2月7日(日)

俳句
水玉の散らばるごとく猫柳
三椏の花へ奥から水そそと
菜の花へ風の切っ先鋭かり
春の雪解けし水田に水光る
枯葦の折れしを沈め春の水
春浅し立ちたる草の鳴りづめに
枯れしもの沈め春水透き通る
葦原にきょうまだ残る春の雪

晴れ
○中山四季の森公園へ、信之先生と吟行。俳句界5月号に投稿する俳句を依頼されて、頭を悩ましている。今寒いときに、5月の句を出せよと。嘱目で45年も育ったものには、嘱目以外の俳句は難しいのである・・・。

○四季の森公園は風が強すぎ、吟行には、不向きながらも、少々句を得る。これは、花冠に投句。

○ブログ句会の選は夕方となる。

2月3日(水)/節分

俳句
節分の夜道に落ちる木々の影

晴れ
○節分。
○節分句会。28名投句

○花冠3月号が印刷所より届く。表紙の色は、今までで一度も表紙に使ったことがない色。夜、封筒に入れ、メール便のシールを残して、発送準備完了。明日朝、シールを貼って午前中には発送予定。あわせて、ブログ句会月間賞も。

○節分句会の入賞発表は明日午前10時。

○現代俳句一日一句鑑賞(高橋正子著)の立子の夏料理の句の鑑賞がブログに引用されていると、教えてもらう。
▼まるまる短歌と俳句 @和の空間:
http://maruta.be/waqoo/30

2月1日(月)

俳句
初雪の土あるところ白く積み

ただ一人来れば木苺実を熟らす
連れ立ちて泉の元の余花にあり
葉桜の光合えるも海も瞳に
牡丹の百花に寺のしじまあり
牡丹の花に銀輪止めてあり
菖蒲束ざんぶと投げいれ湯をあおく
洋館に黄薔薇は野生味を帯びて
吹かるると葉裏に紅き桜の実
楠若葉心冷やして燃ゆるなり
子の眠るときは濃かりて花みかん
ピアノある部屋に濃かりて花蜜柑
農の家灯ともすころの花蜜柑
家々の灯ともるころの花蜜柑
カルストを翔け啼き啼きてほととぎす
大根島の百姓が売り白牡丹

曇りのち雨、夜、雪。
○夕方から冷え込み、初雪となる。