●5月月例ネット句会投句ご案内●
①投句:当季雑詠(夏の句)3句
②投句期間:2019年5月7日(月)午前6時~2019年5月12日(日)午後5時
③投句は、下の<コメント欄>にお書き込みください。
※どなたでも投句が許されます。
▼互選・入賞・伝言
①互選期間:5月12日(日)午後6時~午後10時
②入賞発表:5月13日(月)正午
③伝言・お礼等の投稿は、5月14日(月)正午~5月18日(木)午後6時
○句会主宰:高橋正子
○句会管理:高橋信之
明るくて深い 現代語による俳句を。よい生活から よい俳句を。
●5月月例ネット句会投句ご案内●
①投句:当季雑詠(夏の句)3句
②投句期間:2019年5月7日(月)午前6時~2019年5月12日(日)午後5時
③投句は、下の<コメント欄>にお書き込みください。
※どなたでも投句が許されます。
▼互選・入賞・伝言
①互選期間:5月12日(日)午後6時~午後10時
②入賞発表:5月13日(月)正午
③伝言・お礼等の投稿は、5月14日(月)正午~5月18日(木)午後6時
○句会主宰:高橋正子
○句会管理:高橋信之
晴れ。
バスタブの長さに菖蒲の葉が真直ぐ 正子
菖蒲の葉束といえども五本なり 正子
菖蒲のは根元の赤がよく香り 正子
豆飯の緑をせめてと子に持たす 正子
新緑の東京ちょこちょこ歩き来ぬ 正子
ポピーの丘空に触れんと伸びており 正子
セザンヌの『くぼ地のポピー』も赤なりき 正子
句美子来る。豆ごはんを持たす。
豌豆をたくさん入れた豆ごはんを炊こうと思ったが、手ひらの窪ほどが、299円。そら豆の一袋が400円。皮をむけば20個ほどだろう。そら豆ひと粒50円なんて、馬鹿な。そら豆は買わず。庶民の季節の楽しみに高い値段を付けるとは。コスト高ということなのだろう。レタス、トマト、キュウリ、ナス、キュウリを年中食べさせられては、たまったものではない。嘆かわしい。自分で豌豆豆を育てたくなった。
近所の八百屋で山の蕗があったので、二把買って、伽羅蕗風に煮た。美味しくできて、瓶詰に。小葱入り卵焼きも焼く。卵焼きは我が家のが一番だと子供は褒める。長年弁当に入れたものなぁ。
うす曇り。
朴の花傾げる花の蕊が見ゆ 正子
朴の花山のさびしさ一身に 正子
朴の花雨糸通しいたるなり 正子
竹の秋川のなき橋渡りけり 正子
丘陵のポピーに風の強さ見ゆ 正子
午後1時から旭区にある里山ガーデンへ信之先生と出かける。
中山駅前から横浜動物園ズーラシア北門行のバスに乗り終点下車。ズーラシアが近づくと欅の若葉が空を隠すほど茂り、緑のアーチをなし、木陰が美しい。終点よりプロムナードを5分ほど歩いて、里山ガーデン広場へ。キッチンカーでココナツミルク入りのカレーとコーヒーを買い、まず昼食。カレーの容器は蓋付きの紙パック。スプーンは木。
昼食後、ガーデンへ。孟宗竹の半分ぐらい高さに掛かる板橋を渡り、ガーデン内へ。板橋の脇に朴の花が咲いていた。遠くに水木の白い花を見る。園内は、青、水色、紫が基調らしく、赤系のポピーが丘陵に花盛り。30分もしないうちに、霧のような雨。帰ることにし、園内のバス停へ。バスを待つうちに本降りに。家には4時に帰った。正味3時間の外出。
夕方、ニュースを見ていたら。大和市、多摩地方や国立、府中あたりは大きな雹が降ったという。天気の急変に注意ということだったらしい。
憲法記念日。
10連休はなんのためにあったのだったっけ?改元祝いを長々とやって、憲法9条を改正しようなんて。
朝、金蔵寺へ信之先生と散歩に。白雲朴の花が咲く。見頃。藤は終わりかけ
風明るし憲法記念日の今日も 正子
日当たることなくて白雲朴の花 正子
菖蒲の葉買いきてバケツの水に立て 正子
この空にあの空に鳴きしじゅうがら 正子
若葉の山その裾匂いておりにけり 正子
NHKテキスト「高校生から始める現代英語」と「英会話楽学」の5月号2冊を買ってきた。なんのためでもないのだが、聞いていると前を前を、横を横をと軽く考えられる。この効能がいい。
昨日は本降りの雨だったが、今朝は薄日が差す。
銀座で天皇制反対の学生主導のデモがあったニュース。反対と賛成ありは、自然のこと。
祝賀ムードが盛り上がるのはいいが、いつも逆を思う。こうして戦争へとムードが高まったのでは、ないだろうかと。
換気に窓を開けたら、近所に建設中のマンションの工事音。完成が近づくにつれ、金属音やアスファルトの匂い。これ不快なり。
工事音隔つ五月の玻璃が透く 正子
