6月11日(金)

バスの後ろ揺らし入りゆく青山河  正子
山も河もしたたる青さの大きな景観の中、一点のバスの動きが見て取れるようです。「揺らし入りゆく」リズムの心地よさに、青葉満つ季節の喜びをことさら感じます。(藤田洋子)

○今日の俳句
夏兆す田毎に水の落ちる音/藤田洋子
どの田にも水が入り、水音がしている。涼感を呼ぶ水音と、水の入った田の明るさに、「夏の兆し」をことさらに感じる。(高橋正子)


コメント

  1. 藤田洋子
    2010年6月12日 22:50

    お礼
    正子先生、今日の俳句に「夏兆す」の句を取り上げていただきありがとうございました。

    バスの後ろ揺らし入りゆく青山河 正子
    山も河もしたたる青さの大きな景観の中、一点のバスの動きが見て取れるようです。「揺らし入りゆく」リズムの心地よさに、青葉満つ季節の喜びをことさら感じます。

  2. 高橋正子
    2010年6月13日 19:28

    お礼/洋子さんへ
    砥部に住んでいるときは、子どもたちが山が好きなので、久万高原や三坂峠まで行ったり、さらには、高知まで出かけました。この道は私の好きな道の一つです。青い山と河は四国の象徴のように思えます。