10月8日(火)


曇り。秋冷。

秋冷の窓を弾きて鳥の声       正子
野葡萄を摘み来て色を飾りけり    正子
野葡萄の実のさまざまの青の色    正子

●大型台風19号が近づく。12日、13日の土日に相模湾から首都圏を抜けるかもとの予報。運が良ければ、300キロ離れた東の海上を進むとも。

●10月月例ネット句会ご案内●


●10月月例ネット句会投句ご案内●
①投句:当季雑詠(秋の句)3句
②投句期間:2019年10月7日(月)午前6時~2019年10月13日(日)午後5時
③投句は、下の<コメント欄>にお書き込みください。
※どなたでも投句が許されます。

▼互選・入賞・伝言
①互選期間:10月13日(日)午後6時~午後10時
②入賞発表:10月14日(月)正午
③伝言・お礼等の投稿は、10月14日(月)正午~10月17日(木)午後6時

○句会主宰:高橋正子
○句会管理:高橋信之

10月7日(月)


晴れ。
薔薇の実の熟れたる朱よ洋書めく  正子
薔薇の実の熟れて日本の秋の中   正子
日ごと青変えつつ青蜜柑が売られ  正子

●10月月例ネット句会案内
https://blog.goo.ne.jp/kakan02d/

●生協にステッキを注文。プリティキャッツシリーズの猫柄で折り畳み。使うかどうかわからないが、「転ばぬ先の杖」を実感するこのごろ。夕方句美子が来て、それなら、プレゼントすると言ってくれた。ステッキが届いたら、ステッキに「句美子寄贈」と貼り付けておく。恩をわすれやすいから。

●欧米の学校の入学がなぜ秋なのかの、疑問。欧米では、夏は収穫期にあたり、子供も労働力として活躍する。したがって、夏は学校を休みにして、取り入れが終わる秋に入学する仕組みだとか。日本でも私が小学生のころ、農繁期に学校が休みになっていた。麦刈りと稲刈りのとき。

●学生ローンを完済してもらったモアハウスカレッジの学生たちは、その後、行動に出で、なにか考えているというニュースがあった。なにが考え出されるのか、楽しみである。

10月6日(日)


曇り。小雨。
昨日と打って変わり、今朝は涼しい。

●信之全句集の選句をあらかた終える。水煙から139句、花冠から178句、月例ネット句会などから32句、総計、349句。300句にするので、ほぼこれでよい。

●昨日、上島祥子さんが、花冠に2万円を振り込んでくれて、びっくり。普段はほとんど花冠の句会に参加されないが、普通の主婦のかたで、もう長いおつきあいだ。こういう方の一方、これまで有名大学、大企業出身のかたも多くこられたが、まことにシビア。経済論理を文化にあてはめちゃだめですよ、と言いたいが、長年の職業で身についた思考なのかもしれないと思いなおすと、気の毒とも思える。

●欧米では、秋の入学シーズン。この夏のアメリカの卒業式での出来事。アメリカの黒人系のカレッジ、モアハウスカレッジの卒業式で、アフリカ系アメリカ人の大富豪、ロバート・スミスさんが、今年の卒業生全員の学生ローンを払うと演説。なぜ今年の卒業生にということだが、自身も今年このカレッジから名誉学士の称号を贈られたということで、同期生全員の、となったという。ローンは、4000万ドルと見込まれている。このニュースは日本のテレビでも流れたのをちょっと見た。ガッツポーズの、学生ら400人のスタンディング・オーベイションの映像がながれた。にわかに信じがたいことだが、事実。ロバートスミスが言うのに、家族も賛成した。そして学生たちに「pay it forward」と言ったとのこと。「ローンを先へ向けて払え」と。「恩送り」と邦訳されている。
学生ローンは日本でも問題になっている。アメリカでも、個人破産を申告しても、学生ローンは残るというから驚きだ。学生たちに奨学金という体の良い名前のローンを組ませているが、金利もそれなりである。わが家の子供たちも例外ではない。卒業後の負担はかなりなものだ。教育や研究へ投資して日本は損はしないと思う。今の日本、なんでもかんでも、表面的評価をしすぎる。心ゆたかな教育投資が現れることを願う。

10月5日(土)


晴れ。

3時半起床。オリオン座が南東にくっきり見える。飛行機らしい灯りが二つ間を置いて西へ。最近は全く旅行していない。ハタと気づく。明け方の空(への旅)はどうだろうかと、起きて見上げればすごくいい。この時間に寝るのはもったいない気になる。仕事を8時間から4時間に減らしたからだと、理由をつけた。春はあけぼの。、秋もまたあけぼの。Autumn is also dawn. That is the best.

