12月16日(日)

 石鎚山
★雪嶺の座りし空のまだ余る  正子
雪をかぶったすばらい嶺々、それでもまだまだ空は広々とある。快晴で青空を思い浮かべました。(祝恵子)

○今日の俳句
水仙の目線にあれば香りくる/祝恵子
目線の位置から、すっと真っ直ぐ水仙のいい香りが届く。香りがたゆたわず、すっと真っ直ぐ届くところが、水仙の花らしい。(高橋正子)

○横浜・綱島台公園
16日衆議院選挙の投票に信之先生と出掛けた。選挙場は日吉台中学校で、投票を済ませたその足で、綱島台の住宅地を通り、綱島台公園まで行った。初めは、その辺りの花でもあれば撮るつもりだったが、丘に上る道があり、大変に美しい雑木紅葉の森が目に入った。自然に足が向いて上ってゆくと、雑木の黄葉紅葉が美しい。桜と銀杏は冬芽となり、櫟、いろはもみじなどは、燃え立つように黄葉している。快晴の空を透かして、大木の枝が黒く交差し、紅葉、黄葉を引き立てている。帰りは上ってきた道と反対に降り、綱島台を一周した恰好になった。三時間ほど歩いただろう。今日撮った花は、冬椿、山茶花、柊、冬薔薇、サンタンカ、アリストロメリア、シャコバサボテンなど。十二月というのに、はやも椿が咲き始めていた。大変小さい白い椿は、人目には付かないが、葉影にカメラを入れて勘を頼りに撮ったが映っていて安心。

○檀(まゆみ)の実

[檀(まゆみ)の実/横浜日吉本町]

★檀の実こぼさじと折る力ゆるめ/加倉井秋を
★檀の実朝は真近に穂高澄み/望月たかし
★泣きべそのままの笑顔よ檀の実/浜田正把
★また風を呼ぶたわわなる檀の実/山元重男

 マユミ(檀、真弓、檀弓、学名:Euonymus hamiltonianus)とは、ニシキギ科ニシキギ属の木本。別名ヤマニシキギとも呼ばれる。日本と中国の林に自生する。秋に果実と種子、紅葉を楽しむ庭木として親しまれ、盆栽に仕立てられることもある。秋の果実の色は品種により白、薄紅、濃紅と異なるが、どれも熟すと果皮が4つに割れ、鮮烈な赤い種子が4つ現れる。

 2012年10月14日 天気 曇のち小雨
 今日、ネットのお友達のブログに、みごとな真紅の檀の実の写真が載っていた。ご自宅の庭の木だという。彼女は静岡県の西部にお住まいなので、この前の台風の風害がひどくて、庭の木々の葉っぱや檀の実など、かなり落ちてしまう被害に遭ったそうだ。実は、上の檀の実の写真は、台風前の先月20日にいつもの都立公園で撮ったもの。元々まだ丈の低い木だが、今年は猛暑のせいか木の元気がなく、実が少なくて寂しかった。で、昨日はそろそろ実が弾けるころかな、と思い寄ってみたら・・なんと、2本ある木の1本が実を付けたまま丸ごと枯れていた。(ブログ「KUMIの句日記」より)

◇生活する花たち「冬椿・山茶花・冬黄葉」(横浜・綱島)


コメント

  1. 祝恵子
    2012年12月16日 13:44

    お礼
    (御礼)
    正子先生、(水仙)の句をお取りいただきましてありがとうございます。

    (コメント)
    雪嶺の座りし空のまだ余る
    雪をかぶったすばらい嶺々、それでもまだまだ空は広々とある。快晴で青空を思い浮かべました。