晴れ。
●今日は、病院の梯子。午前ハート内科、午後整形外科のリハビリ。
●句集『光年の星』のお礼を書こうと思うが、忽然と紛失。信之先生が読んでいたと思うが。家中探すが見つからない。非常に憂鬱。
●月刊誌「燎」10月号「現代俳句展望」に「俳壇8月号」に掲載の私の句の句評を頂く。すっ飛ばされそうな私の句ながら、目に留めていただいた。「燎」は、師系角川源義。
その記事
「燎/10月号」
★ 田溝のぞく子らに吾子いて夏休み 高橋正子
「俳壇」8月号「プレミアシート『夏休み』」より
たんぼの用水を覗いている子供たちがいる。何気なしに目をやると、その中に我が子もいた、と言うだけの句。そのことに意表を突かれたような思いでいる作者。それが「夏休み」ということなのだ。(蔵多得三郎)
「麻/9月号」
★三つ編みも腕も日焼け宿題す 正子
『俳壇』八月号「夏休み」より。
この子供もやはり、私と同じように夏休みの宿題は、無計画で、最終日に終わらせるタイプの子どもだろう。髪の毛が邪魔にならないようにきりっと三つ編みにして、よく日に焼けた腕で、宿題をこなすのだ。今年は夏休みが短かったようだが、どうか間に合うように泣かずに頑張ってほしいものだ。(「麻9月号」田中幸雪)
晴れ。
●花屋に野牡丹の鉢植えを見る。
●井口文華堂で、鳩居堂の葉書と便箋を買う。葉書は7行の罫が書きやすい。便箋もたしかにペンに馴染みがよく、書きやすい。紙質がどこか違うのだろう。
シルクスクリーンの絵葉書3種も。絵は、栗、柿、銀杏黄葉。
曇り。
●『光年の星』(川原正著・くぢら同人/ふらんす堂発行/2020年9月)を贈呈される。
●名残りの花を楽しむ。朝顔は、まだ咲かせている。金魚草は、夏よく咲いた後切り詰めておいたのが、花を咲かせる。ミニバラは、四季咲きと見えて、色が澄んでいる。オフホワイトにオレンジのフリル。言うなれば、「エリーゼのために」みたい。春には見せなかったオレンジの色。ポーチュラカは、さし芽したのもが育ち、それを切り詰めたのが、これも澄んだ色で咲く。バジル、ほどんど根元から切ったが、また葉が出てきた。
●栗を茹でる。タイマーを30分、20分、10分とかけて鍋を焦がさないため、水加減を見ながらゆでる。黒々とした利平栗を横目で見ながらも、普通のを買ったが、ほどよい大きさだったので、味がよくてお得。
●角川武蔵野ミュージアム(所沢市)の写真を朝日の朝刊で見る。隈研吾の設計。8月にプレオープンしているらしい。大きな岩石のよう。武蔵野台地だからだそうだ。ここに角川出版も入っている模様。
♪交響曲2番/ベートーベン/ヤルヴィ指揮・DKB(2007年)
♪交響曲3番/ベートーベン/フィリップ・ヘレヴェッツ/オランダ放送室内フィルハーモニー
晴れ。
●句集『宇宙の音符』(豊里友行著/松本太郎英訳/沖縄書房発行 2020/9月23日)を贈呈される。
豊里さんは、沖縄の基地の状況を写真に撮り続けている写真家で、俳人。
英訳は、著者以外からの俳句理解、俳句解釈として読むと面白いと思えた。
俳句は、写真家の技法として、言葉によるイメージのコラージュと捉えれば読み易い。つまり聴覚を消して目で感じる。言葉のイメージを相互交換しながら読む。これは、私の今回の発見。沖縄の平和な状態が垣間見れるきれいな句もある。
夢を漕ぐ
おおばこのあしおとより銀河の線路
青空の画鋲のような戦闘機
月も踊れ(モーレ)/花も踊れ(モーレ)/日も踊れ(モーレ)/宇宙の音符よ
わが湖底の咆哮は一滴の虎
こおろぎの投網の星のさざなみ
りんりんと月を身籠る花月桃
終戦はまだよさざなみのまらそん
ホームラン虹の根ぐいぐい伸ばしてく
●『浮世の画家』、三分の二ほど読んだが、場所はどこかを想定しているようでもあるし、架空の場所とも思えて、見当が付かない。5歳からイギリスにいて、日本家屋や庭の陰影、日本人らしい心情の動きがよくわかるなあと思いつつ。「両親に」献呈されている。それがこの小説のキーかも。彼はいったい日本人なのであろうか、イギリス人なのであろうかと思いつつ。不思議な感覚である。安易にグローバルな人とも言いにくい。
晴れ。満月。
●「麻」(嶋田麻紀主宰)(9月号/2020年・師系渡辺水巴)を贈呈される。その18ページ「現代俳句月評」に「俳壇8月号」に掲載の拙句について田中幸雪氏から評をいただいた。ご縁のなかったところなのに、目に留めていただいて光栄のかぎり。
