曇、ときに小雨
駅まではからすのえんどう花盛り 正子
くれないも白も吹かれて花水木 正子
●土曜日の夕方からネットが繋がらなくなる。夜になっても不通。仕事にならず。手紙による通信添削をたのまれて3度目になるが、返事を書こうにもネットの不具合で明日に延ばす。
●JAの直売所でかった筍、ゆでておいたのを料理。一番おいしいのは、木の芽醤油つけて網で焼く。今年は筍の裏作らしい。ぱっと出てぱっと終わるらしい。
●夕方句美子が来る。HPをまた作ろうかという。kakan.infoはだれかに取られたので使えない。suien.ne,jpはドメイン料を払っているのでOK.internet-haiku.
orgもドメイン料と払っているのでOK。任せるからと返事。
オックスフォードのブックワームを4冊借りて来てくれる。先週借りて来てくれた本の巻末に、問題練習があり、8つある物語の印象場面を俳句にしようというのがあった。そして、俳句の定義が面白い。
「5-7-5のシラブルで、3行で書く。」
シラブルの分け方の説明があって、例句が2つある。
日本の俳句の5-7-5のみが俳句輸出されたということ。これは、興味深い。
晴れ
包帯で親指守る日桜咲く 正子
四十雀初めの小節柿の木に 正子
雨あとの春日水のごとく透け 正子
●自由な投句句箱の秀句の選が溜まってしまった。昨日の分までアップ。
●春、春闘の季節。それも遠い話。子供たちは職場で、それなりに昇進しているらしい様子だが、親にはその情報がはいらない。生活できているのか、健康は大丈夫かと信之先生は気をもむ。その締めくくりに、「いつ死んでも大丈夫だな。」と。私は「大丈夫です。」というほかない。
晴れ
●土筆とからすのえんどうを摘んできたので、小瓶に挿す。今日は、まさかの、うすいピンクベージュのチューリップが咲いた。
●昨日本阿弥書店の編集長さんから電話。アンソロジーの参加者の推薦をということ。年末黒部さんから依頼があったが、思い浮かば浮かばないので、そのままにしていた。
企画はいいと思う。装丁に品があるので、勧めやすい。会員が大勢なら、すぐに推薦できるのに、なにしろ意図的に人数を減らしている現状、こういう時、困る。他誌の句を読んでも、花冠の俳句は、技術的な下手さが見えるが、レベルはあると思う。
巡らし考えたが、思い当たらない。協力したいが、うーんと言っているうちに、句美子さんはどうかと名指してこられた。句美子のことは、抜けていた。句美子と電話で話して、二つ返事で決まった。美知子さんのアンソロジーが気に入っていたので、話は速い。6月末出版予定。
晴れ
●金蔵寺の桜が6,7分咲く。東京は満開とのこと。
●コロナとお父さんの世話でどこにもいけないだろうからと、日曜日ごとに句美子がいろいろ本を持ってきてくれる。花や植物、料理、英語の本など。毎回5.6冊。
この前の日曜日に「Pompeii: Tiro'Story」と「Twelve Years a Slave」というのがあった。オックスフォードのラダーシリーズ。たまたま持ってきたのだろうが、どちらもslaveが主人公の話。イタリアとアメリカの話。
ローマ帝国時代ののslaveは、話すだけでなく、ラテン語もギリシャ語も読み書きできる。主人の要望で、手紙などを読んで聞かせるが、自由になることはない。食べたいときに食べ、眠りたいとき眠るということはない。アメリカのslaveは知っての通り、鞭がつきもの。free なslaveもいるが、誘拐され、奴隷商人に売られまたslaveとなった人の話。二つは、slaveの意味が違っている。
イギリス王室を離脱した夫妻も人種差別問題を口にしているが、文化の伝統や社会や政治制度の違いもあったり、主観も働いて面倒な問題だ。アメリカの話のなかにfree paper というのがでてくるが、これは無料配布紙のフリーペーパーではなく、slaveではないfreeの身である証明保証書。その意味を確かめるのに、辞書の奥の奥、その奥くらいまで検索したら、日本語の訳語はなかったが、その意味はあった。
晴れ。
●柿の木に新芽の黄緑が出始める。近所の垣根にあけびの花が咲く。
●「俳句大学」No.5 (152ページ/1500円)が熊本の永田満徳さんから送られてくる。後記によると、印刷製本代に45万円かかったそうである。20万円は参加者から、残りは、満徳さんと高資さんで折半したそうだ。
3月月例ネット句会にご参加、ありがとうございました。入賞の皆さまおめでとうございます。選をコメントもありがとうございました。毎回14名の方が投句してくださって、にぎやかな句会となっております。
横浜の桜はいま五分咲きで、いつもより早い開花となりました。いつもより早く桜前線が北上しているようです。新型コロナウィスルの感染拡大もいろいろ懸念されていて、なかなか収束しそうにもありません。それが日常になった感じです。制約のある中ですが、いろんな句材を見つけ、いろいろに詠んで、居ながらにして行けそうもないところの風物や風景を楽しめた句会でした。
来月の月例ネット句会は、4月11日(日)です。楽しみにお待ちください。
これで3月月例ネット句会を終わります。
主宰 高橋正子
雨。
●昨夜の天気予報で朝からの雨の予報。買い物は昨日済ませ、ベランダの花に雨がかからないよう陰にいれ、雨に備えた。
晴れ
●昼前、桜を確かめに金蔵寺へ。桜枝によっては良く咲いているのもある。きのまでは、4,5輪で咲き進んでいるとはいえなかった。今日は、蕾もピンクが見え始めた。馬酔木、花桃、柳の芽。句材はたくさんあるが、逃している。書きだしておけば作れるかも。
●3月月例ネット句会のコメントとお礼などがほぼ出そろう。入賞発表記録をまとめ印刷。
●ベランダのストックとチューリップを切って活ける。パンジーの咲きすぎた花を刈って花束に。
●おはぎを作る。10個。
晴れ
朝桜蕾に紅の色が見ゆ 正子
桜蕾枝いっせいに紅を帯び 正子
古きよき甍を春の日がすべる 正子
●朝7時ごろ金蔵寺へ桜を確かめに。
●ミックスベリーのジャムを作る。午後元希に宅急便で送る。URの原っぱで土筆筆と杉菜を摘んで数本入れる。土筆はほどんどが杉菜に。時期遅し。
●小西昭夫さんが「子規新報」を送ってくれる。高橋一洵の特集。昭夫さんが抽出した句を一通り読む。
一洵さんは、大山澄太とともに山頭火の世話をした人で知られ、菩薩の一洵といわれ、松山商科大学の先生。このころの自由律、前衛と呼ばれる人の句は、山頭火にしても、一洵にしても澄んでいた。最近の前衛は濁ってきたないという感想をもった。
50年以上前、一草庵でときどき学生句会をしたが、谷野予志先生も来られることもあった。草庵の部屋は句会にはよかった。私は句会用に一六のお菓子を頼んで届けてもらったり、お茶を用意したり、机をならべたりしていた。山裾の庵はいまごろどうなってるんだろう。