曇りのち晴れ
この人は台湾椿を咲かせたり 正子
郁子うれて照葉のつたう垣根なり 正子
鶺鴒に広き畑は存分に 正子
●散歩の道を少し変えると、台湾椿を咲かせる家があり、郁子が熟れる家あり。いつもより1時間遅い散歩に、林に、鵯、尾長、インコがたくさんいた。落葉を掃いていた人に挨拶すると、インコは世田谷の祖師谷にねぐらがあり、鯛ヶ崎公園には、啄木鳥がいて、以前は林に梟がいた、など話してくれた。この丘には、欅、スダジイ、杉、檜、桜など大木がある。一本の木がたくさんの小鳥を宿らせている。
●今日は三通の手紙を投函。河内静魚氏へ句集の礼状ほか。
●「俳壇」12月号に川名ますみさんの新作「連打音」7句が載る。10月号の祝恵子さんに続く掲載。
●「俳壇」12月号で、AIの問題を長谷川櫂氏と歌人の坂井修一氏の対談。問題は、俳人のAI化。俳句を作る方法論に偏っている現状に関係づけた話で、目新しい話ではない。
●「述志」の特集。詩人は左翼か、ということになる。それまでの思想や社会体制に反対する気持ちを述べることが、述志。逆に言えば、述志は、鋭敏で洞察力のある詩人の役目ということになる。
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