10月3日(木)


曇り。のち晴れ。やはり蒸し暑い。

秋暁の浅黄の空のカシオペア  正子
秋暁の空に消えつつカシオペア 正子

●角川から花冠の広告の修正原稿がファックスで届く。10月10日締め切り。
修正内容は、名誉主宰 髙橋信之を取り、編集人 髙橋句美子と差し替える。「編集人」だが、「編集長」より、いいかもしれないと思う。「長」は古い感じがしてきた。

●宅急便が届いた。だれの贈り物だろうと、出てみると、昨日注文した真冬用パジャマ。まさかの到着。早すぎる。包みを開き終えると、次の宅急便。こちら、仕立てたワイシャツ。これは忘れかけていたが、配送を依頼していた。出来上がりが昨日ということで、新消費税を支払ったもの。消費税が上がってすぐに注文するバカはいないものと思えるが、さりとて、ここで得してもあそこで損をしてがいつもなのだ。どんなにしても、得しない人生をつくづく思う。

●きのうは、午前3時50分ごろ、ごみを出に外へ。明けかかった空に星がよく見える。深夜よりも星の数が多いのではないか。この時間に起きるべし。出す予定もないのだが、句集を作るとすれば、『星の旅』『帰去来』を候補に挙げておこう。『花冠』は私の第2句集名だが、句集中の句から採ったものではない。採ろうとしても代表句が見当たらない。どの句もぱっとしない。が、「花冠」はいい名前だと言ってくれる人がいる。

10月2日(水)


晴れ。28度。

地中より曼珠沙華の蕾立つ      正子
曼珠沙華地蔵のまわりに華かかげ   正子
ベランダに来て足音を稲雀      正子
稲雀三四羽来たり横向きも      正子
さわやかや林檎をさくと歯にあてて  正子
食卓に今日より蜜柑青蜜柑      正子

曼珠沙華が十日遅れで咲く。夏が暑すぎたのかも。

10月1日(火)


晴れ。昨日は少し蒸し暑かったが、今朝は爽やか。

ムニエルにオニオンソース秋の夜  正子

●昼間は信之先生の句集用の俳句を集めるのに数時間。やり始めれば、能率が上がる。
思うに、なんでもやれば、結果が出る。やらなければ出ない。結果が良いか悪いかの判断は、神のみが知るのかも。そんなことは知ったこっちゃない。頭の中の考えだけは、脳波の変化ぐらいかも。しかし、やるのは、億劫だ。なんらかブレーキがかかって来るから。

●今日から消費税が10%に。それが何に使われるかだが。庶民はいやになるほど静かに暮らしているんだから、それをいいことに、政治家、暢気すぎないか。

9月30日(月)


曇り。8月なみの暑さに。

つくつくほうし短く鳴いて耳打ちす   正子
うさぎ上用の紅の二点に秋の灯よ    正子
辣韭の漬かりて新暦九月果つ      正子
空見れば空の青さに秋の声       正子
竜胆に空の濁りよ今日の日は      正子

●夕べ句美子が来る。両国で9月場所の初日の相撲を観戦したといって、番付表と濡れ甘納豆をお土産に暮れた。
番付表は1枚50円だそうだ。「番付表」という字は見えない、「◯◯御免」と書いてある。◯◯のところは、私には読めません。

9月28日(土)


晴れ。

花苗買う秋日がいちばん光るのを 正子
とうがらし色いろいろを店先に  正子

●ガスレンジを新しく買いたいと思い、日吉駅まで、歩く。目当てのは、在庫切れ。じゃあ、簡単なミキサーを買おうとしたが、これはと思ったのも在庫切れ。方向替えて、天一書房によって少々本と、花屋で、ジーニアと金魚草の苗を買った。

●ラグビーW杯。日本がアイルランドに勝った。夢かと疑う。日本チームは、純粋に日本人ばかりのチームではない。
息子が中学でラグビーをやっていたので、少々はラグビーになじみがある。息子のこと、ある日、ラグビーの練習後、日も暮れて車で迎えに行くと寮生が夕飯に間に合うよう早く切り上げて帰ったので、息子一人が残って、借りたグランドを箒で掃いていた。友達分の汚れたユニフォームをごみ袋に入れて、自転車で運んでいた。お人よしにあきれるが、進学校のこの県外からきた連中、一考ありとそのとき、思ったのだ、後になって、やはり、図星だった。

9月27日(金)


晴れ。

つくつくほうし別れに来たと鳴いて去る    正子
つくつくほうしに鳴かれて後の耳敏し     正子
秋暑し小石のごとく四十雀          正子

●夜12時から今朝9時まで、何も考えず、考えないように、世の中、どうでも良いではないかと思って眠った。
朝の布団のほっかりとあたたいこと。

●噂、でも本当。稔典氏の「船団」が来年5月解散。牙城氏の「里」も来年4月解散。力尽きたのではないだろうが、これが今の現象。

9月26日(木)


晴れ。

熊笹の葉を刈りまこと秋暑し     正子
踏み固められたる土より曼珠沙華   正子

●熊笹の葉をいかんせん。 冷凍庫に。

●竜胆にまさかのアブラムシ。アブラムシには油断がならない。
竜胆が自生しているところを思い出すと、、湿って日がよく当たるところ。丈の低い草のなかに、日当たりの良いところに温まるように咲いている。その条件に少しでも合うように、水はたっぷり切らさずに、太陽が十分差すように気を付けると、花をしっかり咲かせてくれる。

9月25日(水)


晴れ。どこか蒸し暑い。

●秋草をさがして外へ。大方の草は、実をつけ、もう末枯れた様子。熊笹の葉を数枚とって帰り、たわしでこすってよく洗い水に浸した。これを何に使うか、未定。お茶饅頭を作るときに下に敷くか、とも。

●路地の葡萄が出回り、安く手に入る。いままで結構な値段で食べていたのは、温室栽培?お店にあれば、値段はこんなものかと、つい手がでる。昨日二房買って、今日また一房コープで届いた。

●今朝から、高血圧の新しい薬。どんなふうに効くか、血圧を朝、昼、夜と測る。
同じ病院で長くと、思うが、時代とともに何かが変わっているので、なんらか対応しなくてはいけない。