげんげの花の畦づたひ/星野立子
★げんげ摘む子の手ほのかにあたたかし/高橋正子

げんげは、マメ科ゲンゲ属に分類される越年草。中国原産。れんげ草とも呼ぶ。春の季語。茎の高さ10~25cm。根本で枝分かれして、暖かい地方では水平方向に匍匐し、60~150センチまで伸びる場合もある。茎の先端は上を向く。花色は紅紫色だが、まれに白色(クリーム色)の株もある。げんげの花の蜜は、良い「みつ源」になる。蜂蜜の源となる蜜源植物として利用されている。かつて水田に緑肥として栽培され、現在でもその周辺に散見される。化学肥料が使われるようになるまでは、緑肥および牛の飼料とするため、8~9月頃、稲刈り前の水田の水を抜いて種を蒔き翌春に花を咲かせていた。これはげんげ畑と呼ばれ、昭和末頃までの「春の風物詩」であったが減少している。畑は田植えの前に耕し、げんげをそのまま鋤きこんで肥料とした。
近所に、大ぶりの鉢に植えられて、田圃のようにげんげが咲いた。花の色が少しうすいのは、なぜか。肥料が足りないか。日当たりがよくないか。そういう種類なのか。色に不足はあったが、久しぶりに見るげんげにシャッターを押した。

◇生活する花たち「木瓜の花・姫踊子草・蘇芳」(横浜日吉本町)

4月17日(火)

★雉啼くや子二人育てつつ暮らす  正子
雉の鳴き声は古来詩歌で春の妻恋の声として詠われてきた由。また子を思う愛情の深い鳥と言われており、国鳥にも選定されています。このお作は先生の松山時代に詠まれたものかと拝察致しますが、お子達お二人を慈しみ育てられた日々の充実したお暮しが想像出来る素晴らしい御句と思いました。 (河野啓一)

○今日の俳句
★春深し小枝に小鳥来てとまる/河野啓一
「春」のただなかに身を置いている自分と、小枝に飛んできた小鳥に自分を重ねているような、静かな楽しさがある。「春深し」の実感。(高橋正子)

○雛菊(デージー)
★雛菊や子の作文に大志あり/大原 勉
★雛菊に朝の水やり子が済ます/高橋正子

雛菊の原産地はヨーロッパで、原種は芝生の雑草扱いされている。北アメリカ、アジア、オセアニアに外来種として広く帰化している。日本には明治時代初期に渡来し、北海道などの冷涼な地域を中心に定着している。特徴は、多年草であり、学名の種小名 perennis も「多年生の」という意味であるが、日本では夏が暑くて越夏できないことが多い。このため、通常は秋蒔きの一年草として扱う。寒冷地で越夏できるようであれば、株分けで繁殖させることができる。開花期は春で、舌状花が平弁咲きのものと管弁咲きの種類がある。草丈は10〜20cmくらい。葉は根生葉(ロゼット)で、長さ5cmくらいのへら形で鋸歯があり、薄く毛が生えている[1]。花は、市販品は11月頃から店頭に出回るが、露地で栽培した場合は3月から5月に咲き、花径は2cmくらいの小輪多花性種から、10cm近い大輪種まである。半八重または八重咲きで、舌状花は平弁のものと管弁のものがある。花の色は赤・白・ピンクと絞りがあり、黄色い管状花とのコントラストが美しい。

◇生活する花たち「桃の花・げんげ・つつじ」(横浜日吉本町)

4月16日(月)

★岩に滾る水にかがやく猫柳  正子
「岩に滾る」によって、渓流の傍に野生する猫柳の花の咲きようが眼前に迫ります。ほとばしる水のきらめきを浴び、さらに輝きを際立たせていることでしょう。また岩に躍動する水の流れと優しげに咲く猫柳との対比も鮮明です。(小西 宏)

○今日の俳句
★日の影は少し薄れて山桜/小西 宏
山桜の詩情をよく捉えて、よい俳句となった。「日の影」「少し薄れて」の表現もすっきりとして巧み。(高橋正子)

○花冠6月号入校
午前、花冠6月号の編集を終え、松山の印刷所「龍華堂」へ入校を済ます。

巻頭抄の第一句は、下記の句:
<日の影は少し薄れて山桜/小西宏>
山桜の詩情をよく捉えて、よい俳句となった。「日の影」「少し薄れて」の表現もすっきりとして巧み。(高橋正子)

特集は、5月号の続きで、「フェイスブック句会その二」となって、「ネットテレビのインタビュー」を取り上げた。ブログ版「花冠」は、以下のアドレス:
http://blog.goo.ne.jp/kakan12/

