10月12日(金)

★りんどうに日矢が斜めに差し来たり  正子
お日さまがりんどうに当たりだし、濃青色の花を周囲に見せてくれだしました。(祝恵子)

○今日の俳句
秋夕焼け飛行機雲も包まれて/祝恵子
夕焼けの中に延びる飛行機雲。その飛行機雲までも夕焼けにすっぽり包まれて茜色に染まっている。秋夕焼けに染まる空を見れば、温かい思いになる。(高橋正子)

●角川年鑑の広告ゲラが送られてきた。訂正が一か所。「年鑑」を「年間」に訂正し、ファックス。
角川賀詞交換会(31年1月21日)に欠席の返事。
毎日なしかしら、締め切りがある。これってなんで?
お礼のつもりで「俳句はがき」を書く。全然進歩しない。

○柚子(ゆず)

[本柚子/横浜・四季の森公園]            [鬼柚子/横浜日吉本町]

★子籠の柚の葉にのりし匂ひ哉 其角
★柚の色に心もとりぬ魚の店 多代女
★精進日や厨きよらに柚の匂ひ 梧堂
★荒壁や柚子に梯子す武者屋敷/正岡子規
★鬼柚子をもらひそこねし手ぶらかな/川崎展宏
★柚子打の出てゐる愛宕日和かな/長谷川櫂
★柚子ジャムの煮ゆる日風の窓打つ日/川上久美
★青柚子の香りの中の夕餉かな/加藤みき
★柚子黄なり峡に朝日の射しわたり/阿部ひろし
★俎板に切り置く柚子の黄のかけら/高橋正子

 ユズ(柚子、学名:Citrus junos)は、ミカン科の常緑小高木。柑橘類の1つ。ホンユズとも呼ばれ、果実は比較的大きく、果皮の表面はでこぼこしている。果実が小形で早熟性のハナユズ(ハナユ、一才ユズ、Citrus hanayu)とは別種である。日本では両方をユズと言い、混同している場合が多い。タネの多いものが多い。また獅子柚子(鬼柚子)は果実の形状からユズの仲間として扱われることがあるが分類上はザボンや文旦の仲間であり別品種である。
 消費・生産ともに日本が最大である。柑橘類の中では耐寒性が強く、極東でも自生出来る数少ない種である。酸味は強く香りもある。日本では東北以南で広く栽培されている常緑小高木である。花言葉は”健康美”と言われる。また、柑橘類に多いそうか病、かいよう病への耐久があるためほとんど消毒の必要がなく、他の柑橘類より手が掛からない事、無農薬栽培が比較的簡単にできる事も特徴のひとつである。なお、収穫時にその実をすべて収穫しないカキノキの「木守柿」の風習と同様に、ユズにも「木守柚」という風習がある地方もある。成長が遅いことでも知られ、「ユズの大馬鹿18年」などと呼ばれることがある。このため、栽培に当たっては種から育てる実生栽培では結実まで10数年掛かってしまうため、結実までの期間を短縮する為、カラタチに接木することにより数年で収穫可能にすることが多い。
 本ユズは、中華人民共和国中央および西域、揚子江上流の原産であると言われる。日本への伝播については直接ないし朝鮮半島を経由してきたと言われるが、どちらであるかは定かではない。日本の歴史書に飛鳥時代・奈良時代に栽培していたという記載があるのみである。花ユズは日本原産とも言われるが、詳しいことは判らない。柚子の語源は中国語の「柚(you)」である。しかしながら、現代中国語ではこの言葉は「文旦」を指してしまう。現在は「香橙(xi?ngcheng)」が柚子を指す言葉であり、なぜその語彙が変化したのかは不明である。日本で「柚」が「柚子」になったのは、古来の食酢としての利用によるところが大きいといわれる。「柚酢」が「柚子」になったと言われているが、確かなことは不明である。韓国語でも漢字表記をする場合は「柚子(yuja)」と書くが、その語源については正確な記録が一切無いため全くの不明である。
 日本国内産地としては、京都市右京区の水尾、高知県馬路村や北川村など高知県東部地方の山間部が有名である他、山梨県富士川町や栃木県茂木町、最も古い産地の埼玉県毛呂山町等、全国各地に産地がある。海外では、韓国最南部の済州島や全羅南道高興郡など、中華人民共和国の一部地域で栽培されている。

◇生活する花たち「いぬたで・金木犀・やぶまめの花」(四季の森公園)

自由な投句箱/10月11日~20日


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今日の秀句/10月11日~20日


10月20日(2句)

★柿照るや道を挟みて直売所/廣田洋一
柿の実がよく熟れている。見れば道を挟んで、柿の直売所があって、そこで山盛りの柿が売られて、うまそうである。ほっこりと心が温まる風景だ。(高橋正子)

