■10月月例ネット句会清記■

■10月月例ネット句会清記■
2021年10月10日
13名(39句)
01.一天の雲の無き日や秋高し
02.白壁の民家背に入れ秋桜
03.山里の早やも灯の点く秋入日
04.老犬の歩みに合わす秋の暮
05.紅葉や日向日影の山分かつ
06.紅葉や奥利根の空臈たけて
07.朝歩き穂架(ほざ)に輝く稲の粒
08.芙容咲く朝日とすずめ降りてくる
09.新米を抱き上げ持ちく荷台より
10.天高しショパンコンクール始まる
11.ワルシャワに灯火親しむノクターン
12.爽やかにコンテスタントわらいけり
13.氏神の社に朝日豊の秋
14.軽快に自転車通学秋の朝
15.廃屋に始まる蔦の紅葉かな
16.やや寒し上着と共に朝散歩
17.ひと休み蜻蛉に和む道の駅
18.お地蔵に紅葉がひらり朝の風
19.川漁の魚籠をこぼれる水の秋
20.草の実の簡素な色が野にあふれ

21.風さやか薔薇の花びらゆれるとき
22.弟の竜胆に添え手向く野菊
23.湧水をバケツに汲んで芒採る
24.虫音分け畦ゆく刻を夕焼ける
25.平らかに畝を盛り上げ大根蒔く
26.毛見のごと低く飛びたる揚羽蝶
27.参道の風白く見せ萩の花
28.流れ吹く風に流され花芒
29.駅前に白がゆかしき貴船菊
30.秋夕べ芋の葉半分ずつ陰り

31.稜線の上に広がる空高き
32.秋の海フェリーの揺れが心地よき
33.駅前を彩る秋の花たちよ
34.秋の夜本の荷づくり幾冊も
35.秋晴の洗濯物に陽の香り
36.新米をずしりと抱え急ぐ帰路
37.金水引きらきら森の時しずか
38.かまずみの実の赤鳥の眼に吾に
39.大盛りの零余子ご飯の団欒に

※互選を始めてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。
選句は<コメント欄>にお書きください。

10月10日(日)

霧雨のち晴れ
●10月月例ネット句会開催。
ますみさんの投句があって、驚く。ショパンコンクールに元気をもらったみたい。
正子投句
30.秋夕べ芋の葉半分ずつ陰り
日の入りも早くなり、里芋畑も暮れつつある中、雲の動きで、日が差したりかげったりしている。遥かな空にはうっすらと夕焼けがひろがっている秋の山里の美しい夕景が目に浮かびます。(柳原美知子)

28.流れ吹く風に流され花芒
29.駅前に白がゆかしき貴船菊

●茨城の栗をコープで買った。2L3袋。一つは元のところへ宅急便で。二つは渋皮煮を作って、句美子のところと分ける。渋皮煮を作るのは何年振りか。
●友人から砂糖の入ったグリーンティをもらったのを忘れていた。早く使い切らないと。思いついて抹茶アイスクリームを作った。