高橋正子の作品10句は
片栗
 智久さんへ二句
花束のように渡され花わさび
婚近きふたりに活けてスイートーピー
 横浜四季の森公園
片栗に山の正午に日が差しぬ
かたくりの三々五々に日がほのと
椿咲く疎林の木々の幹見えて
仏生会あらしの去りし空の青
瓶に詰め透けし甘茶を持ち帰る
初蝶の黄がいきいきと飛ぶ速さ
初蝶に風のあらさの見えにけり
散り急ぐ今年の桜となっていし

○ゆすら

★風のみの夜に咲きふえしゆすら花/片岡砂丘艸
★母と娘の爪のうす紅花ゆすら/木下 春
★花ゆすらひとり海見るとき咲けり/高橋正子

中国原産の落葉灌木。高いのは3メートル余に達し、四月中旬、新葉と同時に白色または淡紅色の梅に似た花を開く。花盛りは梅桜に劣らぬ見事さだが、知る人はあまりない。
ゆすらの花は小さい子供に似合うように小さい。桜や梅に比べればあまりに小さい。小さいゆえに、子どもに好かれそうだ。その実はさくらんぼや梅のなる季節に重なるが、ままごとの林檎とでも言うような実だ。

◇生活する花たち「あけびの花・白山吹・をだまきの花蕾」(横浜日吉本町)

4月15日(日)

★欅若葉空をうずめて浅みどり  正子
欅がいっせいに芽吹き、初々しく優しい若葉の浅みどりが、鮮やかに空に映えています。空を埋め尽くすほどの欅若葉の明るい輝きに、季節の喜びを感じずにはいられません。 (藤田洋子)

○今日の俳句
春光につつまれし身のときめきよ/藤田洋子
この句を読むと、もの静かで明るい若い母親の姿が浮かぶ。うす紫の丸いヨークのセーターが、春光の中で、肩までの黒髪に映えていた。(高橋正子)

○花楓

◇花楓/横浜日吉本町◇

★縁拭きて楓の花を塵とせず/及川貞
★あを空や楓そよげば花がある/伊藤東吉
★花楓枝平らかにみな浮かび/高橋正子
★あおられてまたあおられて花楓/高橋正子

日本のカエデとして代表されるのは、イロハモミジ (A. palmatum) である。福島県以南の山野に自生しているほか、古くから栽培も行われている。園芸種として複数の栽培品種があり、葉が緑色から赤に紅葉するものや最初から紫色に近い葉を持ったものもある。花は風媒花で、花弁は目立たなく小さい。果実は二つの種子が密着した姿で、それぞれから翼が伸びる翼果である。脱落するときは翼があるので、風に乗ってくるくる回って落ちる。芽がうつくしいので、とかく見過ごされがちだが、四月ごろ若葉とともに、複総状花穂をなした暗紅色の小花を綴る。

◇生活する花たち「ラベンダーとチューリップ・ゆすら・花楓」(横浜日吉本町)

4月14日(土)

★キーを打つその間も蕗の香指にあり  正子
パソコンに向かいキーを打っていると、先程皮を剥いた蕗の香が指先に残り、その香りに安らぎを覚えます。仕事に家事に忙しい中にも充足感のあるひとときだと思います。(井上治代)

○今日の俳句
虎杖の節毎の紅際立てり/井上治代
虎杖の茎にある紅の班、そして節をくっきりとさせる紅。「紅際立てり」に、虎杖のみずみずしさ、野生の力が感じられる。(高橋正子)

○躑躅(つつじ)
★風塵や一枝あまさずつつじ咲く/中村汀女
満山のつぼみのままのつつじかな/阿波野青畝

ミツバツツジ:ミツバツツジ(三葉躑躅 Rhododendron dilatatum)はツツジ科ツツジ属の落葉低木。また、近縁のミツバツツジ類の総称でもある。 関東地方から近畿地方東部の太平洋側に分布し、主にやせた尾根や岩場、里山の雑木林などに生育する。他のミツバツツジ類の多くは雄しべが10本なのに対し、本種は5本であることが大きな特徴。古くから庭木としても植えられるが、盗掘の影響もあるせいか野生の個体数は決して多くない。ミツバツツジ類は、4-5月頃に咲く紅紫色の花が美しい。花が終わってから葉が出てくる。枝先に三枚の葉がつくことからこの名がついた。ミツバツツジの変種には、トサノミツバツツジ、ハヤトミツバツツジ、ヒダカミツバツツジなどがある。日本に自生するその他のミツバツツジ類には、トウゴクミツバツツジやサイコクミツバツツジ、コバノミツバツツジ、ダイセンミツバツツジ、ユキグニミツバツツジ、キヨスミミツバツツジなどがある。

