曇
夜々鳴ける青松虫に慣れてきぬ 正子
曇たる夜もりんりんと青松虫 正子
見送れる子が振り返る虫の夜 正子
●樹の上で鳴くこおろぎの謎が解けた。横浜に越して来て、夜、道を歩くと蟋蟀が、木の枝で鳴いているように聞こえる。まさかと疑っていたが、横浜に住む知人に聞くとそうだという。外来種の蟋蟀で青松虫と呼ばれるらしい。私が知っている普通の蟋蟀ではなく、別の昆虫。姿を見ていないが、声はかなり大きく蟋蟀のように鳴く。普通の蟋蟀はどこにいる?
曇
●9月月例ネット句会の案内を用意し、自由な投句箱にも貼りつける。
●朝、雨があがる。涼しさが続く。朝食のコーンスープを熱くして。暑い間ほどんど飲まなかったインスタントスープの賞味期限が近くなってる。昨日キウイを一袋買ってきた。今朝は食べれそうなので全部スライスして、砂糖とラム酒をかけて冷やした。ニュージ―ランドは今冬かと思いつつ。
●洗濯・簡単掃除・食器洗いをして時計を見ると11時50分。午前中がつぶれたと思っていると、ふぃっと、女王様の部屋の画や調度に、おつきの人が毛バタキをかけている記憶の映像が浮かんだ。
曇
●9月が4日になったとは、信じがたい。また、山口や広島に大雨で避難の指示が出たようだ。妹たちにメール。
●菅内閣が退陣することになった。首相は総裁選に出馬しない。コロナ対策に専念するためが理由。じゃ、いままでは、コロナ対策に専念しなかったのかといいたい。何があっても説明を拒むのは、田舎政治の典型と思える。アフガニスタンからの撤退もよくわからないが、とろい感じ。危機管理というのは、先を読むのと対処のスピードだと思うけど。
■9月月例ネット句会ご案内■
①投句:当季雑詠(秋の句)3句
②投句期間:2021年9月6日(月)午前6時~2021年9月12日(日)午後5時
③投句は、下の<コメント欄>にお書き込みください。
※どなたでも投句が許されます。
雨
句美子の誕生日。
目覚めるや秋冷まとう誕生日 正子
鶏頭も朝顔も子の誕生日 正子
朝顔のひと色咲きて誕生日 正子
●冷涼。信之先生、今朝は早起き。朝は、熱い緑茶がおいしくなった。朝食はパンではなく、若布に茗荷をいれた味噌汁とご飯。大根おろしが一番おいしい。
●角川年鑑2022年の結社動向の原稿をメール。会員の句を選ぶのに時間がかかる。これで年鑑原稿は終了。
会員作品9句
夏つばめ飛翔の影を落とさずに 髙橋正子
桜咲く中へ噴水あがりけり 多田有花
間引き菜の緑いろいろ今朝の皿 柳原美知子
さらさらと音させ春の種を蒔く 古田敬二
春浅し海を渡りて荷が届く 祝 恵子
大阪の港を跨いで春の虹 髙橋秀之
新駅の高架工事や稲の花 桑本栄太郎
晴れた日の階段あがれば桜咲く 髙橋句美子
靴ひもを緩めて食らうかき氷 西村友宏
雨
●一日小雨。秋雨前線によるらしい。前線より北は、冷涼。南は残暑。
●「浜なし」を初めて食べた。果汁がいっぱい。食感はきめがやや粗くて味の底に長十郎に似た感じがある。改良されたのだろうが、表面がざらっとして、もともとの味が想像できそう。
地元のものにして値がいい。知人が浜なしを自慢するので、直販で半額ぐらいで買って来てもらった。果汁たっぷりなのが、一番の魅力。薬膳では、秋に食べる白い食べ物は冬の咳を出にくくするらしい。せっせと食べよう、梨、蓮根、大根。
曇り
●秋刀魚が高いというニュースがあった。一匹3000円とか。今日魚屋で見ると、少し細身だが1匹150円ぐらい。去年と同じくらい。なあんだ、という感じ。高いのならと冷凍の秋刀魚をコープで買ったがこちらよく肥って同じぐらいの値段。暑さが引き始めるころ、秋刀魚を食べたくなる。
曇りときに晴れ
●今朝も暑い。朝から室温30度。ところが、今日まで全然咲かなかった朝顔の紫が咲いた。ビロードのような花びら。蔓も逞しく伸びて来た。
●依頼の添削。のびのびになっていたが今日返信。
●句集『ヒアシンス』(杉原青二著/アトラス出版)が信之先生宛送られてくる。兵庫県庁に勤務で全然知らない方。表紙の青色がヒアシンスを思わせる。
【好きな句】
理科室の光歪めるヒアシンス
湯たんぽの水捨つるとき水を見る
南大門外は野菊の吹かれをり
春陰やかさと崩れる母の骨
阪神忌花屋に水のこぼれをり
少年のレタスの胸に聴診器
目立て屋に鋸を預けて雪催
万緑の山に指呼する転轍手
どんど掻くその夜の夫に火の匂ひ
分厚さがうれしき夏の時刻表
舟板を突き上げてくる青葉潮
一日を降られし山に虹の足