晴れ
千両とチューリップと活けあかあかと 正子
正月の寅の土鈴のこけやすし 正子
輪飾りに寒波来たりて裏返る 正子
●朝起きるとすぐ、ブログのテンプレートを正月用に替える。年賀の挨拶は予約投稿。関西から雪の俳句。うっすらと積もっているが、ずいぶん寒いらしい。
●朝食の前に、日吉のクロネコヤマトへ行って、元宛に正月の冷凍食品を送った。帰ってから、信之先生を起こして、三肴と雑煮。食後は、花びら餅と抹茶。コーヒー。
●朝、9時半ごろには年賀状が届いていた。夕方の郵便で、伊豆の智久さんから山葵などが届いた。今どうされているのだろう。たまになにかのいきさつで、智久さんのブログに俳句があるのを見る。いいセンスなのにもったいないと思う。電話をしてみよう。
●年末は花冠の発送など多忙。年が明けて、午前中、料理をしながら、浴室、トイレ、キッチンとダイニング、玄関の掃除。トイレにはウッディな香りのアロマを置いた。微かに匂う。玄関に虎の土鈴と信之先生の扇子を飾って、ようやく正月の設えができた。年末に活けた葉牡丹とチューリップの茎が伸びたので、3センチほど切る。
●明日、句美子たちが年始にくるが、普通の料理でいいからということ。煮しめとなますを午後から作った。
晴れ
●冷え込む。印刷所から28日に花冠を発送したとメールがあった。可能なら12月31日までに届けて欲しいと連絡しておいたのだ。福岡からだけど、もしや30日に届くかと待っていたが、予定通り今朝届いた。今回は40ページで70冊印刷してもらった。冊数はちょうどよい感じなのだが、80冊にしたほうがいいかもしれない。保管20冊で残部が5冊。
●11時ごろ届いたので、すぐ用意していた封筒に入れ、本局の綱島郵便局から送った。郵便局までは15分ほどを歩いて行ったが、混雑していた。郵送は40冊。手渡しは4冊。年内に発送できて、肩の荷が下りた。
誤字はなかったが、ミスが3カ所見つかった。電子ベースで校正したが、乱視と老眼の眼では、ろくな校正ができない。もう少し拡大して見るべきだった。それに、ワードが途中から具合が悪くなった。どこか気づかないうちに触っているにちがいない。これが、とにかく、気になる。なんとか直したい。
●大晦日。蕎麦と握りずし。蕎麦は芹と天かすだけ。蕎麦も、握りずしも半人前ずつでちょうどよい。
●きのう調味液に浸しておいた丹波の黒豆を煮た。数の子の塩抜き、田作りを作った。黒豆も田作りも味よくできた。来年からは、年に免じて、お節はいろいろ作らないことにした。三つ肴、煮しめ、なますぐらいにしたい。材料はこれまでの癖でいろいろ買ってしまった。ぼつぼつ作る。飛騨牛をもらったので、すき焼きにしようかと。
●元たちはスカイプで年始をすると言ってきた。それで、用意していた食べ物など、明日冷凍で送ることにした。句美子と友宏さんは年始に来る。なんだか、掃除がはかどらない。まだ気になるところが残っている。目を瞑る。
●花冠の仕事が一段落したので、気になっていた秀之さんのアンソロジー、季語の振り分け間違いについて電話。
●俳壇から、俳壇年鑑への投稿依頼があったので、その件について二人から相談を受ける。
●松江の彩雲堂の若草や花びら餅などを妹が送って来る。
●花冠の編集で美容院に行くのが延び延びになっていたが、ようやくカットできた。帰り花屋に寄って正月の花を買った。千両、白葉牡丹、チューリップ。
●月例ネット句会の賞品を送る。俳句はがきとコーヒー。最初スマートレターに入れたが、コーヒーで厚みがありすぎるので、一袋減らしたが、それでも厚みがありすぎるので、A4の封筒に詰め替えた。包装に手間取った。郵便局が締まる5時前にようやく発送できた。今日はこれで一日つぶれた。
信之先生の俳句はがき。
室戸岬
わが白息朝日の色となる岬 信之
四国遍路25番札所津照寺
枯野通り寺から寺へ来て泊まる 信之
