◆高橋正子の俳句日記/アクセスランキング入り(1月5回)◆
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◇高橋正子五十句鑑賞/電子書籍◇
http://kakan.info/ebook/masako50/
◇花冠秀句集2010/電子書籍◇
http://blog.goo.ne.jp/kakan21/
◇俳句添削教室/一般・初心者用◇
http://www.play21.jp/bbs/haiku01/
◇オンライン版俳句雑誌「花冠」◇
http://blog.goo.ne.jp/kakan12/
◇花冠バックナンバー/電子書籍◇
http://kakan.info/km/
★雪運ぶ風音すざまし聴くばかり 正子
雪を伴って強い北風が吹き荒び当に猛吹雪。そのすさまじい風の音、木立の揺れる音、時折戸や窓を叩きつけたり柱の軋む音が聞こえて来る。早く納まってほしいものの成す術も無く家の中に居てただじっと聞くばかりである。きっと外の視界は悪く積雪も予想される。過酷な天候状況の中での人の暮らしが見えて来るようです。 (佃 康水)
○今日の俳句
遠山の晴れて冠雪確とあり/佃 康水
よく晴れて、雪を冠った遠くの山々がくっきりと輝いている。確とある大きな自然に向かったときの晴れ晴れとした気持ちがよく出ている。(高橋正子)
○昨日は、午後から信之先生と探梅に近所を歩く。「うめはまだか~」の都都逸ではないが、梅の花が咲いているのを見つけるのはたのしみ。「探梅」は、冬の季語であるが、そこまで来た春をよく言っている。まず、鯛ヶ崎公園に足を向ける。農家の畑の端の梅、となりの御屋敷の白梅。公園(山なのであるが)の中は垣根として植えられた山茶花。梅はない。公園を出て、竹藪へ出る。竹藪の端には、蕗が葉を出すのでそちらへ曲がる。坂道となっているが、予期せず、民家の白梅が満開。携帯で写真を撮るが、高すぎて、遠目の写真となる。竹藪の端の日当たり抜群のところに、ひとつ蕗のとう。蕗の葉は、ようやく蕗とわかる程度に、霜に焼けた小さい葉がまばらに。蕗のとうも写真に。このあたりの民家は、昔ながらの農家と、新しい世帯の家が混在。農家の庭先によってパンジーを撮る。
さらに下って、バス通りに出る。コンテナの貸し倉庫がある。この辺りも日吉だが、初めて来た。トラックが行き交う道路に出ると向かいに「ツタヤ」。それに寄る。古本をざっと見る。半額程度と、百円程度が多い。昔ながらの古書店では、古本の値段が、いちいち違っているので、その値段だけ見るのも本の価値が反映されて面白かった。今、日経にコラムを書いている内舘牧子もある。水桜子編の日本大歳時記があったが、これは半額程度の2700円。向田邦子と塩野七生は、読んでもよさそうだ。そんなものを見て、何も買わず、借りずに店を出て帰った。帰宅は3時前。
○年末我が家に登場したホームベーカリーでパンを焼く練習をしている。自動で焼けるとはいえ、これも奥が深そうだ。昨日は夕食後から、普通の食パンを焼いた。バターは本物、砂糖は三温糖。出来上がりはホテルブレッドのようだ。粉はパン専用粉で、調合は自分で。おとといと、さきおとといと二日続けて、フランスパン。これはミックス粉を使う。フランスパンは、よくできている。ただし、仕込みから出来上がりまで6時間半。夕食前後に始めると、出き上がりは夜中0時半。出来てすぐに取り出さないといけないので、眠さをこらえ起きている羽目になった。
探梅の風の御空に雲淡し
白梅の満開といい空おおう
白梅の匂うはカメラを収めるとき
真っすぐな日の差すところ蕗のとう
たったひとつの蕗のとうがはや花に
黒雲の湧き出てあれば蕗のとう
三色の色をくっきり冬すみれ
◇生活する花たち「梅・ふきのとう・パンジー①・パンジー②」(横浜日吉本町)

★手袋に手を入れ五指を広げみる 正子
冬の日に手袋をすればほんのりと温かい。嬉しさに五本の指をそっと広げてみる。指と指が離れ、毛糸の網目が広がってもまだまだ温かい。包まれてあることの喜びを目いっぱい確認してみる少女。(小西 宏)
○今日の俳句
辛夷冬芽の散り輝ける空の晴/小西 宏
「晴空」は、日本語として馴染まないので添削した。空が晴れれば、日が耀き、枝に散らばっている辛夷の冬芽の姿がよくわかる。「散り輝く」は辛夷の冬芽を詠んで的確。(高橋正子)
○1月29日の閲覧数:480PV 訪問者数:167IP
順位: 8095 位 / 1528547ブログ
★荒星に富士の山小屋閉づるらむ 正子
星は眺める季節によって印象が変わります。「荒星」は寒さを強調した冬の星の表現。晴れ渡った夜空の冬の星は秋以上の輝きです。想像するに、河口湖で水煙大会が開催されたおり、正子先生をはじめ何人かが、富士山頂で「詩」を読むべく富士登山をされました。その折の富士山の山小屋で眺めた夏の星を真冬の空に見つけ、詠まれたのではないでしょうか。閉ざされた冬の山小屋から見える満天の冬空も想像されます。 (古田敬二)
○今日の俳句
清冽な山水流れ山眠る/古田敬二
原句は、「流して」であるが、これでは、山が片目を開けて眠っているような印象なので、写生句として添削した。山は眠っているが、それでも清冽な水は、流れ続けている。これがよい。写生は、俳句の初心。初心を大切にしていただきたい。(高橋正子)
○自宅のマンションは、横浜港北区にあって、その前を車道が東西に走っている。西へ100メートル程のところに地下鉄の日吉本町駅があり、近くには、西の方角に富士山が見える公園がある。東へは、徒歩10数分のところに慶大日吉キャンパスがあり、更に行けば、羽田空港がある。空港へは、直線で15㎞も離れてはいない。東の空には、ときおり飛行機雲を見る。町内は、季節の庭樹が楽しい。今は、梅があちこちで咲き始めた。
日当たれる平屋の家の花紅梅 正子
銀色の椿の蕾となっており 正子
沈丁花梅の蕾のみな固し 正子
○電子書籍の「高橋正子五十句鑑賞」を制作。
http://kakan.info/ebook/masako50/
○「花冠ブログ句会」のブログを「人気ブログランキング」に登録したのは、1月26日だが、今朝は、下記のようなランキングの位置となる。週ごとの集計なので、2月2日となれば、俳句・短歌のカテゴリでの1位となる可能性がある。
▼全体ランキング
芸術・人文 385 位 / 5969人中
┗人文 128 位 / 1926人中
┗俳句・短歌(割振率:100%) 6 位 / 63人中
▼総合ランキング 6182 位 / 818640人中
▽花冠ブログ句会:
http://blog.goo.ne.jp/kakan17/
○ネット短信第91号を配信。
■ネット短信No.91/2011年1月28日発信
□発信者:高橋正子(花冠代表)
□IP電話:050-3641-8827
■□高橋正子50句鑑賞(電子書籍)new!
