12月1日(日)


晴れのち曇り。

●いよいよ12月。
お鮨を頼むと信之先生が言う。「一番人気」とあるのを頼む。混んでいて一時間半待ち。アンケートがあり、答えると次回サービスに茶碗蒸しを添えてくれる。なんのために注文したかとあるので、「家族の食事」に〇をつけたが、気持ち的にはわが家の二人の忘年会。今や忘年会に出ることもない。今日忘年会を済ませて、明日より、気を締めて、年越しの準備。

●久しぶりに俳句で爽快な気持ちになった。朝日新聞の俳句のコラムに星野高士氏が「祖母立子の年越し」という一文を書いておられた。俳人らしい、俳句の家系に居る人の文章と感じ入った。
その文中の立子の句を挙げるが、特に詩情や上手さが際立っているわけではないが、文中にあれば、ひときわ光彩を放ってくる不思議。天真爛漫な中の「景三情七」の立子俳句。読んだあと、俳句を離してみれば、なんとなくさびしくなる句だ。

買い物の好きな女に師走来る 立子
畳替えして鏡台も新しく   
元日やいつもの道を母の家 
お使ひの口上上手お年玉
初笑ひたしなめつゝも祖母笑ふ

●国立競技場が完成する。オリンピックの合わせて建設されたのだが、イスラエルの女性建築家の設計があがっていたが、これは費用や建設の難しさでなど、その他もあったのかもしれないが、却下された。デザイン的にはプロ好みでいいかもしれないが、日本の風景に馴染む方がいいと思った。そんなにデザインが浮かなくても狭い敷地に、地味でいいのではと思う。砂漠じゃないのだから。今回のオリンピック、ロゴも問題あって、市松模様を使ったデザインに。競技場は木材を多く使った建築に。日本の良さが生かされたと思う。費用も予算通りだったらしい。大成建設が施行。


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