●府中の妹から野菜がいろいろ送られてくる。慈姑の産地なので慈姑、白菜、蕪、ほうれん草、小松菜、水菜、柚香、ぎんなんなど。
快晴
●はがきに書く俳句を決めるのに、迷う。気楽にと思えばいいが、つい考える。
バシッと決まらない。
春 つばくらめ胸の白さを朝の日に 正子
夏 目高にもうれしさありぬ水替えられ 正子
秋 木の実降るはっしと森に鋭き音を 正子
冬 枯木より明るさ生まれ風生まれ 正子
●小さい妹が、源吉兆庵の干柿と白あんの和菓子を送って来る。薄く切って抹茶といただく。
快晴
寒星を過ぎゆく雲のかく速し 正子
凍星のまばらに出でて大きこと 正子
葉牡丹の真白を掴み買う男 正子
●印刷所から、12月31日までの到着を希望なら、電子本を至急チェックしてOKを出してくれれば、間に合うと返信があった。年末ぎりぎりまでやってくれるのだ。誠意に感謝。
●月例ネット句会の賞品の発送準備。例年通りのコーヒーと俳句はがき。俳句はがきの用意がまだ終わっていない。明日中にはなんとか、発送したい。
●コロナのせいで、2年振りの横浜駅。横浜そごうも2年振り。店内の鳩居堂で葉書を選ぼうとしたが、冬のものだけ。罫線のある四季の葉書(秋冬)があったので、便り風でいいかもと、これにした。帰り、日吉の天一書房でカレンダー、ダイソーで発送用封筒を買った。運よく角6号があった。
晴れ
●花冠366号の最終編集。編集長句美子に、今日は、早めに来てチェックしてくれるよう頼んだ。午後7時ごろ印刷所に原稿をメール。PDFの原稿を圧縮ファイルで送る、12月31日までの出来上がりを希望。無理かもしれない。
●365号よりはましな編集が出来た。ワードはその都度新しい機能が見つかる。ネットで検索して、やり方を見つける。一度やったことを忘れていることがある。句美子がやっていることを黙って覗きこんで、煩がられながらも、やり方を覚える。
パソコンが一般に広がったころ、愛媛大学のドイツ語教室におられたライネルト先生が、「パソコンは伝統文化と同じだ。」いうようなことを言っておられた。誰かがパソコンを使っているところを見て、見よう見まねで覚えるのだと。まさに、その段階。自分で本をさがしたり、ネットを検索して使い方を見つけるが、誰かがやっているのを見て覚えるのが早くて確実。
2021年月例ネット句会金賞作品
①1月 夫の忌の晴れて海へとアロエ咲く 柳原美知子
②2月 芽ぐむ木の窓の明るい喫茶店 吉田 晃
③3月 参道をまっすぐ春の海へ出る 柳原美知子
④4月 桜咲く中へ噴水あがりけり 多田有花
⑤5月 風の香やトロッコ列車川沿いを 小口泰與
⑥6月 郭公の峰の遠くに晴れ来たる 桑本栄太郎
?7月 風群れて青田を翔けてゆく軽さ 吉田 晃
⑧8月 靴ひもを緩めて食らうかき氷 西村友宏
⑨9月 稜線の確と定まり秋気満つ 桑本栄太郎
⑩10月 草の実の簡素な色が野にあふれ 吉田 晃
⑪11月 建つ家の槌音高く冬に入る 藤田洋子
⑫12月 花野枯れ薄き匂いの風の野へ 吉田 晃
今年も月例ネット句会を無事終えることができました。すばらしい俳句作品が生まれたことをうれしく思います。
さて、年末恒例となりました「月例ネット句会金賞作品」の好きな句への投票をお願いします。好きな句を3句選び、その番号を下のコメント欄にお書きください。みなさんの投票が出そろったところで、締め切りといたします。
よろしくお願いいたします。
12月26日
主宰 髙橋正子
晴れ夜中雨
真夜の雨イブの街灯きらめかす 正子
葉牡丹の白とむらさきうず巻かせ 正子
●年末となって思わぬ用事が入って、花冠366号、正子の俳句日記の編集に手間どる。昨日、印刷所に送る予定が崩れてしまった。
●366号、4ページ増やし40ページにしなくてはならなくなった。ワード原稿をPDFに直して、印刷してみる。校正をして夜中を過ぎ、25日の午前5時半ごろとなった。寒気団がきて、大雪になるところもあるというので、今夜は行火で寝床を温めて眠った。