5月26日(火)



曇り

金魚草ちいさきものの育ちけり  正子
子を叱る声が団地に金魚草    正子
金魚草あかるき色にかがまりぬ  正子

●床がじめっとした感じ。湿度を見ると78%。これじゃ梅雨じゃないかと、窓をあけ、換気扇を回す。30分ほどで66%止まりに。

●自粛中のデパートが開いたら、まず一番にロック機能のある虹色の密閉容器を買いに行こう。

5月24日(日)


●新型コロナウィスルの感染が世界中に広がって、カミュの『ペスト』が売れているらしい。カミュは例えば『異邦人』を読むと、倦怠感に襲われる。微熱があるような感じになる。みんなはどうなのかなあ。『ペスト』は読んでいないが、読んだ人は絶望感に襲われないかと、その心境が知りたい。

●マルウェアの「マル」は、マル秘のマルかと思って、weblioで調べると、「mal」。「mallicious」(悪意のある)の略らしい。ついでに、「admin」を調べると「adoministrator」(管理者)。webmasterはめったに見ない。IT用語は難しい。

weblioの英語辞典のところに英語彙力診断がある。ノリのついでに無料の診断があるでやってみる。一回25問。一問10秒以内。答えの選択肢は5問。最後の5番選択肢は「どれにも当てはまらない」。第1回目、1500語~2000語、判定13.これば中3程度か。ずいぶん語彙力がないとわかり、へこむ。2回目4000語~5000語、それから数回やると7000語レベル、一つ間違いのときは、9000語~1万語で上級者の判定。10回ぐらいやると、慣れもあるが、忘れていた単語が糸でつながるように出てくる。脳の特定の箇所に刺激をあたえると、連鎖反応的に記憶がもどるのかも。

ほかに語彙レベルを知るのがある。「persimmon」(柿)を入れると16レベル。これは、英検準1級から1級くらいか。「burdock」(ごぼう)を入れると18レベル。なかなか面白い。英語俳句の場合は、レベル18ぐらいの語に対する語感は必要で、現実使う語彙はレバル13~15の語彙力で十分と思われる。日本語の俳句もそんな感じ。

5月22日(金)



晴れ。

●依頼された俳句5句、残せそうな句を冷蔵庫に貼り付ける。3句は同じ季語で残せそう。あと2句が・・

●「俳壇」6月号を句美子に回す。著名人の句、発表作品のうち、一句は学のある句で、やっぱり違うんだと思わさせられる。この具合、計算しているのか、秘策かと、ついには穿つ。

●職場に、体サポート飲料が製薬会社から寄付され、一本ずつ配布される。コロナで頑張っている会社だからだそうだ。ご自愛をということ。アクエリアスみたいな飲料で、なーんか、飲みたくないので、若い人にあげる。

5月21日(木)


●岐阜から飛騨牛の朴葉焼セットをもらっている。うっかりしたことに昨日で賞味期限切れ。今日食べれば大丈夫。朴葉は使わないで、フライパンで焼く。味噌が少し辛いので、味噌はぺーパーでふき取って、キノコではなく、ありあわせの新玉ねぎときぬさやで作る。これが、偶然にもこれまでの朴葉焼の中で一番おいしかった。新玉ときぬさやの季節の今日までとって置いた甲斐があったというもの。

朴の葉は、周りがきれいにカットされている。こんな大きな葉を捨てるのはもったいない。
筆ペンで俳句を書いた。これも偶然、表は和紙のような書き心地。結構書ける。和紙だって植物繊維、パピルスだって、そう。葉書というではないかと思いつつ。

5月20日(水)


白靴にばらの服召し医学女史 正子

●諏訪内晶子さんのラジオでのトーク。世界的なバイオリンにストは、小学校、5,6年生ごろからチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を練習するらしい。江藤俊哉先生につく前にもチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を弾いていたとのことだが、江藤先生に「チャイコフスキーは、モスクワの人ではなくて、サンクトペテルブルク の人ですよ。」と言われたという。その違いは、「気品」があるかないかのことで、初めから、江藤先生が教えてあげます、と言われたそうだ。

サンクトペテルブルクは、私が学校で習ったときは、レニングラード。ソ連が崩壊したとき、レニングラードから サンクトペテルブルクに名前を変えた。モスクワから600キロほど離れていて、文化の都。それに比べてモスクワは田舎の街。

「気品」というのは、文化とか、芸術にとっては一番大事なことではないかと思う。夾雑なことがないことが気品だという気がする。 気品は言語化できないのだろうから、言語に頼る最近の俳句には、気品がないのだろうと思う。「気品」というとお高い感じがするが、「品位」と言ってもいいかもしれないが、少し違うかも。能には、到達度の位があると読んだことがある。歌舞伎はマッカーサーの歌舞伎好きによって残された。さもありなむ。

5月18日(月)



曇り。きのうより5度くらい低い。

昼顔に雨粒小さく降りいたり       正子
昼顔のひらきしばかりのフェンスあり   正子
薔薇咲かせ屋根に雀を鳴かせおり     正子

●昼顔が蔓をフェンスに巻き付けて咲く。二花。

●携帯の目覚ましアラームで起きる。5時50分。このアラームは弁当を作って娘を会社に送り出すためのアラーム。今は娘も家を出、必要なくなって長いが、セットしたまま。娘も私もがんばった記念の時間。毎朝鳴っているのだが、気づかない朝も多し、気にならない日もある。今朝はなぜか、危急を感じて飛び起きた。ただ震度2の報道があっただけで、ほかにはなにごともなかった。

5月17日(日)



小雨のち晴れ。

青葉闇銀河系が閉じてくる   正子
新茶淹れ椅子が一番いいところ 正子
矢車菊の青見ていれば心澄む  正子
松葉菊雲湧くところはるけくて 正子

●五月ながら、水無月の写真を見て、食べたくなった。水無月のあの三角の形は、氷室の氷を砕いた形。その形、にくいではないか。横浜のそごうでは、水無月はたった一日だけ、6月30日に売られる。

●5丁の畑に矢車菊が一株咲いていた。矢車菊の青はすごく好きな色だ。この青は、帝国のブルーと言われる青。ドイツ議会の座席の色がグレーとほぼ決まったとき、国民の反対があって、いわゆる「帝国のブルー」になったと聞いた。

矢車菊がドイツの国家となった言われがある。ナポレオンに侵略された際、プロイセン公国王妃ルイーゼは子供達と麦畑に身を隠し 王妃は子らの慰めにとこの花を集め花冠を作った。 王子の一人が初代皇帝ウィルヘルム一世となり、矢車菊を皇帝の紋章にした。このことから皇帝の花とも呼ばれているとのこと。ドイツ人は青紫が好きなようだ。ずっと前、家族でドイツに行ったとき、娘にせがまれてキティちゃんのグッズと買ったが、日本のと少し色が違って、ピンクが淡く紫がかっていた。ドイツのキティちゃんなのだ。矢車菊を見るといつもこんなことを思い出す。

●N響定期演奏会をテレビで聞く。オールショスタコービッチ。ショスタコービッチはちょっと引けていたが、今日聞くと、楽しい曲がある。1975年亡くなっているから、スターリンの時代の人とは言え、一緒に生きていた時代もあったのだ。指揮者は、1980年生まれのラファエル・パレーヤ。