★煽られて花のゆるるは大いなる 正子
ほぼ満開となった桜のひとかたまりが、風にゆれる様子にはボリューム感がありますね。「大いなる」という言葉のおおらかさが、とても好きです。(池田加代子)
○今日の俳句
風光る沖で入港待ちの船/高橋秀之
きらきらと耀く沖で、入港を沖で待っている船。船の待つ沖は、心地よい風が吹いているであろう。急がない春の時間がここにある。(高橋正子)
○朝晴れていた空が昼ごろから曇り、雨が降りそうな気配となる。一時過ぎ、金蔵寺の桜を撮りに雨傘を用意して出かける。三分咲き。お寺の瓦屋根や白障子などを入れて撮る。寺の前のマンションの青柳がきれいに風に吹かれている。帰り、南日吉商店街のマルヤさんで、柏餅を7個買う。蓬のつぶあん、普通のこしあん、それに桜色のみそあん買う。すぐお茶にしていただく。肌寒い一日で、溜まった仕事も滞る。しかも、福島の原発事故は憂鬱だ。
コメント
お礼とコメント
高橋正子先生
今日の俳句に風光る沖で入港待ちの船の句をお取りあげいただきありがとうございます。
入港すれば荷役で喧騒とする船も沖待ちの間はゆったりした時間をすごしています。
煽られて花のゆるるは大いなる/正子
風に揺れる花はどこにでもある光景でしょうが、吹かれてではなく煽られてという風情が大いなる風情を醸し出してくれているのでしょう。