★冬鵙の囃すは水照る向こう岸 正子
○今日の俳句
冬晴れて視線を高く天守へと/藤田洋子
大阪城の吟行での作。大阪城は、巨大な石垣とそびえる天守に目が注がれる。足元よりも、視線は冬晴れの空へ、天守へと自然に向けられる。いわゆる切れのない「一句一章」の句のよさがあって、すっきりと、素直な感覚でよくまとめられている。(高橋正子)
○藤黄葉(ふじもみじ)
[藤黄葉(12月1日)/横浜日吉本町] [藤の花(4月13日)//横浜日吉本町]
亀戸天神「藤の黄葉」
亀戸天神で藤の黄葉が始まっています。今年は例年に比べて遅いかなぁと思ったのですが、一昨年は12月4日に撮影していました。黄葉が終わると、歳末・年始の準備が始まります。(やっぱり亀戸が好き!:http://ootake-shoji.tea-nifty.com/)
コメント
お礼
正子先生、今日の俳句に「冬晴れて」の句を取り上げていただきありがとうございました。
★冬鵙の囃すは水照る向こう岸 正子
冬季の澄んだ岸辺の空気に、鵙の甲高い高鳴きが響き渡ります。「囃す」冬鵙の声が、賑やかにあたたかく耳に届き、冬晴れの広々とした川辺をよりいっそう明るく心楽しく感じさせてくれます。