◇生活する花たち「チューリップ・花にら・わすれな草」(横浜日吉本町)

4月13日(金)

★芽木若葉たちまち空の蒼に和す  正子
今、落葉樹の新芽がどんどん出ています。いろいろな色合いの芽が出て空それが頭上に広がっていきます。それを「空の蒼に和す」と詠まれ、新芽の勢い、生命力を感じます。(多田有花)

○今日の俳句
★はくれんや青の戻りし空に咲く/多田有花
はくれんには、やはり青空が似あう。雲が去り、青空が広がるとはくれんの白い色がひと際あざやに目に染みる。「青の戻りし」によい工夫がある。(高橋正子)

○木蓮
★木蓮の風のなげきはただ高く/中村草田男
★ひらくよりはや傷づけり木蓮は/堀 葦男

モクレン(木蓮、木蘭、Magnolia quinquepeta もしくは Magnolia liliiflora)は、モクレン目モクレン科モクレン属の落葉低木。花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)の別名もある。昔は「木蘭(もくらん)」と呼ばれていたこともあるが、これは花がランに似ていることに由来する。今日では、ランよりもハスの花に似ているとして「木蓮(もくれん)」と呼ばれるようになった。原産地は、中国南西部(雲南省、四川省)だが、英語圏に紹介された際に、Japanese magnolia と呼ばれたため、日本が原産国だと誤解されている場合がある。形態は、小型で樹高3-5m程度。葉は互生で、広卵型、長さ8-10cm、先は尖る。花期は春。花は濃い紅色から桃色で、花弁は6枚、がくは3枚、雄しべと雌しべは多数が螺旋状につく。上品な強い芳香を放つ。ハクモクレンとは異なり、花びらは舌状で長い。実は赤い。

◇生活する花たち「桜・木蓮①・木蓮②」(横浜日吉本町)

4月12日(木)

★はこべらの花を撮りつつバスを待つ  正子

○今日の俳句
すかんぽの穂が揺れ畦に赤く揺れ/桑本栄太郎
すかんぼは、ふるさとの野や畦、幼い頃を思い出させてくれる。すかんぽの穂の茶がかった赤は、まさに野の赤の色である。「揺れ」がいい。(高橋正子)

○勿忘草
★奏でる海へ音なく大河勿忘草/中村草田男
★勿忘草光りて呼ぶはちさき水面/香西照雄

ヨーロッパ原産の伝説とロマンに富む多年草。高さ30センチくらいで、日本に野生はない。春から初夏にかけて咲き、梢頭にかれんな藍色の花をつける。白、桃色等もある。
「forget-me-not」と英語で言う。勿忘草は、英語からの翻訳か。高校生ぐらいになると、教科書にこういう単語が例語として出てくる。実際の花は知らず、先にこの英語を知って、いろいろと想像を巡らせ、ヨーロッパの風景に憧れもしたものだ。花の藍色も花の形も、まさにヨーロッパ色と形という感じがする。

★植えつけて勿忘草に空映る/高橋正子

◇生活する花たち「桜」(横浜日吉本町・金蔵寺)

4月11日(水)

★柳青むふるさと遠く住みたれば  正子
柳の新葉が瑞々しく青む頃になってきました。思い出の多いふるさとは遠くなりましたが、新しい地に住まわれ、充実した日々を送られています。ふるさとを想うお気持ちと共に、新しい生活への喜びや希望が伝わってまいります。 (藤田裕子)

○今日の俳句
しゃがみてはタンポポのわた吹きし児よ/藤田裕子
タンポポのわたを見つけては、駆け寄って吹いてみることを繰り返す幼子の仕草がかわいい。子どもながら、けっしてタンポポの茎を折り取らないところ。あるがままをそっと野におく心があることは、素晴らしい。(高橋正子)

○ネットテレビ②
俳句総合雑誌「月刊俳句界」のネットテレビで「花冠」が紹介された。「花冠」の俳句の在り方をシンプルに取り上げて、解りにくいことを解りやすく映像にのせた。取材撮影をされたのは、月刊俳句界新進気鋭の石橋尚彦さんでした。お世話になり、ありがとうございました。