http://kakan.info/ebook/masako50/
■□立春ネット句会/2月6日(日)開催!
http://blog.goo.ne.jp/kakan15/
■□花冠4月号投句受付/2月1日~10日!
http://www3.ezbbs.net/14/suien8/
■□花冠4月号原稿依頼!
題は、「俳句の風景」、締切は、2月10日、原稿の枚数は、400字詰め原稿用紙3枚前後です。
http://blog.goo.ne.jp/kakan18/
●新年オフ句会報
http://blog.goo.ne.jp/kakan115/
●花冠ブログ句会入賞発表!
http://blog.goo.ne.jp/kakan17/
●俳誌「花冠」バックナンバー(電子書籍)
http://kakan.info/km/
●高橋正子の俳句日記(ブログ)
http://blog.goo.ne.jp/kakan02/
●インターネット俳句センター
http://suien.ne.jp/haiku/
★あたらしき薪を傍積み暖炉燃ゆ 正子
暖炉が赤々と燃えています。寒く長い冬を迎え、それゆえに積まれた薪と燃える炎から充足した幸福感が伝わってきます。(多田有花)
○今日の俳句
くるまれて赤子冬陽の中に出る/多田有花
おくるみに大切にくるまれて、冬陽の中に連れてでられた赤子の無垢そのことが、幸せである。(高橋正子)
★レモンの香潮の香混じり牡蠣を食ぶ 正子
先生は広島のお生まれと伺っています。今が旬の牡蠣は広島の名産とのこと、レモンの香りや潮の香の中に故郷のことを懐かしく思い出していらしゃるのでしょう。(黒谷光子)
○今日の俳句
通過する故郷の駅も雪の中/黒谷光子
列車で通り過ぎる故郷の駅。故郷への思いと、雪の中の駅が重なり、抒情の深い句となった。(高橋正子)
★寒の陽のあたる橋なり渡りたし 正子
凍てつく様な厳しい寒い日中、散策して居るとそこに太陽の燦々と降り注ぐ橋が見えてきた。「寒の陽のあたる橋なり」の措辞には今しかない物に出会えた喜び。そしてほっと心癒されるその温かさに惹かれ「渡りたし」と一瞬のそのままの気持が強く現されて居る様に思います。 (佃 康水)
○今日の俳句
遠山の晴れて冠雪確とあり/佃 康水
よく晴れて、雪を冠った遠くの山々がくっきりと輝いている。確とある大きな自然に向かったときの晴れ晴れとした気持ちがよく出ている。(高橋正子)
★波立てば鴨の勇みて泳ぎけり 正子
池や川など穏やかな水面を、ゆっくりと浮きゆく鴨。けれど、風か獲物か、そこに波が起こる時には、鴨も勢い込んで泳ぐのですね。「勇みて泳ぎけり」の強さから、水と鴨が同時に動く、自然が一体となって力を発する瞬間が実感されます。(川名ますみ)
○今日の俳句
何もない寒空を昇ってゆく鳶/川名ますみ
何もない寒空は、雲さえも、音さえもないということ。澄みきった寒の青空に吸い込まれように昇る一羽の鳶が、静謐な寒青空を印象付けている。(高橋正子)
★北風吹ける湖を見ていて湖動く 正子
かなり強い北風に湖が白く波立っているのかもしれません。いつになく激しい水面の動き、それが湖が動くように見えた、その一瞬の感動を詠っておられます。 (多田有花)
○今日の俳句
北風去れば静かに青き空残る/多田有花
「北風」と書き、俳句では慣例的に「きた」とも読ませる。北風が塵を吹き払い、後に青空が残る。「静かに青き」は作者の心境でもあって、静謐な青がよい。(高橋正子)
★水仙の枯れし終わりを折りて捨つ 正子
清らかに咲き、楽しませてくれた水仙もやがて枯れる時がくる。その後は、また来年咲くのを待って、葉だけを残し花と花茎を折り取るのでしょう。「枯れし終わりを折りて捨つ」とあまりにもぶっきら棒に見えますが、却って愛惜の思いが強く残ります。その咲き終え衰えた花をそのまま残しておくのはあまりにも痛ましいから。(小西 宏)
○今日の俳句
空ありてガラスに透ける冬木立/小西 宏
窓ガラスに青い空が透けて見える。そこに冬木立ちがきりりと立つ様子が新鮮。(高橋正子)