今日、零時から元号が令和と変わる。新元号を祝って、大いににぎわっているようだ。
明け方のラジオのニュース解説を寝床で聞いていて、電波がぶれたものだから、小型ラジオをベッドの傍の窓に置きなおした。しばらくして、ラジオが顔面へどかっと落ちて、顎のところを打って、歯茎から出血。かくして令和が不機嫌の内に始まった。多分、ねぼけ眼でいい加減に置いたせいだろう。とても令和を祝う気になれない今朝なのだ。
朝日の今朝の朝刊、古井由吉氏が、平成はどうもぼやけている時代だったと寄稿していた。周囲もそういう感想だと。私もそうだ。インターネットが普及した時代でもあった。纏まった思想がいくつかあったのだろうか、と思い返す。てんでんに物を言った時代ではなかったか。俳壇からつぶされないように、気を付けて、私は私で、「花冠の目指すところに拠って」、俳句を作ろうっと。
若葉燃え令和ひえびえ始まりぬ 正子
自然教育園(白金台)
夫を撮る若葉の空の雲を入れ 正子
草草の反射に光りあやめ立つ 正子
憩うとき垣根通などをよくよく見 正子
久しぶりに横浜高島屋へ。ワイシャツのオーダー券2枚買うが、結構人数待ち。オーダーもまだ人気なのだと知る。
横浜駅は大変な人込み。若い人が「人が多すぎる」とぼやきつつ歩いている。
今夜は平成最後の満月。
月おぼろ麦あおあおと育つ上 正子
青麦の空と思えば月おぼろ 正子
昨日は、近所を信之先生と散歩。近所の喫茶店プチ・アントルメに寄る。スウィートポテトを頼む。ほろっとしてチーズケーキのようだった。
妻病むらし忘れな草の花盛り 正子
このお宅、春にはオープンガーデンで、庭を見せてくれていた。
花水木光を空へまき散らし 正子
3月22日からは冬に戻ったような日もあった。雪になった地方もある。
今日からは安定した暖かさになりそうだ。
4月6日 元希の入学祝にデコレーションケーキと鮨を持ってゆく。ランドセルと、地球儀を見せてくれた。ランドセルも地球儀も結構喜んでいる。自分の部屋はプラモデルの製作中で入れない。プラモ製作に熱心なのは、父親であることは、想像つく。道路を渡れば入学する小学校。中には入れないけどと周囲を回って見せてくれる。8日が入学式。
4月13日。「俳壇」5月号「ワイド作品集」に正子の俳句が7句「青を踏む」が掲載された。今回はがん検診の帰り、病院横の鶴見川を見たくて土手を散歩して作った句だったが、納得している。みなさんはいい場所に吟行に行かれているようで、この点を思うと、少々萎えるが。
4月14日 4月月例ネット句会。参加者10名。15日の零時を回ったが、入賞発表を済ませた。
https://blog.goo.ne.jp/kakan02d
投句
29.葉桜の若葉たる色かがやけり 正子
家の周辺の山はヤマザクラが散り、若葉の色へと代わってきました。春の終わりを告げ夏へと向かう色彩です。いきいきとしたその色に輝く日差しがよく似合います。(多田有花)
待ち望んだ桜も終わり葉桜となってはいるが、若々しい色を輝かせていて、これもいいものですね。(祝恵子)
28.冷え冷えと花散る晴れていたるとも 正子
30.藤蕾房のかたちに伸びいたり 正子
■2019年4月月例ネット句会■
■入賞発表/2019年4月15日
【金賞】
03.花見船声もろ共に降ろしけり/小口泰與
「花見」のいい風景を捉えた句だ。上五の「花見船」が一句の主題で、「声もろ共に降ろしけり」と一気に詠み終えたところが見事で、本人の日頃の精進を称えたい。(高橋信之)
【銀賞/2句】
05.船点々と春の海の輝きに/多田有花
春の海に、点々と船が浮かんでいる。きらきらと日を返す春の海に船もまた、海のかがやきの一つとなっているのだ。(高橋正子)
25.退勤の道が葉桜の並木/高橋句美子
いい生活句だ。句の冒頭に置いた「退勤の道」に作者の姿を見る。リアルな表現で身近な生活を見事に詠みあげた。(高橋信之)
【銅賞/3句】
13.逆上がり初めてできて風光る/西村友宏
下五に置いた季語の「風光る」がいい。中七の「初めてできて」に作者の思いが率直に、そしてはっきりと読み手に伝わってくる。(高橋信之)
24.夕づきて桜一樹の浮かびくる/柳原美知子
だんだん日暮れが近くなる、つまり「夕づく」と、白い桜の一樹が、黄昏の中に浮かび上がってくる。「夕づく」という美しい言葉を得て、桜一樹が一段と美しい景色となった。(高橋正子)
17.おじきするしぐさ可愛や仏生会/祝恵子