★銀杏をお布施に添えて渡しけり/多田有花
銀杏はお寺のものかと思うが、お布施に添えて渡すというのもお寺との関係が近く親しくてその心遣いこそがお布施ではないかと思う。幼い頃生家のすぐ上手のお寺で祖母と銀杏を拾ったことを思い出した。(高橋正子)

10月19日(2句)

★山霧の利根の川音(かわと)を取り込みぬ/小口泰與
山霧が深く閉ざす利根川の流域。霧の底を流れる利根川の川音は、霧が取り込んでしまわれる。だが、川音は消えることはない。深々とした景色だ。(高橋正子)

★木曽駒ケ岳へ続く斜面の蕎麦の花/古田敬二
木曽駒ヶ岳へと続く蕎麦の花。敬二さんには、蕎麦の花も木曽駒ヶ岳も心に沁みついたけしきなのであろうと、この景色を思い浮かべている。(高橋正子)

10月18日(2句)

★敗荷や午後には雲が増えるころ/多田有花
蓮池の蓮も葉が枯れ、蓮の実をつけた枯れ色の茎も折れ曲がり、さびさびとした景色を見せている。その上の午後からは雲が増え、どんよりとした曇り空となり、いっそう侘しさを増してくる。(高橋正子)

★噴煙の先に数多の刈田かな/小口泰與
泰與さんは浅間山の噴煙を朝な夕な見ておられる。刈田となったいくつもの田に噴煙の先が流れる。晩秋の
のわびしさが浅間嶺の麓に広がっている。(高橋正子)

10月17日(2句)

★秋深きテニスコートに人あふれ/多田有花
秋が深まり、秋日和のうららかさにテニスコートには人があふれるほど。テニスを楽しむ人たちの健康な笑顔や姿態がまぶしい。(高橋正子)

★夕風や休耕田の泡立草/桑本栄太郎
泡立草は都会の空き地でも休耕田でも見られ、風に吹かれる泡立草にもよく出会う。そんな時は、泡立草も風に吹かれるのであるが、自分も同じ風に吹かれて、秋風のわびしさを知る。夕風ならば、さらにわびしさも募る。(高橋正子)

10月16日(1句)

★伐り出され山膚白き秋の嶺/桑本栄太郎
木が切り出され、無残にも山膚が見えるが、その山膚は白い。さびさびとした秋の嶺となった。(高橋正子)

10月15日(2句)

★青天にそよぐことなし薄紅葉/川名ますみ
うっすらと紅葉がはじまるとき、空は真っ青に晴れている。気づけば、薄紅葉はそよいでは、いない。青天と対照的な色に染まろうとしている。(高橋正子)

★稲架かけて浅間の風を賜りぬ/小口泰與
稲架に稲を掛け、穂先を下に垂らしておくと、稲の養分が穂先に下りてゆくと聞く。浅間山からの風を受けて、十分に乾き脱穀される日を待つ。よい風を「賜りぬ」だ。(高橋正子)

10月14日(1句)

★九十九折視界にふいにななかまど/小口泰與
九十九折の山道を上って行くと、曲がったとたん、ななかまどの赤い実が目に入った。可愛らしい赤い実に九十九折の道を行く楽しみが増える。(高橋正子)

10月13日(1句)

★大根蒔く吹奏楽を聞きながら/廣田洋一
大根の種を蒔いていると、吹奏楽が聞こえてくる。近隣の学校からであろう。運動会や文化祭へ向けて練習が繰り返される。その音を相伴しながらの種蒔き。少し心が浮き立つ。(高橋正子)

10月12日(1句)

★澄む空に描かれてゆく飛行雲/多田有花
飛行機雲はいろんな季節に描かれるが、「澄む空」に描かれる飛行機雲がことに新鮮に思えた。空が澄むのは、大陸上空からの乾燥した大気が流れ込むため。(高橋正子)

10月11日(1句)

★秋麗影一つなき花時計/廣田洋一
秋の花が植えこまれた花時計。日は真上に高いのであろ、影は一つさえない。うららかな秋日和が見事に詠まれている。(高橋正子)

10月11日~20日


10月20日(4名)

廣田洋一
柿の木や道を挟みて直売所(原句)
「柿の木」は、季語にはなりませんので、添削しました。「柿の木」に「柿」の言葉が入っていても、「柿の木」を詠んでいるので、これは季語となりません。

柿照るや道を挟みて直売所★★★★(正子添削)
柿の実がよく熟れている。見れば道を挟んで、柿の直売所があって、そこで山盛りの柿が売られて、うまそうである。ほっこりと心が温まる風景だ。(高橋正子)

