11月24日(日)

晴れ

●夕方、句美子の家へ。運よく電車の乗継がよくスムーズに行けた。何か、食べたいものはと聞くと、焼き魚とか、鯛めしと言う返事。魚がほしいと。

魚の種類が少なくて、決まった魚しかないので、魚に目が向かなかったのだ。今日はこの魚が上がったとか、小海老がたくさん獲れたとか、活きのいい鱚が獲れたとか、小鰯が安いとかそんなことは全然ない。今日はこんなの野菜が美味しいとか、貝割菜がとれたとか、全然ない。決まった野菜しかない。つまり、商品しかない。人も商品のようになってるのではと心配になる。

●帰りの電車で『若き詩人への手紙 若き女性への手紙』を相変わらず読んだ。ある事を言うために、細かく言葉を使う。「内へおはいりなさい。」が彼の信条。この細かい言葉使いのために、しがみついて読む格好になってしまっている。独特の感覚があるのだろうと、ついついしがみついて読むことになっている。作家や詩人にしがみつくことは、これまでなかったのだ。妙なことになっている。

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