9月22日(日)


晴れ。午後2時ごろより曇り、時に小雨。

ふうせんかず二つの空気を手のひらに   正子
日に咲いて竜胆青をやわらかく      正子

●栄太郎さんの「俳壇12月号」への投句5句の選を信之先生とする。夕べファックスで送られてきたので、選は済ませて、一晩寝かせた。問題点一つを直し、栄太郎さんにファックスで返信。

●花冠は少人数。それをセレブリティを呼ぼう。毎日の投句の熱心さにほだされて、句の選を妥協はしてはいけない。私が納得するところで収めれば、誰がなんといおうと、返事ができる。

●11時ごろから、鯛ヶ崎の向こうまで、信之先生と散歩。往復1時間ほど。老人には、程よい、距離と思う。
転ばぬ先の杖のことわざがある通り、杖代わりに軽めのこうもり傘を持ってゆく。思った通り、役にたった。小さい窪み、小さい出っ張りが危ない。とっさのことに対してバランスを崩す。

●2019年ベルリンフィルのワルトビューネコンサートをテレビで見る。ベルリンのオリンピアパークにある森に囲まれた野外コンサート場。音楽もいいが、観客席の様子を見るのもたのしい。観客席が日暮れていくころが魅力的だった。自由な姿勢で、自由な普段の清潔の聴衆。水彩画を描いているらしい女性もいる。背中合わせに横向きに座っている人、寝そべっている人、歩いている人、いろいろだが、みんな聴いている。演奏者の服装も、おもねるところ、華美なところがない。普通なのだ。こんなところがあって、ヨーロッパの夏は楽しそうだなあ。

9月20日(金)


晴れ。

わが影を小さく収め秋日傘   正子
柴栗を売っている前通りけり  正子
りんどうを咲かせ太陽真上なり 正子
りんどうの花の光は真実青   正子

●いつものクリニックに薬をもらいに行く。11番目で、待ち時間たぶん3時間の感じ。1時間の診察は3人か4人の勘定。で、もらわず帰った。必ずしも予約制ではない。一案。途中家に帰って待ち、見計らって再度出かける。

9月19日(木)


晴れ。秋晴れのさわやかな天気。

●「俳句四季」10月号が届く。飯田龍太の句が読めたのが、よかった。

●『カミノ・アイランド』、結構面白い。カミノアイランドは、つまり文学愛好者たちで成り立つ島。結末を知りたく終わりを読む。身近に感じる内容だ。

9月18日(水)


雨。26度

穂草の花音無く吹かれ揺れいたり  正子
えのころと紅詰草と合わせ活け   正子
 台風15号
倒木となりし芙蓉に花白し     正子

●千葉県の停電は、杉の木などの倒木が電線を切ったことも大きい原因のひとつらしい。なぜ杉が倒れるか。森の手入れが悪く幹に空洞ができているらしい。森を粗末にした結果という。なるべくしてなった停電とも言っていた。

●傘を持たず散歩にでて、小雨に会う。この町も寂れた印象。広い敷地の家が何件も売られて、半分とか、四分の一とかの敷地に小住宅が建てられる。センスがいい家並みだったのに。みんな年取って、どこかにいったらしい。

●2、3日前、「俳壇」10月号が届いている。

9月17日(火)


快晴。真夏ほどではないが、また暑くなった。

今朝は今朝の竜胆ひらく青澄みて   正子
竜胆の澄みたる青に眼が洗われ    正子
新涼の子らの家族が風邪に臥し    正子
梨送りし返事にありぬ「風邪に臥す」 正子
子に持たす梨の二つの重かりぬ    正子

●「水煙」の2007年3月号が紛失。200◯年11号も紛失。わが家にはない。ネットからもバックナンバーが見れなくなっている。図書館を探すしかない。大事に扱っているつもりだが、こんなことになる。なくなったのは、何か調べることがあって引き抜いて見た場合。

●高橋正子の俳句日記のブログ開設4000日。

9月16日(月)


小雨。涼しい。

秋刀魚・湯豆腐ふたつに酢橘たっぷりと  正子
十五夜の草に虫鳴く綴れつつ       正子
同人の敬老の日を思いたり        正子
十五夜の老いの軽さよ月を見る      正子
ベランダの小雨に濡れぬ竜胆も      正子

●夕べラジオで俳人の鼎談があった。星野高士、星野椿、宇田喜代子氏。ほととぎす高浜家の立子の娘、星野椿氏が好きな句として挙げた5句の内2句が立子のパリの句と、立子の妹の高木晴子のイギリスでの句。宇田喜代子氏は、現代俳句の代表者の一人だが、海外詠の句があるのかと思った。これは妙な事。
因みにイギリスのキューガーデンに虚子の句碑があるとは知らなかった。キューガーデンに行ったのに見なかったのは残念だ。

