■ご挨拶/第20回(新年)フェイスブック句会■

●高橋正子(花冠主宰)
 あけましておめでとうございます。巳の年が明けました。正月の間、穏やかな晴天に恵まれ、幸先よい感じです。よいことがありますように願っています。新年句会に24名の方にご参加いただき、ありがとうございました。選句やコメントをありがとうございました。晴れやかな新年の句に触れて、年が改まるというのは、いいものだと思いました。句会の管理運営は信之先生に、集計は藤田洋子さんに、また、スタッフの皆さまにもコメントなどお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。次回は2月4日の立春句会となります。楽しみにお待ちください。これでフェイスブック新年句会を終わります。

●小西 宏(花冠同人会長)
 みなさま、明けましておめでとうございます。今年もどうぞ、よろしくご指導くださいますようお願い申し上げます。

 この新年もまた、高橋信之先生、高橋正子先生のご指導とご配慮により、「第20回(新年)フェイスブック句会」を開催していただきましたことに深く感謝いたしております。年の初めにふさわしく、力のこもった作品が多数寄せられたことを心より喜び、お礼申し上げます。
今年9月には花冠創刊30周年を迎えることになっており、「創刊30周年記念俳句大会」等の記念事業が予定されています。またそこに向けて、私たちそれぞれが俳句の力を高めてゆけるよう、両先生からも一層きめ細かなご指導いただくようになっております。「俳句添削教室」もその一環と考えておりますが、毎日休みなく力のこもったご指導を頂けることに深く感謝しております。私たち同人一同も「明るくて深い俳句」を目指し、俳句の心と技術を更に高めるよう、いっそうの努力をしていかなければならないと思っております。どうもありがとうございました。

●藤田 洋子(花冠事務局長)
新年明けましておめでとうございます。今年初めてのフェイスブック句会、ご参加の皆様、お世話になりありがとうございました。お正月は全国的にお天気に恵まれた模様で、松山も寒さはあるものの晴間の多い三ヶ日となりました。句会では、晴天のもと美しい富士山の眺望を始め、各地の皆さんの淑気あふれる初景色に心あらたまり、また日本のよきお正月の情景にふれて、心あたたまる思いがいたしました。「花冠創刊三十周年」の年頭にあたり、明るい希望を感じる句会となりました。開催にあたりましては、信之先生、正子先生に心よりお礼申し上げます。お世話いただいたスタッフの皆様、ありがとうございました。今年も皆さんとともに楽しく学ばせていただきたく思います。どうぞよろしくお願いします。

●安藤智久(フェイスブック句会スタッフ)
 みなさま新年明けましておめでとうございます。
 みなさまそれぞれが無事に新年を迎えられ、お正月の清々しい俳句がたくさん寄せられたことを心よりお祝い申し上げます。
 私は年末年始とわさびの出荷に追われ、ひたすらに山葵に触れていた日々でしたが、元日だけはお休みを頂き、美しい富士山を眺めながら三嶋大社に初詣に行ってきました。久しぶりにゆったりとした気持ちで俳句を作り、この句会に参加できたことを嬉しく思います。
小西さんがおっしゃられていたとおり、今年は花冠創刊30周年の節目の年です。信之先生、正子先生からあたたかいご指導が頂ける今の環境に感謝し、明るい気持ちで俳句を続けていきたいと思います。
本年も、どうぞよろしくお願いします。

1月3日(木)

★誕生日正月三日の眉月に  正子
誕生日と言っても、正月三日なので、正月の用事に取り紛れて、特に感慨は湧かないが、私自身は、何かにつけて、月に恃む気持ちがあるので、美しい眉月にほっとして、今日は誕生日だと思ったのである。(自句自解)

○今日の俳句
★破魔矢の鈴鳴らして自転車帰りくる/祝 恵子
近くに初詣に出かけたのであろう。破魔矢を買って、鈴をちりちり鳴らし、楽しそうに帰ってくる。破魔矢の鈴の鳴る音に、正月を過ごす庶民の気持ちがよく出ている。(高橋正子)

○第20回(新年)フェイスブック句会入賞発表!
【金賞】
★注連飾りわが手造りへ日の当たる/佃 康水
慎ましく、礼をもって手造りの注連飾りで正月を迎える丁寧な暮らしがよい。当たる日にも温かさある。(高橋正子)
▼その他の入賞作品:
http://blog.goo.ne.jp/kakan02d

○ネット短信No.173/2013年1月3日発信
◆後記/正子◆
あけましておめでとうございます。元旦から3日にかけて横浜は穏やかな晴天に恵まれました。皆さまのところは、いかがでしたでしょうか。FB新年句会のご投句を拝読しましても、大方のとことがよいお天気のようでしたので、幸先の良さを思う正月となりました。新年句会の入賞発表をいたしましたので、ご確認ください。入賞の皆さまおめでとうございました。花冠2月号も昨年の暮には発行所に届き、松の内には皆さまのお手元に届くように発送することができました。お楽しみください。巳の年も全て順調にすべりだしました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
▼その他の記事(ネット短信保存版):
http://blog.goo.ne.jp/kakan107

○南天

[南天/横浜日吉本町]

★南天の実をこぼしたる目白かな/正岡子規
★口切や南天の実の赤き頃/夏目漱石
★あるかなし南天の紅竹垣に/瀧井孝作 
★実南天奈良から一人少女来る/青木啓泰

 ナンテン(南天、学名:Nandina domestica)は、メギ科ナンテン属の常緑低木。和名の由来は、漢名の「南天燭」の略。高さは2m位、高いもので4~5mほど。幹の先端にだけ葉が集まって付く独特の姿をしている。葉は互生し、三回羽状複葉で、小葉は広披針形で先端が少し突きだし、革質で深い緑色、ややつやがある。先端の葉の間から、花序を上に伸ばし、初夏に白い花が咲き、晩秋から初冬にかけて赤色(まれに白色)の小球形の果実をつける。中国原産。日本では西日本、四国、九州に自生しているが、古くに渡来した栽培種が野生化したものだとされている。山口県萩市川上の「川上のユズおよびナンテン自生地」は、国の天然記念物(1941年指定)。
 庭木として植えられることが多い。音が「難を転ずる」に通ずることから、縁起の良い木とされ、鬼門または裏鬼門に植えると良いなどという俗信がある。福寿草とセットで、「災い転じて福となす」ともいわれる。稀に太く育ったものは、幹を床柱として使うことがあり、鹿苑寺(金閣寺)の茶室、柴又帝釈天の大客殿などで見られる。以前に発行されていた日本の6円郵便切手の意匠としても親しまれていた。花言葉は「私の愛は増すばかり」、「良い家庭」。活け花などでは、ナンテンの実は長持ちし最後まで枝に残っている。このことから一部地方では、酒席に最後まで残って飲み続け、なかなか席を立とうとしない人々のことを「ナンテン組」という。

◇生活する花たち「蝋梅①・蝋梅②・さんしゅゆの実」(横浜・四季の森公園)