★起きぬけの目にりんりんと曼珠沙華 正子
自然豊かな山里への旅の朝、真っ赤に大きな蘂を張り、活き活きと咲き誇る曼珠沙華が起き抜けの目に飛び込んで来ました。一瞬心も引き締まる程に燃え立っています。曼珠沙華の咲く朝のりんりんとした山里の風景が想われます。 (佃 康水)
○今日の俳句
稲刈機噴き出す藁の薄みどり/佃 康水
稲刈機が稲を刈り進む。まだ薄緑の稲藁を吹き出しながら刈り進むのだ。まだ命の通った薄黄みどりの稲藁は、それ自体が魅力だ。(高橋正子)
★丘に来て秋の野芥子は背高よ/高橋正子
アキノノゲシ(秋の野芥子、秋の野罌粟、学名: Lactuca indica)は、キク科アキノノゲシ属の一年草または二年草。和名は、春に咲くノゲシに似て、秋に咲くことから付けられた。高さ50~200cm。大柄だが柔らかく、全体につやがない。はじめは根出葉をロゼット状に出すが、やがて茎をたて、花序を出す。花期は8~12月。花は淡い黄色、直径2cmほどで舌状花だけでできている。種子はタンポポの綿毛を小さくしたような形をしている。東南アジア原産で、日本全土・朝鮮・中国・台湾・東南アジアに分布。稲作と共に日本へ渡って来た史前帰化植物。日当りの良い場所に生える。アキノノゲシには葉に切れ込みがあるが、切れ込みのない細い葉を持つものは、ホソバアキノノゲシ(学名: Lactuca indica f. indivisa)という。飼育するウサギの餌によく使われる。
コメント
お礼・俳句鑑賞
高橋信之先生 高橋正子先生
今日の俳句に「稲刈機噴き出す藁の薄みどり」の句をお取り上げ頂き誠に有難うございます。正子先生には素晴らしい句評に感謝申し上げます。稲刈り機から噴き出す藁の薄みどりと匂いを今でも思い出します。
《俳句鑑賞》
起きぬけの目にりんりんと曼珠沙華 正子
自然豊かな山里への旅の朝、真っ赤に大きな蘂を張り、活き活きと咲き誇る曼珠沙華が起き抜けの目に飛び込んで来ました。一瞬心も引き締まる程に燃え立っています。曼珠沙華の咲く朝のりんりんとした山里の風景が想われます。