▼多田有花
信之先生、インタビュー拝見しました。インターネットを結社全体で有効活用しているということ伝わってきました。。草創期からネットの可能性に着目され、地道にHP、ブログ、twitter、facebookと活動の幅を広げてこられた賜物と思います。
▼小川和子
信之先生、正子先生、月刊「俳句界」のインタビュ-何度もくり返し見せて頂きました。音声が少し聞きとりにくく、
耳を傾けて見せて頂きました。ありがとうございました。
▼津本けい
インタビュー拝見いたしました。長きに亘って熱意を絶やさず、ご努力を重ねてこられたこと、敬服いたしました。お蔭様でネットで便利に俳句の勉強、交わりが出来ます。感謝いたします。
▼高橋秀之
高橋信之先生、高橋正子先生。ネットテレビ拝見いたしました。これまで先生が積み重ねてこられたことが実を結び、いつも仰っておられたことが評価されて実践される時代になったことがよく分かります。私たち会員にとっても嬉しいことです。~追記~お名前が誤字でしたね。
▼古田敬二‏
信之先生、正子先生、インタビュー動画拝見しました。立ち上がりのころから参加させていただき今まで続けてきたことを幸せに思っています。句を作る喜びは自分なりに感じていますがその句で人をも喜ばすことは難しい事ですが、これからも細くとも永く続けようと思います。
▼黒谷光子
信之先生、正子先生、月刊俳句界のネットテレビインタビューを拝見させていただきました。居ながらにして両先生にお目にかかり、お話もお聞きし感激いたしました。 信之先生、正子先生に日々ご指導いただけますことの幸せをあらためて思わせていただきました。今後もよろしくお願い申し上げます。
▼祝恵子
信之先生、正子先生、「俳句界News」のネットTVインタビューを拝見いたしました。両先生にお会いしているようで嬉しくなります。花冠の一員でいる幸せを思っています。ありがとうございました。
▼小口泰與
高橋信之先生、正子先生 月刊「俳句界」のインタビューを拝見させて頂きました。両先生の積み重ねて来ました長年のご努力に敬意を称します。有難う御座いました。
▼安藤智久
インタビュー拝見しました。私自身、インターネット俳句​協会のページ、花冠のページがきっかけで今まで俳句を続​けられています。先生に感謝です。ネットを通して、明る​い俳句、明るい生活を体感している者の一人です。
▼藤田洋子
「俳句におけるインターネット俳句活用術」のインタビユ​ー拝見いたしました。これまでも、信之先生、正子先生の​活動は、新聞や雑誌など様々に取り上げてこられましたが​、またこのような動画としての配信は新鮮な気持ちを覚え​ました。あらためて真摯に継続されたご努力を思います。​これからの「花冠」の明るい未来も感じさせていただきま​した。ありがとうございました。
▼佃 康水
ネットテレビを拝見致しました。永年のご苦労が実り、そのお陰を私達が被って居る幸を思う時、益々精進しなければと新たな刺激を受けています。フェイスブックやツイッターは殆ど分からない私ですが懸命に付いて参りたいと思っています。今後共ご指導宜しくお願い申上げます。
▼藤田裕子
信之先生、正子先生、「俳句におけるインターネット俳句活用術」のインタビユー拝見いたしました。これまで積み上げてこられたご努力に感謝申し上げます。いつもご指導いただきましてお礼申し上げます。これからも「花冠」の皆様と勉強してゆきたいと思っております。よろしくお願い致します。
▼石橋尚彦
この度は取材を受けて頂き、またフェイスブックでの告知まで頂き誠にありがとうございました。フェイスブックをはじめ、インターネットの技術で、日本古来の文化である俳句が発展していく事を願っております。

■ネットテレビ「俳句界News」/文學の森:
http://haikukai.tv/

○蛙
★遠蛙ひとりで生くる齢なり/中村草田男
★蛙聞く夕栄の顔持ち歩き/大野林火

田園の春の情趣に逸することができない景物でもある。雨の夜の田圃の蛙、晴れた日の沼、暮れかけた山田、どこで聞く蛙も趣が深い。もっともやかましく鳴き揃うのは、春の交尾期。初蛙は春はじめて聞く蛙。
四国に住んでいたころ、また、広島県の生家のあるところには、春暖かくなり、うつらうつらと眠気がさくころには、蛙がよくないた。蛙が鳴くと雨が降りそうになる。それは子どもにでも予感できた。蛙の鳴き声には、その愛嬌ある顔や姿態とともになじんできた。蛙の声を聞かないとさびしいが、横浜に越して秋が過ぎ、冬が来て、春になったとき、田圃があるはずがない闇のなかから蛙の声が聞こえてきた。じっと耳を澄ましても、たしかに蛙の声にしか聞こえない。やはり、蛙の声だったろうと思う。それからしばらくして日吉本町をあるいて、街中の家の間に田植えをしている田圃があるのを見つけた。ここから聞こえたのかもしれない。

◇生活する花たち「わすれな草・木瓜の花・樒(しきみ)」(横浜日吉本町)
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