★沙羅の花みずみずしくて落ちている 正子
白く可憐な姿のままに落ちている沙羅の花。辺りは清浄な空気が漂っているようです。落ちてなおみずみずしさを留める花びらに、儚くも美しい沙羅の花の命を思います。(藤田洋子)
○今日の俳句
蛍飛ぶ後ろ大きな山の闇/藤田洋子
大きな山を後ろに闇を乱舞する蛍の火。山間の清流を舞う蛍火の見事さを「山の闇」で的確に表現した。(高橋正子)
信之先生のお供をして、鶴見川源流の泉を訪ねた。信之先生は、若い頃に一人で訪ねたことがあるが、あまり記憶には残っていないとのことである。
信之作品3句
源流が近くにあって植田なる
谷戸植田空を近くに引き寄せて
源流に蟻が這いいる吾といる
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