今年米また新しき特選米★★★
新米を早速握り遊園地★★★

小口泰與
磧湯の瀬音かすかや星月夜★★★
烈風を支(か)う大木の鵯の声★★★
竜胆やまた靄かへす峠道★★★★

桑本栄太郎
たぷたぷと小波岸辺に秋の風★★★★
軒下の莢に入日や蘇芳の実★★★
葉を落とし赤き日差しや水木の実★★★

多田有花
法要を済ませし寺の薄紅葉★★★
銀杏をお布施に添えて渡しけり★★★★
銀杏はお寺のものかと思うが、お布施に添えて渡すというのもお寺との関係が近く親しくてその心遣いこそがお布施ではないかと思う。幼い頃生家のすぐ上手のお寺で祖母と銀杏を拾ったことを思い出した。(高橋正子)

城ありてうしろは秋の播磨灘★★★

10月19日(5名)

小口泰與
枡酒の木肌に塩や新秋刀魚★★★
萩こぼる鴉鋭声の鄙の寺★★★
山霧の利根の川音(かわと)を取り込みぬ★★★★
山霧が深く閉ざす利根川の流域。霧の底を流れる利根川の川音は、霧が取り込んでしまわれる。だが、川音は消えることはない。深々とした景色だ。(高橋正子)

廣田洋一
近づきて確かめにけり返り花★★★
子規先生幾つ召さるや種無し柿★★★★
柿熟るる下には広き駐車場★★★

多田有花
日ごとゆく山の辺の草末枯るる★★★
草むらへ斜めの日差し残る虫★★★
歌碑ふたつ並ぶ頂すすき立つ★★★★

古田敬二
木曽駒ケ岳頂上のぞかせ秋の靄★★★
木曽駒ケ岳へ続く斜面の蕎麦の花★★★★
木曽駒ヶ岳へと続く蕎麦の花。敬二さんには、蕎麦の花も木曽駒ヶ岳も心に沁みついたけしきなのであろうと、この景色を思い浮かべている。(高橋正子)

花芒時速80㎞の風に揺れ★★★

桑本栄太郎
もやもやと君想いをり藤袴★★★
信号の赤に尾灯や秋入日★★★
玄関の脇に色づく老爺柿★★★

10月18日(4名)

多田有花
雲間より一条の日差し初時雨★★★
敗荷や午後には雲が増えるころ★★★★
蓮池の蓮も葉が枯れ、蓮の実をつけた枯れ色の茎も折れ曲がり、さびさびとした景色を見せている。その上の午後からは雲が増え、どんよりとした曇り空となり、いっそう侘しさを増してくる。(高橋正子)

ひそやかに昼も鳴きおり残る虫★★★

小口泰與
噴煙の先に数多の刈田かな★★★★
泰與さんは浅間山の噴煙を朝な夕な見ておられる。刈田となったいくつもの田に噴煙の先が流れる。晩秋の
のわびしさが浅間嶺の麓に広がっている。(高橋正子)

釣糸の縺れの解けて秋の霜★★★
ふわり下る明けの鴉の落穂かな★★★

廣田洋一
行く秋や狭庭の草のきつね色★★★
行く秋の旅の約束取り交わす★★★★
行く秋の体重計に乗つてみる★★★

桑本栄太郎
季(とき)はまだ花つなぎをり酔芙蓉★★★★
信号の赤に映へをり秋入日★★★
椋鳥の大群去りぬ静寂かな★★★

10月17日(4名)

小口泰與
秋雷に耳をたてたる小犬かな★★★
朝晩に山と語らう小鳥かな★★★
見晴るかす野辺山駅の秋桜★★★★

廣田洋一
壊されし要塞守る君が代蘭★★★
散り初めし山茶花惜しむ秋の蜂★★★★
毬一つ返り咲きたる紫陽花かな★★★

多田有花
秋深きテニスコートに人あふれ★★★★
秋が深まり、秋日和のうららかさにテニスコートには人があふれるほど。テニスを楽しむ人たちの健康な笑顔や姿態がまぶしい。(高橋正子)

秋の夜の驟雨に遭いしテニスコート★★★
粧いの始まる山を見る朝★★★

桑本栄太郎
秋あはれ目覚めて遠き友の夢★★★
夕風や休耕田の泡立草★★★★
泡立草は都会の空き地でも休耕田でも見られ、風に吹かれる泡立草にもよく出会う。そんな時は、泡立草も風に吹かれるのであるが、自分も同じ風に吹かれて、秋風のわびしさを知る。夕風ならば、さらにわびしさも募る。(高橋正子)

谷間を鳶の高舞う秋入日★★★

10月16日(3名)

小口泰與
庭師来て色変えぬ松鳥の声★★★
かた時の小雨や渓の紅葉狩★★★
日は山へかたぶきにけり桐一葉★★★

桑本栄太郎
ハイウェイの土手に沿いをり泡立草★★★
伐り出され山膚白き秋の嶺★★★★
木が切り出され、無残にも山膚が見えるが、その山膚は白い。さびさびとした秋の嶺となった。(高橋正子)