仏生会にお参りにきた子どものお辞儀をする姿が可愛らしく思えた。おそらく、きちんとお辞儀をして、それが、あまりに可愛いのだ。誕生仏を前にしての微笑ましい光景だ。(高橋正子)
【高橋信之特選/7句】
13.逆上がり初めてできて風光る/西村友宏
逆上がりが初めてできた嬉しさに春の光が一層輝き、鉄棒にも仰ぎ見る空にも「風光る」が実感される記念すべき日となりました。(柳原美知子)
17.おじきするしぐさ可愛や仏生会/祝恵子
晴れ着で着飾った女の子が両親に連れられて4月8日のお釈迦様の誕生日にお釈迦をお参りする仏性会の様子を素敵に咏った素敵な句ですね。 (小口泰與)
12.ブラックホール遠くに隠す春の雲/廣田洋一
のどかな春の雲が浮かんでいるけれど、遥かかなたの宇宙には、すべての物質を飲み込んでしまうブラックホールが隠れており、先日史上初の画像が公開されました。宇宙の神秘が思われます。 (柳原美知子)
27.固き地にたんぽぽの茎みな真直ぐ/高橋句美子
どんな土地にもたんぽぽは咲き、春を告げてくれます。絮が飛んだあとには、茎だけが直立して並んでおり、その生命力に驚かされます。 (柳原美知子)
03.花見船声もろ共に降ろしけり/小口泰與
05.船点々と春の海の輝きに/多田有花
25.退勤の道が葉桜の並木/高橋句美子
【高橋正子特選/7句】
19.桜蕊降るにまかせて寺への道/高橋信之
落花の残る寺院への道、桜蕊がはらはらと降りかかる中を、ゆっくりと春の光を浴びて歩かれるお姿が目に浮かび、惜春の思いが感じられます。 (柳原美知子)
24.夕づきて桜一樹の浮かびくる/柳原美知子
桜の樹がほの暗い中でも存在感を感じる句です。(高橋句美子)
03.花見船声もろ共に降ろしけり/小口泰與
05.船点々と春の海の輝きに/多田有花
14.学ランの匂い柔らか入学す/西村友宏
17.おじきするしぐさ可愛や仏生会/祝恵子
25.退勤の道が葉桜の並木/高橋句美子
【入選/8句】
09.きのふ見し花のあはれや今朝の雨/桑本栄太郎
昨日観た桜が今朝は雨に打たれている風情にあはれを感じた。「花のあはれ」が良い。(廣田洋一)
06.ため池に春の波たつ播磨かな/多田有花
この4月は寒暖の差が激しく、時には春北風の強くて冷たい風が吹く日々が何日もありました。ため池はいつもであればさざ波程度の所、大きな波が立ち、岸辺にたっぷんたっぷんと打ち寄せています。米所播磨の地名も入って、沢山のため池を想わせている。 (桑本栄太郎)
01.さえずりや利根本流の洋々と/小口泰與
坂東太郎と称される大河利根川、さえずりを配してその雄大な流れと春ののどかさを見事に表現しておられます。 (多田有花)
08.花に酔ふ同期四人や彦根城/桑本栄太郎
お城はいずこも桜の名所です。彦根城もそうなのでしょう。久しぶりに同期で集まってその桜を堪能されました。学生時代の桜の情景も脳裏に浮かんだことでしょう(多田有花)
23.はかまとれば猫も土筆を掴まんと/柳原美知子
つくしを採ってきて、下ごしらえをされています。ペットの猫がそばに寄ってきて、はずされたはかまにじゃれついているのでしょう。可愛らしい様子が浮かびます。(多田有花)
04.咲き初めし三葉躑躅に霰来る/多田有花
10.乾門また閉じられて春惜しむ/廣田洋一
15.昼休み缶コーヒーと春の空/西村友宏
■選者詠/高橋信之
19.桜蕊降るにまかせて寺への道
落花の残る寺院への道、桜蕊がはらはらと降りかかる中を、ゆっくりと春の光を浴びて歩かれるお姿が目に浮かび、惜春の思いが感じられます。 (柳原美知子)
20.入学の子が登る山花明かり
21.目の前を黄蝶飛びゆく日和かな
■選者詠/高橋正子
29.葉桜の若葉たる色かがやけり
家の周辺の山はヤマザクラが散り、若葉の色へと代わってきました。春の終わりを告げ夏へと向かう色彩です。いきいきとしたその色に輝く日差しがよく似合います。(多田有花)
待ち望んだ桜も終わり葉桜となってはいるが、若々しい色を輝かせていて、これもいいものですね。(祝恵子)
28.冷え冷えと花散る晴れていたるとも
30.藤蕾房のかたちに伸びいたり
■互選高点句
●最高点(5点/同点2句)
24.夕づきて桜一樹の浮かびくる/柳原美知子
13.逆上がり初めてできて風光る/西村友宏
※集計は、互選句をすべて一点としています。選者特選句も加算されています。
(集計/高橋正子)
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