●千葉では、台風15号の影響で停電が続いている。11万戸が停電と言う。

昔ながらの生活で、残せるものは残しておいた方がいいのではないか。近くの団地に、災害時に竈となるベンチがあるが、これはいいと思う。手押しポンプの井戸も残しておくのがいいのだはないかと思う。本郷の樋口一葉の旧家に行く路地に手押しポンプがあったが、それが今どうなってるだろうか。しばらく本郷にいっていない。

9月15日(日)


晴れ。27度。

老人の日心に祝い紅茶飲む     正子
かな筆の禿びたりかすれに秋灯   正子
秋灯にかにかく古び高野切れ    正子
秋灯に付箋いくつや高野切れ    正子

●昨日、電機屋でパソコンの電源を抜かれ、リセットされ、インターネット俳句センター(自分のPCだけでみれる)が、見れなくなった。念のため、IDノートに表紙の各項目のアドレスを控える。数えたら、48項目。そのうちkakan.infoの27項目が見れない。現在活動中のものには支障ない。

●「ネットにどれを残すか、何を残すか」「Hpをどう位置づけるか」。記録は紙媒体がもっともいい。無駄な紙媒体は作らない。広く知らせるのは、ネット。

●夕方句美子が来る。お土産にユーハイムのチーズケーキとアップルパイ。どこかの焼きプリンに、飾りのあるドーナツ。22日には一日家に来てくれ、お父さんの相手をしてあげるという。それで、出光美術館の芭蕉展にいくことにした。

9月14日(土)


曇り。涼しい。

十五夜を真夜に仰ぎて今日終わる  正子
切りつめて芒活けたり若穂のみ   正子
舟形の箱に葡萄のひとふさずつ   正子
新豆腐とあれば水もきよらかに   正子
絹ごしの方がきよらか新豆腐    正子

●十五夜。夜中にラジオを聞いて、月が出ていることを知り、外へ出て月を見た。小さく、満月のはずが、少しゆがんで見える。十五夜を見逃すところであった。

●白いPCがサインアウトできない。いつまでたってもサインアウト中。何かの操作で、Cloud を出してしまって、それからだ。Cloudがあやしい。で、メールが読めない。ヤマダ電機に持ってゆく。

●debate の語。言おうか言うまいか非常に悩む時など。「カミノ アイランド」の中にあった。
・・debate to mention to the others.

デイリー句会
https://blog.goo.ne.jp/kakan003

9月13日(金)


曇り。十五夜。明日が満月。

台風のあとの荒地の韮の花       正子
荒れ畑の半分占めて韮の花       正子
のうぜんかずら揺れつつ鳥に蜜吸わせ  正子
芒の穂紅刷くものも混じりたり     正子
鬼柚子のでこぼこ深く青深く      正子
風に飛ぶ秋の幻影秋の蝶        正子

●恵子さんから電話。子規新報のお礼と、信之先生のお見舞い。余計なことながら年齢を聞いた。私より、5歳上。
今、平成15年から19年までの信之先生の俳句を書き出している。このころが水煙が最も活発な時期。水煙誌上に発表された人たちの名前で、忘れていた名前もある。大勢が入れ替わり入会された。ほとんどが、ネットから。その人たちは、今どうされているのか。秋風が吹く今日は、昔の時間がなつかしい。

●5丁目の丘を散歩。風船蔓、芒、にらの花を持ち帰る。しじゅゆうがらの群れにあう。

●蓮根をすりおろし、小麦粉、卵、塩を混ぜて、油であげる。蓮根の天ぷらの味がしている。上出来。
大根おろし、酢橘、醤油で食べる。

9月11日(水)


夕方、にわか雨。まだ暑い。

牡蠣ソテーレモンの色を添えてあり 正子
梨に添え一袋を買う青蜜柑     正子
山国の葡萄の紫冷え過ぎぬ     正子

●井田病院へ、付き添い。次回10月30日を予約。硬膜下血腫ということがあるらしい。

●14日は満月。それに合わせ、スーパーの花屋にお月見用の花。吾亦紅、竜胆、芒、鶏頭、月のような黄色いポンポンダリア。観葉植物の葉。この花束、人目は引くが、翳がなくて興ざめ。思えば、かわいらしい商売気。

●歯が悪い人が何を食べるか。牡蠣があったこと、思い出す。ついでに鰻の冷凍を買う。