その句評。
三つ編みも腕も日焼け宿題す 正子
『俳壇』八月号「夏休み」より。
この子供もやはり、私と同じように夏休みの宿題は、無計画で、最終日に終わらせるタイプの子どもだろう。髪の毛が邪魔にならないようにきりっと三つ編みにして、よく日に焼けた腕で、宿題をこなすのだ。今年は夏休みが短かったようだが、どうか間に合うように泣かずに頑張ってほしいものだ。
共感をいただいて、「私と同じように夏休みの宿題は、無計画で、最終日に終わらせるタイプの子どもだろう。」「どうか間に合うように泣かずに頑張ってほしいものだ。」に思わず苦笑した。
曇のち晴れ。中秋の名月
●表参道の伊藤病院へ定期検査に。主治医の先生が、8月末に転勤されていて、今度は女性のO先生。
●待ち時間、山陽堂に寄って本を見て、青山あたりを歩く。おいそうなパン屋を見つける。店で自家製粉してそこで焼いて、すぐに食べさせてくれる。若い女性でほぼ満員。入るのをあきらめ、交差点近くの桃林堂をのぞく。今日はお月見団子があるというので、3個買うが、972円。それよりも懐中しるこを買うべきだったかな。気のせいか、敷いてある紙のにおい?がした。
●表参道の欅はまだ青い。欅のしずく雨で、舗道が汚れている。明治神宮鎮座100年祭が行われるようだ。
●『浮世の画家』(カズオ・イシグロ)を読み始める。日本語で書かれたような錯覚を受ける。
●10月月例ネット句会ご案内●
①投句:当季雑詠(秋の句)3句
②投句期間:2020年10月5日(月)午前6時~2020年10月11日(日)午後5時
③投句は、下の<コメント欄>にお書き込みください。
※どなたでも投句が許されます。
▼互選・入賞・伝言
①互選期間:10月11日(日)午後6時~午後10時
②入賞発表:10月12日(月)正午
③伝言・お礼等の投稿は、10月12日(月)正午~10月15日(木)午後6時
○句会主宰:高橋正子
○句会管理:高橋信之
晴れ。
●朝7時。5丁目を歩く。快晴なので、丘の一番上から富士山が見えるが、遠くは靄がかかってシルエットだけ。公園に寄る。四十雀が一羽電線でよく鳴く。ブランコに乗る。ポプラ、楓の葉が風によく鳴る。秋風が快い。こんなに快い秋風は、またとない。めったにない。
●マイナンバーカードが必要と言われたので、区役所に電話。申込書を書くように言われる。今日はたて続けに忙しい。明日は表参道の病院までゆかねば。
午後、マイナンバーの申し込みに区役所に行く。窓口対応、一人に15分かかっている。しばらく待ったのち、15分×(20人÷3窓口)で、約100分待ち。キャンセルして帰る。あと20分だから待つようにと言われたが、そんな計算ありえない。交付までに4か月。間に合わない。間に合わないものを申請してもなあ。マイナンバーは住民票でわかるんだけど。
曇り。小雨が時おり。
かす漬けの柚子の香りの鮭を焼く 正子
秋うららふっくら乾く羽根布団 正子
芒・菊活けて芒がすぐ呆け 正子
●昨日の天気が今日も続くかなとおもったが、それは無理。秋の天気と女心は。洋服は、長袖でちょうどよい。
●『日の名残り』三日目夜、フォードがガス欠になるところから場面が展開して興にのって読む。
●信之先生の病院の添い。井田病院へ。皮膚が乾燥したり、炎症をおこしたりとのこと。軟膏やローションを処方してくれた。2時間ほど。
送迎料がいるが、往復送迎の東都タクシーを頼む。病院にもタクシーが待機しているが、ごく近くの道も知らないし、病人と思うのか横柄。
♪交響曲2番/ベートーベン/マリス・ヤンソンス/バイエル放送管弦楽団(2016年)(ヤンソンス氏は2019年12月に亡くなられた。)
♪Beethoven: Symphony No.2; Jarvi, DKB(2011)
晴れ。
●布団干しに最高の天気。
♪交響曲1番/ベートーベン/
♪Prom 12: Beethoven Cycle —
Beethoven – Symphony No. 5 in C minor, Op. 67
West–Eastern Divan Orchestra
Daniel Barenboim, conductor
Royal Albert Hall, 23 July 2012