10月4日(金)


晴れ。風強し。

竹の秀を雲へなびかせ秋の風    正子
秋風の通りすぎたり裏道も     正子
雨跡の残りて柿の実が熟れる    正子
秋風と日差しといつかの日のごとし 正子
白樫の葉揺れすざまし秋の風    正子

●夕べ雨が降ったらしい。今朝の道路が濡れている。気持ちがよいが少し強い、本当に秋風。

●信之先生の句が整理できた。平成15年から平成30年まで、1440句ほどある。これを300句に絞る。整理したら選ぶのはすぐと思ったが、ところがなんでか、そうはいかない。似た句がある。ほとんどの句が句作の場所を共有していて、客観的になりにくい。記念となる句のどれを捨てるか、も難しい。本人は正子選でよいと超越している。夜、選をするのと、昼。選をするのは、選の基準がずれてくる。時々刻々選がずれるということになり兼ねない。年譜も手こずりそう。できれば、11月に原稿を渡したいが。

10月3日(木)


曇り。のち晴れ。やはり蒸し暑い。

秋暁の浅黄の空のカシオペア  正子
秋暁の空に消えつつカシオペア 正子

●角川から花冠の広告の修正原稿がファックスで届く。10月10日締め切り。
修正内容は、名誉主宰 髙橋信之を取り、編集人 髙橋句美子と差し替える。「編集人」だが、「編集長」より、いいかもしれないと思う。「長」は古い感じがしてきた。

●宅急便が届いた。だれの贈り物だろうと、出てみると、昨日注文した真冬用パジャマ。まさかの到着。早すぎる。包みを開き終えると、次の宅急便。こちら、仕立てたワイシャツ。これは忘れかけていたが、配送を依頼していた。出来上がりが昨日ということで、新消費税を支払ったもの。消費税が上がってすぐに注文するバカはいないものと思えるが、さりとて、ここで得してもあそこで損をしてがいつもなのだ。どんなにしても、得しない人生をつくづく思う。

●きのうは、午前3時50分ごろ、ごみを出に外へ。明けかかった空に星がよく見える。深夜よりも星の数が多いのではないか。この時間に起きるべし。出す予定もないのだが、句集を作るとすれば、『星の旅』『帰去来』を候補に挙げておこう。『花冠』は私の第2句集名だが、句集中の句から採ったものではない。採ろうとしても代表句が見当たらない。どの句もぱっとしない。が、「花冠」はいい名前だと言ってくれる人がいる。

10月2日(水)


晴れ。28度。

地中より曼珠沙華の蕾立つ      正子
曼珠沙華地蔵のまわりに華かかげ   正子
ベランダに来て足音を稲雀      正子
稲雀三四羽来たり横向きも      正子
さわやかや林檎をさくと歯にあてて  正子
食卓に今日より蜜柑青蜜柑      正子

曼珠沙華が十日遅れで咲く。夏が暑すぎたのかも。

10月1日(火)


晴れ。昨日は少し蒸し暑かったが、今朝は爽やか。

ムニエルにオニオンソース秋の夜  正子

●昼間は信之先生の句集用の俳句を集めるのに数時間。やり始めれば、能率が上がる。
思うに、なんでもやれば、結果が出る。やらなければ出ない。結果が良いか悪いかの判断は、神のみが知るのかも。そんなことは知ったこっちゃない。頭の中の考えだけは、脳波の変化ぐらいかも。しかし、やるのは、億劫だ。なんらかブレーキがかかって来るから。

●今日から消費税が10%に。それが何に使われるかだが。庶民はいやになるほど静かに暮らしているんだから、それをいいことに、政治家、暢気すぎないか。

9月30日(月)


曇り。8月なみの暑さに。

つくつくほうし短く鳴いて耳打ちす   正子
うさぎ上用の紅の二点に秋の灯よ    正子
辣韭の漬かりて新暦九月果つ      正子
空見れば空の青さに秋の声       正子
竜胆に空の濁りよ今日の日は      正子

●夕べ句美子が来る。両国で9月場所の初日の相撲を観戦したといって、番付表と濡れ甘納豆をお土産に暮れた。
番付表は1枚50円だそうだ。「番付表」という字は見えない、「◯◯御免」と書いてある。◯◯のところは、私には読めません。