2月23日(火)

晴れ。
一日のあたたかさ得て桜散る    正子
砥部焼に挿して桜の濃き色よ    正子
梅散りぬ花びら真白に地をうずめ  正子
●天皇誕生日。祝日を忘れ整形外科へ。行く道々、郵便局が休み、薬局が休みとなっていて、祝日に気づく。
●総務省のお役人がたくさん、ぞろぞろと首相の息子との会食接待で公務員倫理規約に違反。日本がこんなに貧しい国になってる。前は財務省がいろいろと。ロッキードのときは、億単位だったけれど、今回は万単位。
●今日は、ヘルシオで肉じゃがを作る。レシピ通りでは甘すぎ、味を直す。無水調理で、出汁をいれないので味がちょっと単純かも。煮崩れなしは、あっぱれ。玉ねぎがいい具合で、牛肉も固くならず。
●朝、夕も、ベランダに出ると、ふわっと花の匂いがする。匂うのは、ストック、ビオラ、庭なずな、あたり。
●自由な投句箱の閲覧数がいつもの5倍。理由は不明。

2月22日(月)

晴れ
蛇口に置く桜一枝満開に   正子
産直の菜ものに混じり桜の枝 正子
桜の枝はやくも持ちて電車内 正子
●4月のような陽気。明日は寒くなるという。
●ゆうちょ銀行から回答せよと文書が3通来ている。1通は個人、2通は団体。回答義務があるのかどうか疑問に思う。個人あてのはPCで回答した。が、今、税金の申告もあったり、その他いろいろ忙しいのだ。おまけにこちらは高齢者。

2月21日(日)

晴れ
●句美子が電気圧力鍋のヘルシオを買ってきてくれたので、手始めに今朝、ほうれん草を茹でた。直売所でかったのが2束分ほどあったので、2回にわけて調理。1回目10分。絶妙な固さに茹であがった。2回目は5分追加で延長調理。柔らかく茹であがる。
●元希が自転車に乗っているところの写真が届く。プリントして飾る。マスクをして坂を上ってるところ。マスクをはずして片手にもって自転車にまたがってるところ。かなり喜んでいる。小さい子もマスクしなくちゃいけないんだ。
●『英国スタイルで楽しむ紅茶』を図書館で借りて来てくれた。紅茶については知らないことばかりと言えそう。

2月19日(金)

晴れ
白梅の蜜吸う目白白にまみれ    正子
白梅の古木となりし納経所     正子
枝垂れ梅地に触れそうに咲きなだれ 正子
●オリンピックの組織委員会会長に橋本聖子氏、五輪大臣に丸川珠代氏、それに主催都市の知事の小池百合子氏。そろって女性が選ばれた。森前会長の話もあるし、コロナもあるし、オリンピックは私的には興ざめ。

2月18日(木)

晴れ
●宅急便を送りに日吉の営業所まで。朝10時までの受け付けなら、今日中に届く。ずいぶん速いというか、面白い。朝出して、夕方までに届く。
●昼食後、信之先生と金蔵寺へ。帰り、喫茶店プチアントルメでコーヒーとケーキで休んで帰宅。往復50分。金蔵寺の枝垂れ白梅に目白が四羽。目白も生きのいい花の蜜を吸うらしい。納経所前の梅の古木はずいぶん古いが、江戸時代かも。
●このところの冷え込みで体調不良。病院通いに疲れる。リハビリを3週間休むと連絡。ちょっと脅されたがいいや。年度末は何かと忙しい。
●ラジオ講座『徒然草』と『枕草子』。今日は徒然草が俄然面白い。

2月17日(水)

晴れ
●都筑阪急へ。岐阜の梅のお菓子と京弁当を買う。生麩の田楽、菜の花の辛し和えなどが入っている。きんぴらジャンボいなり一個も。
●元希のTシャツがあればと見たがよさそうなのがなく、おさるのジョージのぬいぐるみがかわいいので迷うことなく買う。絵にそっくりなぬいぐるみ。買ってかえって、宅急便の荷づくり。

2月16日(火)

快晴
●北海道は、猛吹雪の予報。うららかな快晴。朝コーヒーをベランダに持ち出して飲む。
お天気なので、午後センター北へ産直野菜を買いに。野菜は気の利いたものはかくて、ほうれん草、里芋、トマト、春キャベツだけ買う。桜の枝が売られていたので、一枝買う。阪急に寄るが、年に一度の休日。
●コロナも感染者が減少してきた。明日からは医療従事者にワクチンの接種が始まる。株価がきのうは3万円を超えたニュース。

