雨。大粒の雨。
暖房の部屋に日差してクリーンな空気 正子
大粒の冬の雨降り花が生き 正子
駅ベンチ寒さ一ひたすら背をのぼる 正子
鬼怒川のお守り鈴2句
寒の水響かす如く龍の鈴 正子
龍神の鈴はみどりよ寒夜鳴り 正子
●12月月例句会案内。
https://blog.goo.ne.jp/kakan02d/
●昨日句美子のところから鬼怒川温泉のお土産の栗餡のうすいまんじゅうと日光のお守りをもらう。鬼怒川温泉は、人があまりいなく、紅葉もきれいで料理もおいしくてよかったそうだ。
●コープに正月用食品のメインなものを注文。ほぼ例年と同じものになる。毎年同じものが企画され助かる。
●12月月例ネット句会投句ご案内●
①投句:当季雑詠(冬の句)3句
②投句期間:2019年12月2日(月)午前6時~2019年12月8日(日)午後5時
③投句は、下の<コメント欄>にお書き込みください。
※どなたでも投句が許されます。
▼互選・入賞・伝言
①互選期間:12月8日(日)午後6時~午後10時
②入賞発表:12月9日(月)正午
③伝言・お礼等の投稿は、12月9日(月)正午~12月12日(木)午後6時
○句会主宰:高橋正子
○句会管理:高橋信之
晴れのち曇り。
●いよいよ12月。
お鮨を頼むと信之先生が言う。「一番人気」とあるのを頼む。混んでいて一時間半待ち。アンケートがあり、答えると次回サービスに茶碗蒸しを添えてくれる。なんのために注文したかとあるので、「家族の食事」に〇をつけたが、気持ち的にはわが家の二人の忘年会。今や忘年会に出ることもない。今日忘年会を済ませて、明日より、気を締めて、年越しの準備。
●久しぶりに俳句で爽快な気持ちになった。朝日新聞の俳句のコラムに星野高士氏が「祖母立子の年越し」という一文を書いておられた。俳人らしい、俳句の家系に居る人の文章と感じ入った。
その文中の立子の句を挙げるが、特に詩情や上手さが際立っているわけではないが、文中にあれば、ひときわ光彩を放ってくる不思議。天真爛漫な中の「景三情七」の立子俳句。読んだあと、俳句を離してみれば、なんとなくさびしくなる句だ。
買い物の好きな女に師走来る 立子
畳替えして鏡台も新しく
元日やいつもの道を母の家
お使ひの口上上手お年玉
初笑ひたしなめつゝも祖母笑ふ
●国立競技場が完成する。オリンピックの合わせて建設されたのだが、イスラエルの女性建築家の設計があがっていたが、これは費用や建設の難しさでなど、その他もあったのかもしれないが、却下された。デザイン的にはプロ好みでいいかもしれないが、日本の風景に馴染む方がいいと思った。そんなにデザインが浮かなくても狭い敷地に、地味でいいのではと思う。砂漠じゃないのだから。今回のオリンピック、ロゴも問題あって、市松模様を使ったデザインに。競技場は木材を多く使った建築に。日本の良さが生かされたと思う。費用も予算通りだったらしい。大成建設が施行。
晴れ。
冬空をゆく飛行機の音かすか 正子
冬空に銀の機体の日を集む 正子
冬星の光小さし包みたし 正子
●数日書かなかったが、気になることがある。次のこと。
フランシスコローマ教皇が、38年ぶりに来日。11月23日~26日までの日程。教皇機で23日羽田に到着。翌朝、長崎へ。それから夜は雨の広島へ。翌日は、天皇陛下のみと(つまり儀礼的ではないということなのか。)、阿部首相と会談。東京ドームで5万人参加のミサ。上智大学へも。平和をアピール。平和は多くの人が訴えている。違うのは、核についてはっきりしている。核エネルギーもノー、核抑止のための核もノー。原爆は犯罪である。わかりきったことと言えるが、このことを、はっきり言う人はいない。
●冬空を見ていて、思いついた。「そら」 という俳号は、どうだろうかろ。だが、ちょっと待てよ。聞いたことがある。芭蕉の弟子に曾良がいるじゃないか。曾良と空(そら)は、今日まで、全然結びつかなかった。字のイメージとは恐ろしい。
そして。パイロットを職業とする人が、退職し、飛行機を操縦しなくなった。そんな定年後のある日、それまでの習性で、急に大空へ飛び立ちたくなったらどうするんだろう。ストレスを感じないか。
雨のち曇り。
●朝8時ごろ、キッチン、ダイニング、洋間の3部屋だけ電気が通じなくなる。ブレーカー落ちではない。原因は不明だが、9時50分ごろ、急に電気がついた。原因はなんだろう。電力業者がが調べに来るといったが、午後になっても何の連絡もない。もう、めんどうだから、来なくてもいいや、という気持ちに。
