5月11日(火)

ビルの窓全てで五月の空なせり  正子
ビルの窓に一体何がどの様に映るだろうと暫くビルの窓を眺めて、はっ!と致しました。真っ青な空、白い雲、青葉若葉の木々 そよぐ風、光、色、飛び交う小鳥など。映している窓の全てで五月の空をなしているという広大な御句の深さに感銘致しました。(佃 康水)

○今日の俳句
 広島縮景園
茶摘女や手にさ緑の陽を返す/佃 康水
薫風の季節を迎え、茶摘みが始まる。茶葉を摘む女性のしなやかな手元から、きらきらと陽光がこぼれるように、茶葉が光る。「さ緑の陽」といい、季節の麗しさが詠まれた。(高橋正子)


コメント

  1. 佃 康水
    2010年5月11日 22:17

    御礼
    高橋正子先生
    今日の俳句に「茶摘み」の句をお取り上げ頂きまして、身の引き締まる思いが致します。ますますの励みと致します。感謝申上げます。

  2. 佃 康水
    2010年5月22日 15:47

    コメント
    ビルの窓全てで五月の空なせり  正子

    ビルの窓に一体何がどの様に映るだろうと暫くビルの窓を眺めて、はっ!と致しました。
    真っ青な空、白い雲、青葉若葉の木々 そよぐ風、光、色、飛び交う小鳥など。映している窓の全てで五月の空をなしているという広大な御句の深さに感銘致しました。

  3. 高橋正子
    2010年5月23日 19:59

    お礼/康水さんへ
    ビルの窓の句へのコメントをありがとうごじあました。隅田川の遊覧船から天王洲アイルのビルを眺めたときの様子です。空が窓に映って、そこにもう一つの空ができていました。