■2月月例ネット句会/入賞発表■

■2021年2月月例ネット句会■
■入賞発表/2021年2月15日
【金賞】
★芽ぐむ木の窓の明るい喫茶店/吉田 晃
明るく、期待感を感じさせる句。窓を通して見える景色に透明感があって、窓の内側の喫茶店のほの暗さが落ち着く。(髙橋正子)
【銀賞/2句】
★鋤かれゆく春田のひかり鳥を呼び/柳原美知子
田があたらしく息づく春。鋤かれた田の土はひかり、土にみみずなど見つけた鳥がそれを啄みに降りて来る。春田のたのしい季節。(髙橋正子)
★晴れた日の階段あがれば桜咲く/髙橋句美子
晴れた麗らかな日、階段を上っていくと、思わぬことに桜が咲いている。その驚きを詠んだ晴れやかな句。表現が散文のようであるが、リズムがあって、景色に詩情があるところが散文と異なる。(髙橋正子)
【銅賞/3句】
★陽に向かい尖るこぶしの蕾かな/古田敬二
今こぶしの蕾は、咲く前の力を集約するように尖って、太陽に向かい、銀の蕾を輝かせている。この蕾が咲くときが楽しみだ。(髙橋正子)
★春浅し海を渡りて荷は届く/祝 恵子
遠くから荷物が届くこと。そのことに楽しさがある。夢がある。春浅い海に思うことはさまざま。その海を越えて来た荷物を受け取った時のうれしさが、静かに伝わる。(髙橋正子)
★早春の庭で縄跳び兄妹/多田有花
コロナ禍で外で思い切り遊べないが、兄と妹が庭で縄跳びをする仲の良さがほほえましい。「早春」の季節の淡さがいい。(髙橋正子)
【高橋信之特選/7句】
★芽ぐむ木の窓の明るい喫茶店/吉田 晃
若々しい風景が春の訪れを感じさせます。(高橋句美子)
★蝋梅の放つ光の艶やかに/吉田 晃
蝋梅の色が澄んだ空に生える情景がうかびました。放つ光という表現が綺麗です。(西村友宏)
★鋤かれゆく春田のひかり鳥を呼び/柳原美知子
春耕をしてるのであろう。土が鋤かれる度に春の日に黒く光り、その後ろに鳥も集まって来る。春ののどかな景色である。 (廣田洋一)
田の土を鋤くと眠っていた虫が掘り起こされ、それを狙って鳥たちが集まる。気の早い鳥は、田が鋤かれるのを待っている。春田がひかるのは、掘り起こされた虫が逃げ惑っている姿。待っていた春がようやくやってきた。 (吉田晃)
★五分咲きの梅の真白さ生きいきと/髙橋正子
五分咲きの白梅ならではのみずみずしさが生き生きとに表されていて、真白く青空へと膨らむ蕾と芳香が想像されます。(柳原美知子)
★春浅し海を渡りて荷は届く/祝 恵子
★早春の庭で縄跳び兄妹/多田有花
★晴れた日の階段あがれば桜咲く/髙橋句美子
【高橋正子選/7句】
★陽に向かい尖るこぶしの蕾かな/古田敬二
日ごと春めいてきています。こぶしの蕾も咲くときを待って日差しを浴びています。明るい春の朝です。 (多田有花)
★ブランコの幼子空へ飛び出しそう
ブランコをこぐ生き生きとした幼子の姿と瑞々しい春の空がクローズアップされ、光に満ちた明るい季節の到来が感じられます。 (柳原美知子)
★芽ぐむ木の窓の明るい喫茶店/吉田 晃
★早春の庭で縄跳び兄妹/多田有花
★鋤かれゆく春田のひかり鳥を呼び/柳原美知子
★晴れた日の階段あがれば桜咲く/髙橋句美子
★春灯の点りし部屋に帰り来ぬ/髙橋信之
【入選/13句】
★薄氷や砕けばメダカ逃げ惑う/祝 恵子
早春に時には寒い朝もあり、蹲に薄氷が張ることがあります。興味深くそっと氷を砕けば、中に居るメダカが驚き逃げ惑っています。狭い蹲の中でもすっかり春の訪れです。(桑本栄太郎)
★夜明けすぐ鳥の鳴き声春立てる/高橋秀之
夜明けの静けさの中に響く鳥の声の明るさに立春が実感され、今日をうれしく迎えられます。(柳原美知子)
★けん先へすっと玉入り春きざす/多田有花
ケン玉入れに挑戦。うまい具合に穴にスーと入った。思えばもうすぐ春だ。 (古田敬二)
★春耕や声掛け合ひて老夫婦/廣田洋一
春の日差しの中、ご夫婦で支え合いながら畑仕事に精を出されている姿は微笑ましくもあり、また長年の地道な土づくりの労働に驚嘆の念も覚えます。詠者の温かい視線が感じられます。(柳原美知子)
★風花や紅茶に砂糖さらさらと/西村友宏
紅茶の準備をしつつ窓の外を見れば風花がふわふわと舞っている。砂糖はさらさらと。一時の幸せですね。 (祝恵子)
★水底の光りきらめく蘆の角/桑本栄太郎
★鳥減りて沼の寂しき二月かな/小口泰與
★柔らかき土中へ馬鈴薯そっと植え/古田敬二
★春空の日差しにきらり航空機/高橋秀之
★白き梅枝の先まで膨らみぬ/廣田洋一
★雪解谷轟く岸に雪だるま/柳原美知子
★立春の土手は絵本の1ページ/柳原美知子
★剪定のあとの青空鳥の影/髙橋句美子
★道すがら一人静かに梅見かな/西村友宏
★木漏れ日に雀戯る春の土/西村友宏
★土鍋炊く静かなリズム寒灯下/川名ますみ
■選者詠/高橋信之
★寺苑ひろびろとして春の空
ひろびろとした寺苑、ひろびろとした春の空。ひらがなが柔らかく、あたたかな雰囲気を醸し出す、春の訪れです。(高橋秀之)
★春灯の点りし部屋に帰り来ぬ
春の灯火であり、朧夜には一種の安心感と生活感のある部屋に帰り来た安堵感が溢れている素敵な景です。(小口泰與)
★枯芝に朝陽が射してくる寺苑
■選者詠/高橋正子
★五分咲きの梅の真白さ生きいきと
五分咲きの白梅ならではのみずみずしさが生き生きとに表されていて、真白く青空へと膨らむ蕾と芳香が想像されます。(柳原美知子)
★電線に連雀番い二月かな
★野梅の香マスク通してつんと来ぬ
■互選高点句
●最高点(同点2句/6点)
★鋤かれゆく春田のひかり鳥を呼び/柳原美知子
★五分咲きの梅の真白さ生きいきと/髙橋正子