●友人がカニを暮れる。お歳暮?と冗談を言うと、いつもお世話になっているからと。うれしいけど、悪い気がする。お返しなんにしよう。
曇り、夜、雨。
大根を切れば大根水を噴く 正子
葱白菜触れあいきしきし鳴ることも 正子
湯船に湯をうっかり溢れさす小雪 正子
●石田依良の『十一月の蕾』のラジオ朗読を編み物をしながら聞いた。話の筋は三十代の子供のある花屋に努める美大出身の主婦の浮気に至らない浮気ごころの心の揺れの話だが、筋より面白いのは、作者の石田氏は、男性であるにも変わらず、花について、花の色彩、花の形、花束のリボンの色合いについて、詳しいし、表現が的を得ているのだ。小説を書くとき、男性作家が、女性を主人公にするには、こんなことも勉強するのかと思った。女性顔負けではないかと。
雨のち曇り。
二の酉の熊手の稲穂まだ匂い 正子
二の酉の熊手にありぬ小さき絵馬 正子
二の酉の熊手に稲穂ぐいと差し 正子
句美子が酉の市で熊手を買って来てくれた。二の酉で、目黒の大鳥神社に参ったとのこと。熊手には稲穂がさしてあるが、もひとつおまけに稲穂を差してもらっている。大きな熊手は、4,50万円もしているとのこと。大鳥神社は小さい神社で、赤ん坊や幼児などは、人につぶされそうだったという。縁起物を売る店や屋台は参道に並んで、境内は狭くて店が入れないそうだ。
句美子によると、私は祭り好きとのこと。婿さんは、そうは見えないがと言っているが。
私が祭り好きかどうかは疑問だが、祭りを見たり、屋台をぶらぶらして、アセチレンガスや裸電球の下の風船だの金魚だの、綿菓子や、アイスクリンなど見たり食べたりするのがすきなので、する側ではない。田舎では、祭りは東から順番にやってくる。親戚が違う村にあれば、そこへ出かけてまた祭り見物やごちそうになる。山車や神輿、神楽、神社のある場所もそれぞれで、面白いのだ。子供のころ、これと言って楽しいことが田舎になかったから祭りが面白かっただけのように思える。
雨。空は明るいが、雨が降る。
冬菊の灯れば黄菊多かりぬ 正子
無心にもならず毛糸編みいたり 正子
ベゴニアの花は真白に時雨けり 正子
時雨傘たためばピンク淡きかな 正子
時雨たり十二単衣の白衣 正子
クリスマスドーム
ゆすらねばドームの雪の静かなり 正子
揺すりてはクリスマスドームに雪降らす 正子
●赤レンガ倉庫で、昨日からドイツのクリスマスマーケットが始まる。センター北広場でも小さいけれど毎年クリスマスマーケットがある。ホットワインも飲ませてくれる。今年の夏、そごうでヨーロッパ陶器市で、クリスマスドームを買った。わが家はこれで十分な気もするが、なんとなく見にゆきたい。
●今日の朝日、岩波書店の今月の新刊の広告にに『世紀末ウィーン文化評論集(青583)が載っていた。発売より先に著者より進呈される。
雨。
ワイン買いに時雨に光る舗路を踏み 正子
ワインのラベル花が画かれて新酒なり 正子
時雨たり金魚草がまた咲きて 正子
●咲き終わった金魚草がしばらく間をおいてまた咲き始めた。
●ボージョレニューボー。スーパーの店員がワインの箱を壊していたので、全部売れたの?と聞くとそうだという。1日で170本くらいかな、との話。みんな祝ったんだ!
●まだ11月なのだが、年末の気分。おせち料理も考えなくては。今年は、一つ一つ個包装になったレトルトのおせちがコープでも売り出された。田づくり、数の子、黒豆、えびと煮しめは手作りしようと思うが、あとは、どうしよう。
ぽっと匂う栓を抜くときボジョレニューボー 正子
ボジョレ―ヌーボーラベルに花の絵が散らばり 正子
ボージョレの解禁日。
ボージョレ・ヌーボーは、我が家に関係ないと思っていたが、テレビでボージョレの解禁日をしったか、信之先生、突如、飲みたいものがあると言い出す。当ててみろと。当たらなかったが、ボージョレの新酒を買った。オーケーで買うか、東急で迷ったが、近くのオーケーで。ビレッジの名がついているので、いいだろうと。750ml、799円。ちょうど今夜はポトフなので、ちょうどいいや、という感じ。ポトフのソーセージはレモンパセリ。肉は生姜焼き用があるので、出汁に。ワインは赤なのだが、冷やしてとラベルにある。ちょっと冷やす。ちょうどいい具合に冷えた新酒、ポトフにぴったりでした。