★木蓮の冬芽みどりにみな空へ 正子
木蓮の冬芽は温かそうなふさふさの毛に包まれ少し透けて薄緑の筆の形にも見えますね。その冬芽は垂直に皆上を向いて居り、「みな空へ」の措辞から厳しい寒さにも耐えられる力強さを感じると同時に春先には見事な花を咲かせるだろうと期待が膨らみます。(佃 康水)
○今日の俳句
出漁や妻に焚き火の温み置き/佃 康水
出漁まで夫婦で焚火をして体を温めていたのだが、体も温もって、妻を残して船音もかるく漁に出て行った。漁師夫婦の情愛が焚火をとおして温かく詠まれている。(高橋正子)
○花冠2月号の編集を終えて、入稿。今日は日曜日で印刷所が休みなので印刷所がファイルを受け取るのは明日となる。10日の雑詠投句締め切りで、2日後には、編集完了、入稿というスピードは、信之先生のシステムのおかげ。
http://blog.goo.ne.jp/kakan12/
○アクセス、ランク入り
2010.12.11(土) 558 PV 167 IP 9107 位 / 1507300ブログ
○花冠2月号後記
★二月号をお届けします。今月号は、昨年の花冠各賞の授賞式・祝賀会の報告、花冠同人が実行委員となって行った第十九回インターネット俳句コンテストの入賞句を掲載しました。授賞式等の報告は、花冠新人賞受賞の後藤あゆみさんが初対面の感想を交えて、いきいきとした文章で書いてくだしました。お楽しみください。コンテストの入賞句につけられた選者のコメントもさまざまですが、ご参考になさってください。改めて、入賞の皆様おめでとうございます。
★高橋信之俳句十二か月鑑賞は、交代で鑑賞をいただいていますが、いかがでしょうか。俳句は伝統文化ですので、パソコンの時代となっても、伝統文化の継承のあり方は変わるものではありません。師の目指されるところを学ぶことが大切と思います。
★昨年は、「はやぶさ」の地球への帰還で、話題が宇宙へと広がったようです。プラネタリウムが羽田にもでき、なるほどと思いましたが、各地にもプラネタリウムができて、子どもたちを楽しませているようです。我が家の子どもたちも星の文人と言われ、冥王星の命名者でもある野尻抱影のたしか、『星と伝説』だったと思いますが、よほど魅力的だったのでしょう、繰り返し読んでおりました。星を見上げ、空を見上げると、俗世を離れたような気持ちになります。寒空に輝く星々の光を内面にも取り込みたいと思います。
★花冠の表紙の色は、昨年の十月号から、印刷所の花冠担当の浅井さんにお願いしています。どの色にするか、たとえば、「明るめの緑系で」と指示して、色の細かい調整は浅井さんにしてもらっています。浅井さんは二十代の女性でパソコンがお得意で、若いセンスを活かしてご協力願っています。パソコンで送られた皆さんの句や原稿を、信之先生が、パソコンで編集とファル処理をされて、ホームページにアップします。それを印刷所がダウンロードし、校正原稿が出来、皆さんに校正をしていただき、編集調整をして校了となれば、印刷できるようになっています。諸書ある雑誌のなかでもこの方法が取れるものは、ほとんどないのでは、ないかと思っています。今後とも、ご協力をお願いいたします。(正子)
○ネット短信No.87発信。花冠2月号の筆者校正を依頼。
○花冠各賞授賞式と11月オフ句会集合写真(新横浜駅ビル10階)
前列:河野具子・河野啓一・高橋正子、
後列:渋谷洋介・高橋句美子・後藤あゆみ・安藤智久・小西宏
(高橋信之撮影)
○その他のスナップ写真(新横浜駅ビル10階レストラン「ラ・クラス」内)
http://blog.goo.ne.jp/kakan115/
コメント
俳句鑑賞
高橋信之先生 正子先生
12月12日の俳句日記に「焚き火」の句をお取上げ頂きまして誠に有り難うございます。
益々の励みに精進して参ります。宜しくご指導下さいます様お願い申上げます。
木蓮の冬芽みどりにみな空へ 正子
木蓮の冬芽は温かそうなふさふさの毛に包まれ少し透けて薄緑の筆の形にも見えますね。その冬芽は垂直に皆上を向いて居り、「みな空へ」の措辞から厳しい寒さにも耐えられる力強さを感じると同時に春先には見事な花を咲かせるだろうと期待が膨らみます。