原爆忌句会/8月6日(木)

俳句
被爆手帳も父も死にゆき原爆忌
永い月日のうちに一つづつもぎ取られ寂しくなって行きます。だからこそ、原爆は語り続けて行かなければならないと思います。 (佃 康水)

鶏頭の花が咲き出す原爆忌
少し淋しげな感じの鶏頭の花が咲き出す頃、いつも原爆忌が巡ってきます。ふと、子規の鶏頭の句を思い出しました。(河野啓一)

原爆忌ラジオに鳴りて朝の鐘

くもり
○原爆忌オンライン句会。23名参加。今回から智久さんに、集計をおねがいする。

○第64回目の原爆記念日。朝8時15分、原爆投下の時間にあわせてラジオから鳴る鐘を聞く。

○午後、西濃運輸で、花冠9月号が届く。原爆忌句会を行いつつ、区切りの着いたところで、発送の仕事。4時半には完了。すぐメール便を依頼して発送を済ませた。

○夕食は、山葵を食べるために、蕎麦にする。山葵がおいしいのは蕎麦と思う。それに、冷凍の巻寿司を解凍し、川海老と牛蒡のかきあげを抹茶塩で食べる。その後、急いでオンライン句会の仕事をする。

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原爆忌句会
ご挨拶
今日、8月6日は、広島に原爆が投下され64年目を迎えました。この原爆忌句会は、信之先生が提案され行われました。原爆投下の日の暑く晴れた日とは違い、今日の広島の朝は曇り空のようでした。8時15分に平和の鐘がラジオから鳴るのを耳に聞き留めました。

今日の句会には、23名の方々から原爆忌の句、七夕の句をご投句をいただきました。戦争を経験された世代からの実感の重い句が投句されたことは、大変重要なことだと思いました。経済主流の世の中に、アメリカ追随の世の中に、戦争も原爆も風化しつつあります。原爆は、西の方のこと、広島、長崎の人のこと、と突っぱねて考えている日本人が今いることに憤りを感じます。われわれが句を詠み、遺すことで、日本人の戦争に対する、遺すべき心情を明確に出来るものと思いました。
七夕の句にも、詩情豊かな佳句が投句され、心を和まされました。
信之先生には、句会を主宰いただき、ありがとうございました。暑さの中、投句と選、コメントをいただきまして、ありがとうございました。なお、集計は、伊豆の安藤智久さんがしてくださいました。今回が初めてでしたが、早速集計をしていただき、入賞発表に加えることができました。どうも、ありがとうございました。平和を祈念して、今日の原爆忌句会を終ります。(選者 高橋正子)
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