雨
盆休み無人のあかりの郵便局 正子
朝の卓パンに無花果添えにけり 正子
出窓打つ盆の雨音定まらず 正子
●大雨や土砂崩れの範囲が広がって関東甲信越まで。
●俳壇9月号を16名に郵送。4冊残る。
●昨日、句美子が俳句原稿を仕上げるためにきたが、信之先生、正子、句美子とそれぞれがああだ、こうだといって、まとまらない。「俳句をするといつも喧嘩になる」と言って置いて帰った。
俳句のせいで、特に、アンソロジーを出すことになって忙しすぎると言う。俳句は「無用の用」なんだが。
●おとといNHKの「こころの時代」の去年8月の再放送を見た。安泰寺のネケル無方住職の話。安泰寺は、ずいぶん有名になっているらしい。もと京都にあったが、移転して兵庫の久斗山で自給自足で、座禅を行い、修行は厳しいらしい。「天地いっぱいを生きる」を説いていたが、これは「空」のことだという。そして、「今を生きる」が大事と。外国人の僧もいる。イギリス、ドイツ、キリギス、イタリア、アメリカなど。国名を言われれば、西洋の文明国と言われる国々から来たインテリ僧たちだ。それも不思議。俳句に禅の思想があるということで、外語語俳句のブームが起こったが、今は少し違って来ているように思う。俳句が庶民的になったせいだろうが。
それはそうとして、今のご住職は女性の中村光恵師。作務をしているご住職の洋服は、私が家で着ている服と似ていると思いつつ画面を見ていた。着古して色褪せて、もはやシャツとして頼りない。私と違うのは、姿勢。僧衣では、襟元が崩れない。さすが。姿勢は精神からなのだろうけど、見習うべきかも。
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