夕風や休耕田の泡立草★★★

廣田洋一
剥きだしの木の根の走る秋の山★★★
Z旗や紅葉且つ散る三笠公園★★★
釣舟の秋鯵狙ふ親子かな★★★

10月15日(4名)

川名ますみ
項より秋冷そつとまとうたり★★★

青天にそよぐことなし薄紅葉★★★★
うっすらと紅葉がはじまるとき、空は真っ青に晴れている。気づけば、薄紅葉はそよいでは、いない。青天と対照的な色に染まろうとしている。(高橋正子)
つみれ汁秋思の夕に届きたる★★★

小口泰與
秋澄むや神の創作秋津島★★★
稲架かけて浅間の風を賜りぬ★★★★
稲架に稲を掛け、穂先を下に垂らしておくと、稲の養分が穂先に下りてゆくと聞く。浅間山からの風を受けて、十分に乾き脱穀される日を待つ。よい風を「賜りぬ」だ。(高橋正子)

木の実落ち幽かに静寂やぶりける★★★

廣田洋一
土手道を黄色く染めし女郎花★★★
すくと立ち一輪咲きぬ秋明菊★★★
畦道に白際立てる秋明菊★★★★

桑本栄太郎
<中国道~米子道を法事帰省>
ハイウェイの遥か眼下やコスモスに★★★
ゆく雲の影走り居り刈田晴★★★★
山柿の熟れ来る頃や米子道★★★

10月14日(3名)

多田有花
静けさがそこに来ている残る虫★★★★
新しきテーブルに触れひいやりと★★★

金色にすすき光りし頂に(原句)
金色にすすき光りぬ頂に(正子添削)
金色にすすき光れり頂に(正子添削)

小口泰與
九十九折視界に入るるななかまど(原句)
九十九折視界にふいにななかまど★★★★(正子添削)
九十九折の山道を上って行くと、曲がったとたん、ななかまどの赤い実が目に入った。可愛らしい赤い実に九十九折の道を行く楽しみが増える。(高橋正子)

そば立てる朝の稲田の鳥の声★★★
草の実にさやぐ夕べの群雀★★★

廣田洋一
枝毎に群れたる柿の家族かな★★★
日の光吸ひ込み伸びし黄花コスモス★★★★
身にしむや元上司たる人逝きぬ★★★

10月13日(3名)

小口泰與
更地にもうる覚えあり秋の寂★★★
湖に白波立つは夜寒かな★★★
夕映えの浅間の雲や虫時雨★★★★

廣田洋一
一粒の巨峰噛みしめ日暮かな★★★
赤い羽根お願いしますと回覧板★★★
大根蒔く吹奏楽を聞きながら★★★★
大根の種を蒔いていると、吹奏楽が聞こえてくる。近隣の学校からであろう。運動会や文化祭へ向けて練習が繰り返される。その音を相伴しながらの種蒔き。少し心が浮き立つ。(高橋正子)

多田有花
晩秋の沖ゆく船のすれ違う★★★★
秋の昼ぱたんとテーブル折りたたむ★★★
秋の夜の模様替えせし部屋に座す★★★

10月12日(3名)

廣田洋一
畦道の横から聞こゆ虫の声★★★
公園の紅葉且つ散る潦★★★
ボール蹴りもう帰ろうと秋の暮★★★

多田有花
秋雨や見下ろす街の傘の花★★★
晩秋やはや指先の冷たさに★★★
澄む空に描かれてゆく飛行雲★★★★
飛行機雲はいろんな季節に描かれるが、「澄む空」に描かれる飛行機雲がことに新鮮に思えた。空が澄むのは、大陸上空からの乾燥した大気が流れ込むため。(高橋正子)

小口泰與
喧騒と言うほかは無し稲雀★★★
夕映えに浅間驕るは紅葉かな★★★
松茸を一本がぶり食しけり★★★

10月11日(4名)

多田有花
頂から見下ろす秋の姫路城★★★
秋の雲連なる海の彼方まで★★★
真青なる空に響きし鵙高音★★★★

小口泰與
浅間嶺の靄にかげろう信濃柿★★★
かげろえる雨後の稲田や鳥の声★★★
どっさりと老いの薬や秋高し★★★

廣田洋一
秋麗影一つなき花時計★★★★
秋の花が植えこまれた花時計。日は真上に高いのであろ、影は一つさえない。うららかな秋日和が見事に詠まれている。(高橋正子)

秋麗爺婆多き遊園地★★★
喜寿祝うクラス会とや秋うらら★★★

桑本栄太郎
小走りの買物道や秋しぐれ★★★
雨ながら紅葉明りや庭の木々★★★
色づきし葉蔭にありぬ銀杏の実★★★