「片す」/10月25日(土)

俳句

晴れ。
○小川和子句集「花影」が夕方届く。表紙の色と句集名とがよく合っている。

○高知産の今だけしかでまわらない四方竹の筍を煮る。八百屋の80はとおに越えているおばあさんに勧められたが、大変美味。これを買ったので、おばあさんは上機嫌でした。レジではなく、私がそろばんを弾いてあげるとも。ほかに買い物があったので、そろばんで計算はしてもらわなかったが、次はそろばんを弾いてもらおう。

○こちらに来て「片せる」とよくいう女性がいる。その女性が話すのしか聞いたことがないので、方言かと思っていた。物を別の場所に移動させておくこと。片寄せること、片付けると辞書にある。今日、初めて男の人が言うのをきいたので、辞書で調べた。これまで、「片せる」と言う言葉を一度も使ったことがない。このような場合でも「片付ける」でとおっていた。辞書に、「片す」が他動詞サ行5段とある。例として「おもちゃを―・す」「其所を―・して盥(たれい)をあげろ/塩原多助一代記(円朝)」があった。

「片せる」は、どうなんだろう。
「飛ばす」を「飛ばせてごらん。」などというのと同じだろうと、信之先生。
「飛ばしてごらん。」とも使うだろう。「片せてくるからね。」は、「片してくるからね。」とも使えそうだ。「し」が言いにくいからか。


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